ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

グッドイブニングDハウスの屋根を打つ雨。

2018-10-11 22:23:45 | Weblog


午後6時頃、外は大雨。
一人のチャリダーの青年がライダーハウスにたどり着いた。

ちなみに、僕は4時には帰宅した。

チャリダーは雨の中、根室から90キロ、激走してきたらしい。

日本一周中。

「どのくらい旅をしているの?」と僕が聞く。

「二年半です」と24歳の青年は答える。

・・・二年半。

ライダーハウスのオーナーが青年に行った。

「大根のアルバイトがあるけど、やるか?」

青年は答えた。

「はい、やります」

明日は6時に起きて大根のアルバイトへ出かけるらしい。

ははは。

なんだこの世界は?


グッドイブニングDハウスの屋根を打つ雨。

僕は青年に聞く。

「過酷な旅をしていて、他の連中がバカに見えることってないの?」

青年は答える。

「そういうの、わかります」


グッドイブニングDハウスの屋根を打つ雨。

僕の存在はきっと、青年の記憶には残らない。

それはいい。僕の旅は薄過ぎる。

でも、青年の存在は僕の旅の記憶に残る。

それでいい。僕は、そんな自分の旅を愛す。




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