My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

SONG & DANCE 60 感謝の花束 8月18日

2013年08月18日 19時25分50秒 | 観劇

今、東京へ向かう新幹線の車内です。
結局、昨日再び起こったキャス変は、元に戻る事なく千秋楽を終えました。
どれほど準備期間があったのかは判りませんが、予期せぬ事態と対応状況的には、100%の対応は出来ていなかったと感じました。
全国公演のスタートですから、これから色々対応も取られて行くのでしょうね。
まずは、出演された俳優さん達には、お疲れさまでしたと伝えたいです。
月火の休演をはさんで、直に福岡公演が始まります。
本来のメンバーが元気な顔を揃えてくれる事を、祈っています。

【ヴォーカルパート】
飯田洋輔
李 涛
飯田達郎

光川 愛
福井麻起子
松元恵美

 

【ダンスパート】
松島勇気
朱 涛
大森瑞樹
斎藤洋一郎
水原 俊
松出直也
林 晃平

小林由希子
須田綾乃
井上佳奈
高田直美
坂本すみれ
相馬杏奈
西田ゆりあ
加藤久美子
原田麦子


SONG & DANCE 60 感謝の花束 8月17日

2013年08月18日 09時11分35秒 | 観劇

昨日の公演は、急なキャス変によるパートの変更があり、当初のものから変則的に進められた事もあってか、皆さん疲労もピークなのかも知れませんね。
随所で、気になる事が観られました。
詳細は、帰宅後にでもまとめてみるつもりです。

今日の千秋楽、まとまった舞台が観られる事を祈ります。


SONG & DANCE 60 感謝の花束 8月16日

2013年08月16日 23時59分00秒 | 観劇

10日のキャス変に懲りて、必要以上にキャストチェクをしながら劇場入りしました。
真っ先にキャスボを確認したのは、言うまでもありません。
P1000177s
クロークで智恵さん宛のメッセージを託した時に、「はい」と直に受け取ってもらえた時
今日は智恵さんに会えると実感しました。

今週は、小林由希子さんが坂田さん枠に入っています。
少し童顔なので、直に判ります。
西田ゆりあさんも残り、西尾さんが抜けて1名減のダンサー枠を補っています。

第一幕
愛した日々に悔いはない
歌いながら、センターから穏やかな表情の智恵さん登場です。
光川さん、松元さんがハーモニーで加わり、透明感のある歌声が響き渡ります。
この時点で、ようやく本当に智恵さんが戻ってきたと、安心しました。

挨拶
ご挨拶は55stepsやSpiritと同様に、智恵さんのご挨拶からスタート。次いで、飯田兄君。
下手側に智恵さん、上手側に飯田兄くん。
2人とも、ちょっと硬い感じがなきにしもあらずな感じです。

キャッツ~メドレー
スキンブルシャンクス
飯田兄デュト様の「スキンブルシャンクス~♪」から、李さんのスキンブルナンバー。

ミストフェリーズ

李さんタガーの歌から松島さんのミスとフェリーズのダンスへ。

メモリー

イントレ上に智恵さんのググリザベラ登場です。
立ち姿が美しいです。
とても心にしみる歌声です。
前半は、ソフトな感じに歌い上げ、地声で歌う低音部も魅了的です。
後半、階段を降りてきますが、ちょっと不安定なので足下を観てしまうのが少し残念です。
本編以上に歌声が心に響いてきて、思わず涙が出てしまいました。
2009年の時にはラストの『明日が~↑」でしたが、今回は本来のグリザ同様に歌っていました。

狂信者シモン
飯田兄君の美声から、李さんへと繋いで行きます。

ヘロデ王の歌
達郎君のヘロデよりも、右隣の智恵さんが可愛らしいです。
松元さんとも、衣装が微妙に違うようです。
先週の田代さんとは比較にならないほどmヘロデガールズの智恵さんの歌声がしっかりと聴こえてきます。
上手の席だったことも影響しているかも知れませんが、下手側にいる松元さんの声智恵さんの声に埋もれてしまって、ほとんど聞こえなかったのが残念です。

私はイエスがわからない
今週も光川さんですが、2004年にキャスティングされたのを観ていないので、一度で良いから智恵さんで聴いてみたいです。

ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト
飯田兄君のファントムが、素晴らしいです。
高井さんのような色気のある声ではないものの、迫力のある歌声には自信を持ったファントムを感じさせます。
本編でもキャスティングされていますが、早く観てみたいです。
以前、壁抜け男のイベントの時に、樋口さんが話していましたが、練習中に高井さんファントムのマネで周囲をなごませていたそうですが、ソンダンのオフステージトークなんてあったら話題にされそうです。
今回のクリスは、坂本さんだったような気がします。

マスカレード
仮面で判りませんが、智恵さんは不在のようです。

ガイ・ライク・ユー
ラスト、下手袖近くに天使の誰かが羽を1本落としていたのですが、達郎君がひょいと拾い上げて、扇子の様に扇ぎながらハケて行きました。

キス・ザ・ガール
センターに白いジャケットの李さん。
両サイドに黒いジャケットの大森さん、洋一郎君、水原さん、朱さん。
やはり、カッコいいです。

愛せぬならば
野獣のコスチュームはないものの、ビーストそのままの飯田兄くん。
ファントムに負けぬ迫力で、表情も歌声も見事です。
鳥肌が立ってきます。

パート・オブ・ユア・ワールド
松元さん、やっぱり可愛いです。
「ねえ、これ欲しい? 20個あるの!」
「歩いてみたい。えっと、そう足で!」
表情と台詞が志音ちゃんとはちょっと違うけれど、女の子らしい可愛さが溢れています。
リトルマーメイドを観ていない方には、イメージが膨らむでしょうね。

お洒落は私の切り札
さすがの智恵さんです。
光川さんよりもこのシーンでは、素敵なアムネリスです。
早変わりも、完璧。
マゼンタからゴールドのドレスに変わる時、杏奈ちゃんがカーテンを降ろすタイミングが本の少し遅れ気味だったのはご愛嬌で。
私の後方の席のおばさま達からは、早変わりの度に驚きの声が上がっていました。
先日加藤敬二さんがクジャクの羽ばたきをされたそうですが、今日は10日と同様に原田麦子さんが担当していました。

サークル・オブ・ライフ
光川ラフィキの歌でスタートです。
小林さんはハンドマイクではなく、インカムのまま上手側で歌っています。

第二幕
ようこそ劇場へ

飯田兄君がセンターで李さん、達郎君と本来の形でリレーします。

ワン(フィナーレ)
基本的には前回と一緒ですが、坂田さんのポジションは小林さんが入っています。
ようこそ劇場へでレッスン用のバーの奥に置かれたアクリルミラーが移動しながら、俳優たちが表れてくるのは良い感じです。

サウンド・オブ・ミュージック
本編とは異なり、街灯が立ちヨーロッパの街中のような雰囲気の中、バッグを手に現れた笑顔の智恵さんマリア。
石畳の道を歩き、視界が開け山々が望める場所で、自然への思いを込めて歌っている、そんな姿が目に浮かんできました。
見習い修道女のマリアも素敵ですが、それとは違う笑みを浮かべた智恵さんのマリアがとっても素敵です。
本編が雄大な自然の中で育ってきた見習い修道女のマリアなら、ソンダンバージョンは素直に育った、ちょっと大人な良家のお嬢様的なマリアかな。
マリアを観ていると、自然に笑顔になってきます。

煉獄のおいらたちーヤクザー
飯田兄くんがヤクザを演じますが、芝さん同様に私には不似合いに思えてなりません。
シチュエーション的にも小節の効いた演歌調の歌い方でないと、台詞への流れが妙に感じてなりません。
飯田兄くんや芝さんが云々ではなく、ここはぜひとも達郎君に歌って欲しいです。
ちなみに、どう見ても弱いものいじめなんて、飯田兄君には出来そうもないですよね。

アンパンマンのマーチ
膝を抱え泣きべその達郎君が、何とも言えません。
飯田兄君と李さんの歌に、キャンドルを手にした智恵さん松元さん、光川さんの澄んだ歌声が美しいです。
アカペラでしっとりした歌声は、とても心に響いてきます。

友達はいいもんだ
李さん、智恵さん、そして全員のコーラスが美しいです。

明日は近づく
男性3人が下手側に残り、飯田兄君~達郎君~李さんと続く、男声のハーモニーがとても美しいです。
ボレロでは、原田さんが男性の衣装でダンスをしています。

すべての山へ登れ
この曲というと、秋山さんの懐の深い修道院長様がマリアの自立を願い歌う姿が浮かんできますが、智恵さんが歌うこの曲は聴いている私たちに語りかけているように感じられます。
この曲もまた、智恵さんならではだと思います。
普段この曲を聞く側の智恵さんは、どんな思いで歌っているんでしょうね。
以前、東京初演のサウンドでザルツブルク・フェスタというイベントがあり、そこでアベ・ベルム・コルプスでミュージカルではなく声楽系の智恵さんの歌声を聴きましたが、ふとそのことを思い出しました。

心を開いて
飯田兄君
今回は、客席降りをした杏奈ちゃんに握手をしてもらいました。

アンダー・ザ・シー
やはり拍手が起こり、客席とステージ上が一体化して、とても楽しいです。
ただ、李さんでもラストは大変そうです。
それを思うと、毎回頑張っている飯野さんは、やはり凄い方だと思います。
ちなみに、このシーンには智恵さんはいません。

あきらめないで
シーンチェンジ的な意味合いのナンバーですが、松元さんの歌声が優しく響きます。

スーパースター
達郎君の熱唱が、これまた良いです。
オープニングから智恵さんの歌声が響いてくるのが、私には嬉しいです。
上手でコーラスに入っている飯田兄くんの表情が、妙に嬉しそうに感じられます。

愛をありがとう
智恵さんのピコ、夢醒めではないけれど「ああ、これがラストナンバーなんだ」と、ちょっと寂しくも感じます。
智恵さんが歌うと、いっそう55stepsの「魔法使いと私」を思い出してなりません。
全員が階段に座り、「Thank You  60」のと書かれた幕が冠るのは、変わらずです。

お見送りは、前回と大きく変わりました。
10日はエスカレータの右側の窓よりに大半俳優が並び、大渋滞状態になっていました。
今回は、エスカレーターを挟んで壁側に1列、窓側はエスカレーター側と窓側に各1列の計3列となっています。
流量が多くなったため、かなりスムーズです。
反面一気にエスカレーターに誘導されるため、逆流はムリです。

智恵さんの存在感の高さを、改めて感じさせられました。

【ヴォーカルパート】
飯田洋輔
李 涛
飯田達郎

光川 愛
井上智恵
松元恵美

 

【ダンスパート】
松島勇気
朱 涛
大森瑞樹
斎藤洋一郎
水原 俊
松出直也
林 晃平

小林由希子
須田綾乃
井上佳奈
高田直美
坂本すみれ
相馬杏奈
西田ゆりあ
加藤久美子
原田麦子


SONG & DANCE 60 感謝の花束 8月10日

2013年08月10日 23時59分00秒 | 観劇

過去に500公演以上四季の舞台を観てきましたが、こんなに驚かされたのは初めてでした。
京都劇場へ着き、取りあえずクロークで智恵さん宛のメッセージを預けようとしたときでした。
私「井上智恵さんへ、お渡し願いたいのですが・・・。」
女性1「あの・・・。」
私「井上智恵さんです。」
女性1「あっ、井上さ・・・。」
女性2「出演していない方へのお預かりは出来ません。」
私「はっ!? 井上智恵さんですが。」
女性2「ですから、いらっしゃいませんので。」
私「・・・・・。」
人間あまりにも予期せぬ事態になると、笑うしかできないんですね。
慌ててキャスティングボードを見て、愕然としました。
P1000169s
急遽サウンド・オブ・ミュージックを確認すると、マリアが江畑さんと智恵さんのダブルになっていました。
先日の大阪ライオンキングの韓さんと、西尾さんと同様のキャス変です。
取りあえずは、智恵さん側のアクシデントでは無いことを確認して、まずは安心しました。
また、9日付けで加わった飯田洋輔さんの名前は無くなりました。

まるで55stepsの2008年の年末を、観ているかのようでした。

西尾さんが抜け、智恵さんが抜けているため、初日を観ていない私には、どこまでがオリジナルか判らないのがもどかしいです。
取りあえず、ざっと。

第一幕
オーヴァーチュア

ミラーボールがうっすらと透けているオペラカーテンに色とりどりの照明が当てられながら、インストルメンタルのみでさらっと終了します。
愛した日々に悔いはない
幕が開き、福井麻起子さんのソロでスタートします。
光川さん、松元さんがコーラスに加わります。
生きているってすばらしい
55stepsと同様の構成です。
李さんのソロから飯田君にリレーされます。
挨拶
芝さん、福井さん、芝さん、光川さんとリレーされます。
この後は、アンドリュー=ロイドウィーバーとディズニーナンバーで構成されます。
キャッツ メドレー
芝さんの紹介と共に、スタート。
オーヴァーチュア
センターのタントのポジションには、松島さん。
ジェリクルソング
飯田君のマンカストラップから、松元さんのシラバブ、それぞれがリレーしていきます。
スキンブルシャンクス
芝さんのスキンブルで始まり、李さんとリレーします。
汽車は、イントレと階段を運転台に見立て、スタッフさんが持ち込んだユタで使うリングのようなものを3本に蛍光インクでペイントされたクロスを被せ列車のイメージに仕上げます。
本公演と同様に、客席から拍手が起こりました。
ミストフェリーズ
マキャ出現のガラスが割れる音で、スタートです。
飯田君のタガーに松島さんのミストです。
グランフェッテから、ラストまでを見せてくれます。
メモリー
55stepsと同じ構成です。
本来は、智恵さんのナンバーのようです。
イントレ上の光川さんが、しっとり歌いあげ、須田さんが真っ赤なドレスでダンスを見せます。
マチネでは、須田さんが珍しくバランスを崩しフラッとしてました。
シラバブは、松元さんです。
光川さん、グリザもいけますね。
狂信者シモン
メモリーのイントレをばらし、それぞれに民衆がぶら下がったり寄り添いながら歌い始めます。
上手から芝さんのシモンが1コーラス歌い、その後は李さんが続きます。
ヘロデ王の歌
イントレ上に白いジャケットと拡がった羽毛のような髪の毛の飯田ヘロデと、上手に田代さん、下手に松元さんを従えてアップテンポに歌いあげます。
私はイエスがわからない
光川さんが歌いあげます。
ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト
55stepsと同様です。
イントレ上の芝さんのファントムが歌い始め、階段を降りフロアーで両手を拡げると、西田さんのクリスティーヌが登場します。
バレエの柔らかな動きが綺麗です。
上手から松島さんが登場し、西田さんとシンクロしたダンスをしますが、西田さんが先にトンとステップを踏んでしまうのが、ちょっと残念にも。
マスカレード
華やかなパーティーの雰囲気を出そうとしていますが、やはり人数が足らないかなという感じです。
全員でのコーラスは良いのですが、パート別となると声の厚みが薄い感じです。
仮装の中には、Spiritのノートルダムの鐘のフロローのコートと帽子を被り仮面を着けている姿も見えました。
ガイ・ライク・ユー
ヘアスタイリストらしき飯田君の歌を中心に、松島さん、光川さんが李さんをお洒落にしていきます。
仕上がった李さんの周囲には、Spiritの時の天使達が羽で李さんを囲みます。
ピンクのハート型のクッションを手にした、メガネ姿の光川さんがキュートです。
天使が僕に
Spirit同様に、李さんが歌いあげます。
このシーンでは天使は出てきませんが、李さんの切ない表情が良いです。
彼のカジモドは、いつ観ても素敵です。
パート・オブ・ユア・ワールド
松元さんのアリエルです。
天井や左右に海の中をイメージさせる淡いトーンの幕を使って、うまく見せています。
歌詞は当然、リトルマーメイド本編と同様です。
表情が可愛いです。
ただ、谷原志音ちゃんのアリエルを観た人には、松元さんには申し訳ないですが物足りなさを感じてしまいます。
キス・ザ・ガール
李さんがセバスチャンです。
メタリックレッドのカーテンの前に、スタンドマイクを手にした李さんを始めとした5人組が並び、しっとりと聴かせてくれます。
愛せぬならば
芝さんのビーストが、思いを歌いあげます。
私としては、飯田(兄)君で聴きたいです。
本音は、福井さんの甘い色気のある歌声で是非とも聴きたいです。
お洒落は私の切り札
本来は智恵さんのナンバーのようです。
Spiritと同じ構成です。
今回は、アムネリスを演じている光川さんが歌いあげます。
ソワレでは早変えの最初の白いドレスの足下が拡がってしまい、2着目のマジェンタのドレスが見えていました。
後半は、客席の通路脇から観客を連れ去るのも、ファッションショーも全く同じです。
迷いつつ
上手袖近くで李さんがしっとりと歌い始めます。
アイーダパートは、下手袖から現れた飯田君が歌います。
マチネはハイトーンがちょっと辛そうに眉間にしわを寄せる感じで歌っていましたが、ソワレは普通に歌っていました。
男声でのハモりも、なかなか綺麗です。
サークル・オブ・ライフ
Spiritと同様です。
福井さんのラフィキで始まり、上手のイントレ上の大森さんのレイヨーが応えます。
Spiritで西尾さんが担当していた2声目のレイヨーは下手のイントレ上に太鼓(楽器名が判りません)を持った斉藤さんが歌いますが、さすがにきつそうでした。
その後上手には同様に太鼓を持った飯田君が加わります。
全員が登場します。
バレエは、高田さん、井上佳奈さん、松出さん、林さん。
センターには、朱さんと須田さんです。
ここで、一幕終了となります。
上演時間からも判るとおり、全体の流れがとても速いです。

第二幕
ようこそ劇場へ
55stepsと同様です。
鐘の音が響、アクリルミラーの前にバレエのレッスン用のバーが並びます。
松島さん、松出さん、林さん、井上佳奈さん、西田さん、坂本さんだったと思いますが、おもむろにストレッチやバーレッスンを初めると、ピアノの音が響き始めます。
マチネでは、芝さん、李さん、飯田君へリレーされ、その後芝さんが歌いあげました。
ソワレでは飯田君、李さんの2人が登場したのですが、歌い始めのタイミングを取れていなかったのか、飯田君が遅れたうえに小声で歌い始めていました。
飯田君、李さん、飯田君へとリレーし、遅れて下手から登場した芝さんがマチネ同様に歌いあげていました。
雰囲気的には、ソワレは何か段取りがうまくいかなかったという感じでした。
ワン(フィナーレ)

松元さんがセンターで登場し、指を鳴らしながら囁くように歌い始めます。
途中から坂田さんがセンターへ移動して、1コーラス目が終わると普通に歌いあげます。
挨拶
芝さん、田代さんへとリレーされます。
第二幕は、サウンド・オブ・ミュージックのナンバーと三木たかしさんのナンバーです。
ビー アワ ゲスト(おもてなし)
なぜか、最初にこの曲です。
客席から拍手が始まる中、ポップな感じのビー アワ ゲストです。
終わりなき夜
インストルメンタル
サウンド・オブ・ミュージック
街灯が下手に2灯セッティングされ、ラタンのようなナチュラルカラーのスーツケースを手にし、本編での丘の上にいるかのような動きをしながら田代さんが歌いあげます。
ここでの衣装は、本編2幕のマリアの衣装を思わせるものです。
智恵さんにも似た、透明感のある歌声です。
それだけに、ちょっと切なくなります。
もうすぐ十七歳
洋一郎ロルフと、松元リーズルです。
花の時・愛の時をイメージさせます。
あの時のベンチを縦に3本並べたものと、2本並べたものを平行にセッティングします。
衣装も同じものを着て歌いながら、2人が前後に並んでシンクロするようなダンスをします。
本編では、実際にロルフとリーズルとしては演じていないような気がしますが。
ラストは、本編ではキスをしますが、ピンクで真上にハートが描かれた傘を差し、ラストはそれを客席に向けてキスをしている雰囲気を出しています。
煉獄のおいらたちー暴走族ー
Spiritと同様です。
ただし、いつもここからの暴走族のお笑いネタのような感じでスタートします。
思わず客席から笑いが起こります。
歌は、李さんです。
煉獄のおいらたちーヤクザー
ヤクザ役は芝さんで、壺振りの姐さんは光川さんです。
芝さんはヤクザと言うよりは、寅さんのようなイメージです。
ここは、飯田君の方が小節を効かせた歌はうまいです。
最後に芝さんの「あっけねえ人生だった。いや~、どうもごめんなすって。」の締めに、光川さんからピコよろしく「お粗末な人生ね」の一言がありました。
煉獄のおいらたちー部長ー
駅の発車のベルが響き、新聞を両手で拡げたサラリーマンやOL姿のダンサーさん達の中、飯田部長が歌い出します。
ダンスは、夢から醒めた夢の本編のようなステップをベースにしたものです。
ラストはジャケットを脱いだワイシャツ姿でmスーパードライの空き缶と、寿司折りを放り投げて仰向けにダウンしています。
アンパンマンのマーチ
倒れていた飯田君が起き上がり、膝を抱えて体育座りをしていると、芝さんがこの曲を歌い始めます。
客席から笑い声がチラホラと。
後半は、光川さんも加わります。
アカペラでのコーラスも加わって、歌いあげます。
友達はいいもんだ
引き続き、飯田君?、田代さんのリレーで歌っていきます。
明日は続く
Spiritと同様です。
芝さん、飯田君、李さんのリレーで歌いあげます。
その後、ダンサーさん達のボレロがあります。
どのシーンも、ダンスの切れが良く、みなさん見事です。
すべての山へ登れ
本来は、智恵さんのナンバーのようです。
光川さんが聴かせてくれます。
芯の太い、佐和さんのような歌声というイメージです。
私自身智恵さんの歌声で聴くのを最も楽しみにしていた曲だけに、心残りがあります。
ソワレでは、歌詞を考えているうちに涙が出てきました。
心を開いて
芝さんのソロで始まり、全員のコーラスとなります。
アンダー・ザ・シー
この曲も、当然のごとく、本編のリトルマーメイドと同じ歌詞です。
李さんのセバスチャンです。
フロアーセンターにスチールドラムが2台セットされ、上下のイントレ上と下に楽器毎に別れセンターのイントレ上の松島さんが大きな矢印で各パートを指示し、見せ場を披露ています。
4連ドラムは、須田さんが頑張っていました。
惜しむらくは、視線がドラムに落ちていて、いつもの笑顔がほとんど観る事が出来ませんでした。
この曲も、拍手が起こりリズミカルで楽しいです。
途中、水原さんが両手両足を摑まれて、まな板の上に上げられたりします。
あきらめないで
松元さんが下手でカーテン前で歌います。
スーパースター
カーテンが上がると、見慣れたスーパースターのセットが現れます。
55stepsと同様です。
芝さんのユダが熱唱します。
一時期不安だった喉は、全く問題ないのではと思わせるほどの熱唱です。
ここまでが、本編になると思います。
アイ・ガット・リズム
カーテンコールナンバーで、女性ダンサー、男性ダンサー、女性ヴォーカル、男声ヴォーカルと登場し客席の拍手に応えます。
愛をありがとう
雰囲気的に、55stepsの「魔法使いと私」のような印象を受けました。
福井さんがピコ役になり、歌いあげていきます。
ラストはセンターの雛壇に全員が座り、感謝の花束のフラッグを拡げて終了です。
最後にカーテンが上がり、客席に応えるとロビーへ走っていきます。

お見送りは、最悪です。
ただでさえ狭く渋滞する京都劇場のエスカレーター前で行っている上に、時間で切り上げてしまうため、前方席でブロックの中の方は握手を出来ない可能性が高いです。

全般的に、衣装もセットも過去のセットの使い回しが大半です。
セレクトされたナンバーも再アレンジされている上に上演時間も短縮されているので、中には違和感を感じるシーンもあるかと思います。
それでも、コンパクトにまとめているので、十分楽しめる事と思います。
ただ、上で書いているように、今日のマチネとソワレでも変わっている部分もあるので、最終的な内容がどうなっているのかが判りかねますので、あくまでも参考程度に考えてください。
もし、誤りがありましたら、ご指摘ください。

来週智恵さんや西尾さんが戻るなら、ぜひ観に行きたいと思います。
私には、韓さんや江畑さんの事情が判りませんが、舞台に出られない状況であることは確かです。
1日も早く復帰されますよう、願っています。

【ヴォーカルパート】
芝 清道
李 涛
飯田達郎

光川 愛
福井麻起子
田代美里
松元恵美

 

【ダンスパート】
松島勇気
朱 涛
大森瑞樹
斎藤洋一郎
水原 俊
松出直也
林 晃平

坂田加奈子
須田綾乃
井上佳奈
高田直美
坂本すみれ
相馬杏奈
西田ゆりあ
加藤久美子
原田麦子


夢から醒めた夢 8月7日

2013年08月07日 22時30分04秒 | 観劇

今日は時間が空いていたのと、たまたまアクセスしたときに良席がポツンと空いていたため、足を運んでしまいました。

P1000131s やっと梅雨明けのような青空が拡がり蒸し暑い天気に、ポケモンセンターのビルの前では、こんなイベントが準備中でした。
ただ、今日の暑さの前には、どうみても文字通り「焼け石に水」にしか思えないのですが・・・。

そんなことを考えながら、劇場へ。
劇場は、夏休みと言うこともあって、日曜と変わらぬ大混雑と子供の歓声が響いていました。
そんなことで、どのパフォーマンスも大変な混雑振りでした。
P1000133s

P1000137s
今週のマコは、再び土居さん。
先々週と比べると、一幕はだいぶ良くなっています。
ただ、二幕はあまり変わらない感じです。
台詞が3階のバルコニーまでしっかり伝わるとは思いますが、母親が一時でも長く娘と一緒にいたいと慟哭しているのに、表情もほとんど変わらず淡々とピコに手を伸ばしているだけというのは・・・。
「二人の世界」も、一幕と比べると特に低いトーンがぶれ気味なのも変わらず。
もう一頑張り、二頑張りして欲しいです。
そう言えば、先々週までは「二人の世界」の『~花ひ~らく~♪』で足を上げますが、腰くらいまでしか上がらなかったのが、胸の辺りまで上がっていました。
こちらも、もう一頑張りです。
マコの母のあべさんは、今日も変わらず心にぐっと迫ってきました。
お見送りの時も、あべさんに声を掛けている観客が多くいました。
嬉しい反面、握手を求める列が伸びて、握手し難くなるかな・・・。

「ここは霊界空港」のオープニング、下手に坂本さん、グヨルさんが並びその後に現れた菊池さんがバランスを崩したのか、前のめりになり両手を床に着いてしまいました。
幸い直ぐに起き上がってダンスを続けましたが、ナンバー中いつもの切れが無くて心配になりました、
その後はいつも通りだったので、特に問題はなさそうでした。

野中さんのデビルは、ご自身も楽しみ始めている感じです。
子供たちの笑い声が一際高くなってきたのも、その証かな。

お見送りは、先週よりも時間が短くなっています。
今日は、共通ロビーに出ると、秋劇場側と春劇場側、さらに中央に各劇場の入口に向かうように、4列で観客を誘導しています。
1列当たりの俳優が少ないのすが、そのまま劇場外へ出されてしまうので、今までのようにお目当てさんと握手したら他の列へと言うのが難しくなっています。

今週末、来週末と京都遠征のため、夢醒めはちょっとお休みです。
ピコ : 岡村美南
マコ : 土居愛美
マコの母 : あべゆき
メソ : 大空卓鵬  
デビル : 野中万寿夫
エンジェル : 有賀光一
ヤクザ : 金久 烈
暴走族 : 坂本 剛 
部長 : 菊池 正
老人 : 山口嘉三
老婦人 : 佐和由梨
夢の配達人 : 荒川 務
【男性アンサンブル】
川野 翔
一色龍次郎
佐野隼平
前田員範
野口雅史
練子隼人
政所和行
【女性アンサンブル】
大橋里砂
濱田恵里子
岸田実保
豊永晴加
蒼井 蘭
小澤真琴
森田真代
平井佑季
石井亜早実
志賀ひかる
守山ちひろ

夢から醒めた夢 初日

2013年07月21日 23時59分38秒 | 観劇

今さらながら、四季のWebに掲載された映像に振り回された感じの初日でした。
昨日の総稽古の映像を頭に入れていたため、ロビーが開場されエントランスのキャストシートを観て驚きました。
配達人が荒川さんではなく、道口さんであったこと。
さらに、アンサンブルに加藤敬二さん名前があったことです。
プログラムを買いたくて、会場を待っていると劇場屋外でのロビパフォが始まりました。
アバター風の狩人?が闊歩する中、一番の人気は浅利さんでした。
女性たちに囲まれ、声を掛けられたり握手をしたりと忙しそうでした。
P1000023s
劇場チケットボックスの外壁に1本のロープが張られていましたが、これって新人高足ピエロ達の安全確保のためでしょうか?
P1000016s
間もなく開場したため、早々に入場しキャストを確認し、プログラムを購入しました。

P1000020s
キャストについては別にアップしていますが、結局敬二さんはオープニング直後に白い兵士姿でニッコニコの笑顔でタップを楽しんだだけで姿を消しました。
その後は、カテコにも姿が観られませんでした。

ロビーは多くの観客で混み合い、1階~2階の移動も煩わしいほどでした。
次回もあるので、ロビパフォの撮影はほどほどに止めました。
P1000022ss P1000033ssP1000030s


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石井亜早実ちゃんの体型から小人でハンドベル演奏だろうと思い込み待機をしていると、案の定目の前にいつもの笑顔で現れました。
ハンドベルの演奏をムービーに収め、1Fをウロウロしていると、開演直前に私への視線が。
オープニングで上手の階段に腰を下ろしている仮面を着けた方って、どなたでしょう?
客席に座ってからも、席が近かったこともあってか、マスクのしたの目が相変わらず私の方に何度か向けられていたのが気になります。

「Show Time!」の声が響き夢の配達人が席に着くと、それまでと空気が変わります。
ちょうど、私の横で道口さんの低い良い声が響き、思わずまじまじと見つめてしまいました。

遊園地のシーン、上にも書きましたが、加藤敬二さんの笑顔が印象的でした。
顎に掛けた帽子のベルトが緩くて、タップを踏みながらユラユラとして、帽子が落ちないかちょっと気になりました。
心配をする間もなく笑顔で袖に捌けると、それ以降は姿を観る事はありませんでした。
VTRでも入っていたんでしょうか?

全体的に、初日と言うこともあるのか、ちょっと硬い感じで、歌声も抑え気味なのかなと言う感じでした。

ピコの岡村さんは、いつも通り素敵なピコでした。

初見の土居さんのマコは、小柄で細い外見はイメージに合っていました。
ピコとの出会いの時の表情が無く、スローで深いエコーの掛かった台詞は違和感は少なく、幽霊の女の子という感じが出ていました。
ただ、その後は読み合わせをしているのかなという感じの台詞や、ピコに操られているかのようにも見える「二人の世界」の振りには、ちょっとガッカリな感じがしました。
歌声は、地声の部分が低いためか、ハイトーンとの差がちょっと大きい感じです。

マコの母のあべさんは、マコを見つめる笑顔に母親の愛情を感じると共に、マコの死を悲しむ姿には思わず涙が出てきました。
歌声は、あべさんも少し抑え気味な感じでしたが、この後が楽しみです。
ところで、マコの母の服、そろそろ変えて欲しいと思うのですが・・・。

デビルの野中さん、川原さんのイメージが強いせいか、初めのうちは少しだけ違和感もありましたが、2幕には良い感じになっていました。

暴走族の坂本さん、日に焼けて元気いっぱいです。
ピエロでも元気で、初めてハイタッチをしていまいました。(笑)

ヤクザのグヨルさん、すっきりした顔立ちのなので、とても若く感じます。
こちらも後にいる野中さんのイメージが強いので、大変そうです。
おにぎりを頬張る姿は、やはり野中さんが一番ですね。
煉獄のおいらたちでは、良い感じで歌いあげていました。

アンサンブルさんのうち、気になったのは石井亜早実ちゃん。
「ぼくのいきさつ」では、アジアの子供として最初に歌います。
歌声は、ちょっと伸びきっていない感じもありました。
天国行きの服に着替えてからは、上手に座っている子供たちの中で一番表情が変わります。
ピコや三人組、デビルの動きに対して、笑顔や驚き、興味という感じで、見ていて楽しかったです。

結局、今日はピコとマコ母に泣かされました。
せっかく新役を獲得した土居さん、頑張って欲しいです。

カテコの後は、噂のお見送りがあります。
満員の客席から吐き出された人でごった返す中、どこへ行ったらいいのか迷いそうでした。
特に、メインが並ぶ春劇場側は動きが悪いので大変でした。
結局、有賀さん、亜早実ちゃん、野中さん、あべさん、道口さんと握手をして劇場を抜けました。

昨日のソンダンで下がっていたテンションが、想像以上に上がりました。
次回が、楽しみです。
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ピコ : 岡村美南
マコ : 土居愛美
マコの母 : あべ ゆき
メソ : 大空卓鵬  
デビル : 野中万寿夫
エンジェル : 有賀光一
ヤクザ : 金久 烈
暴走族 : 坂本 剛  
部長 : 菊池 正
老人 : 山口嘉三
老婦人 : 佐和由梨
夢の配達人 : 道口瑞之
【男性アンサンブル】
加藤敬二
田井 啓
川野 翔
一色龍次郎
練子隼人
佐野隼平
政所和行
野口雅史
【女性アンサンブル】
蒼井 蘭
大橋里砂
小澤真琴
石井亜早実
岸田実保
濱田恵里子
平井佑季
森田真代
志賀ひかる
守山ちひろ
豊永晴加

人間になりたがった猫 7月13日

2013年07月13日 23時46分00秒 | 観劇

ビデオ映像(2008年の上川ライオネル・小川ジリアン、2002年の栗原ライオネル・坂本ジリアン)でしか見たことが無かったので、今回チケットを取ってみました。
とは言え、8月の初め。
今月は予定も疎らで退屈気味だったので、あちらこちらの劇場のチケット状況を見ていたら、この日のチケットが。
思わず、ポチってしまいました。

夏休み前のためか、子供の姿が少なめ。
そんなこともあってか、上川ライオネルの猫の着ぐるみ姿での「みなさん、こんにちは!」には、誰も反応せず。
客席からも笑いが起きてしまった状況に、めげずに、もう一度。
今度は、少しだけの反応。
さらに、もう一度「こんにちは~!!」
ようやく客席からの元気な反応に、「嬉しい!人間と話が出来た!」が、上川君の本音にも聞こえたりしました。
歌声もダンスも、元気いっぱいで良いですね。
はだかの王様のスリッパや、リトルマーメイドのエリックと、割と近いポジションから観ていたのですが、それでもホッソリした感じです。
疲労感を感じないので大丈夫だと思いますが、最近は智恵さんやはるちゃんが暫く姿を見ないうちにホッソリしているので、ちょっと気になりました。
ジリアン役の美緒ちゃん、つま先から指先までダンスがキレイですね。
バレエをやっていた方の動きが、よく判ります。
ステファヌス役の石波さん、ステファヌス以外の姿で登場するとき、まだちょっと堅い感じがなきにしもあらずです。
意外とファンデーションがダークな感じなんですね。
タドベリの吉谷さんは、言うまでもないですね。
トリバー役の久居さん、佐藤夏木さんほどのチャキチャキな感じではないけれど、なかなか似合っています。
髭をたくわえたスワガードの加藤君、相変わらず良い声ですね。
スワガードと言うと、どうしても牧野さんの硬軟入り交じったユーモラスな姿がイメージにあるので、比較してしまうとまだまだ硬いですね。
公演数を重ねるにつれて、面白さが増してくれるのを期待したいです。
次回が、楽しみです。
風船屋の武智さん、こちらも良い声を響かせていて、ルックスも目を引きます。
ただ、私には小倉久寛さんのように見えて・・・。
送り出しの時に声を掛けたら、ちょっと照れ笑いをしていました。
石野さんが警官姿でライオネルとタドベリを網で捕らえたとき、上手の私のポジションからは見えなかったのですが、網が石野さんの肩の辺りから垂れ下がっていて、どこかに引っかかっているんだなと思いました。
後でセンターで観ていた友人から聞いたところ、帽子に引っかかっていたようです。
こんなこともあるんですね。
他に気になったのは、八百屋さん。
可愛い感じで、誰かなと?
熊本さんかなと思っていたのですが、友人からは熊本梨沙さんとのことでした。
あと、子供役の方。
見るからに、子供でした。
プログラムを見ると、澁谷陽香(しぶたに はるか)さんと言う方で、プロフ写真も子供のようです。
ここ3年くらいのキャストを検索しても出てこないので、最近入団されての初舞台でしょうか?

アルプなどでもピックアップされている白鳥の王様の火事シーンは、実際に観てみると上手く演出していますね。
炎の見せ方だけでなく、柱などに埋め込まれた小さなランプでの炎の表現も、なるほどと頷いてしまいました。

スワガードを助けた後、ライオネルの歌にホロッとさせれらますね。
私の隣の女性は、この辺りから涙を拭きながら観ていました。

この日の握手は、友人の後方からロビーへ向かったところ、下手側から出て直ぐに八百さん?から声を掛けられている友人の姿に笑ってしまいました。
私も八百さんから、アンサンブルさん(名前が判らない!)武智さん、熊本さん、久居さん、加藤君、じっちゃんが見えたのでスルー(ユタで流れ作業的な感じなのを知っているので)。
最後は、出口のところで美緒ちゃんに人気を奪われたわけでは無いでしょうが、ちょっとだけ手持ちぶさた気味だった上川君でした。

ステファヌス : 石波義人
ライオネル : 上川一哉
ジリアン : 小川美緒
タドベリ : 吉谷昭雄
トリバー : 久居史子
スワガード : 加藤 迪
【男性アンサンブル】
石野喜一
大村真佑
八百亮輔
武智正光
馬場礼可
北村 優
戸高圭介
【女性アンサンブル】
熊本梨沙
齋藤 舞
大森真理
澁谷陽香
若松小百合
鈴木晶子
江國冴香
渡辺智佳
松島明希
滝沢和貴

サウンド・オブ・ミュージック 6月30日

2013年06月30日 23時31分00秒 | 観劇

週末遠征の2日目、3公演目です。
『サウンド・オブ・ミュージック』は、いつも通りの智恵さんの澄んだ歌声に、今日も期待大です。
3組目の子どもたちにも注目です。
トラップ邸での子どもたちの最初の登場シーン、子どもたちの間隔がばらつき、特にブリギッタがクルトに接触しそうな位置に。
大佐の笛に合わせて名乗るとき、本人も立ち位置の修正を図ったようで、列に戻ったものの今度はマルタに接近しすぎてしまいました。
ルイーザとフリードリッヒの間隔も狭めで、マリアが大佐に笛を返しに行くときも、ギリギリでした。
16日に観たときには、キレイに等間隔で並んでいたのですが・・・。
『ドレミの歌』前半では、グレーテル・マルタ・ブリギッタに引っ張られてギターケースを回ってきたリーズルが予想以上に下手に行ってしまい、フリードリッヒとぶつかりそうになってしまいました。
そのため、智恵さんが最下手のリーズルの前にスムーズに移動できず、リーズルが「シ~♪」と歌い始めたのに間に合わず、「しあわせよ~♪」が「シアワセヨ」と普段の半分くらいの早口で歌う事になってしまいました。
さらに、ステージ前方での最初のキメの位置もいつもよりセンター寄りで、客席寄りに。
私の目の前で「そういうときもあるけれど、気にしないで~!」とマリアが叫びますが、思わず笑ってしまいました。
後半では、一番小さいグレーテルが歩幅の問題もあって遅れ勝ちですが、マルタがソファの下手端にいる時に、まだ上手端の方にいて間に合うのかハラハラしながら観ていました。

今日の客席は昨日に比べれば涼しかったのですが、舞台は逆だったようです。
智恵さんが連日首筋にかなり汗をかいていましたが、今日はさらに額にも。
さらに、珍しく額の汗が顎から滴り落ちていました。
脇汗をかいていなかったので、緊張ではなく暑かったのかなと思っていました。
後から西田さんの首筋のマイクのケーブルを留めているテープが?がれ掛けていたので、ステージ上はかなり暑かったみたいです。

トラップ邸の庭でお菓子のつまみ食いのシーンでは、思わずエルザにお菓子を持った手を突き出してしまい、お菓子を包み隠すように合掌して「シスターになるんです」となるのですが、この日は後ろ手で持っていたお菓子を直ぐに両手で包み込んでいました。
『ドレミの歌』の件や、このシーンを含めて、いつもとは印象が違う智恵さんに、今日は何か心に気になるものがあったのかなとさえ思えてきました。
2幕は、いつも通りの智恵さんに戻っていたので、安心して観ることが出来ました。
ただ、『なにか よいこと』の笑顔は、いつも通りの笑顔で、土曜マチネのような笑顔が観られなかったのがちょっと残念でしたが。

今日気になっていた1人が、ブリギッタの上田知宙ちゃん。
東海テレビのスーパーニュース、2月放送時点で大森未来衣ちゃんと共にブリギッタ候補として取り上げられていた子です。
観た感じは小柄で、他のブリギッタを演じている子たちと同じくらいに感じます。
印象としては、表情的な部分もあると思いますが、大人しそうな感じのブリギッタです。
全体的に、もう少しメリハリが強くなった方が、ブリギッタのイメージかなと思います。

フリードリッヒの紙谷くんは、カーテンの服で東條の際、一際大きな声が印象的でした。

マルタは柏谷汐里ちゃんだけでなく他の2人にも言えるのですが、2幕で大佐を呼んできた後部屋に戻るとき、東京ではマリアに語りかけていたのですが、名古屋では部屋に戻っている旨を指差して伝えています。
東京では演じる子によって「マリア先生、遊ぼうね。」とか「マリア先生、会いたかったよ。」なんて言っていましたが、こちらの方が私は好きです。
2幕冒頭の1人遊び的なダンスは、もうちょっと練習した方が良いかな。

土日の3公演で、現在キャスティングされている3組の子どもたちを観ましたが、ルイーザからブリギッタまでは平均的なのかなと言う感じです。
マルタとグレーテルは、台詞や歌は良いのですが、体格的な面でダンスや動きがもう少しな感じです。

いずれにしても、この3公演大満足でした。
さて、次回智恵さんに会えるのは、どこになるのかな・・・?

終演後は、友人とコメダ珈琲へ。
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名古屋に4年ちょっといたにも関わらず、初コメダ&初シロノワールです。(笑)

マリア : 井上智恵
トラップ大佐 : 村 俊英
修道院長 : 佐和由梨
エルザ : 西田有希
マックス : 勅使瓦武志
シュミット : 大橋伸予
フランツ : 諏訪友靖
シスター・ベルテ : 山本貴永
シスター・マルガレッタ : 保城早耶香
シスター・ソフィア : 兼田怜奈
ロルフ : 岸 佳宏

【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル : 若奈まりえ
フリードリッヒ : 紙谷昇世
ルイーザ : 吉川知里
クルト : 古賀雄大
ブリギッタ : 上田知宙
マルタ : 粕谷汐里
グレーテル : 宿口詩乃

【男性アンサンブル】
白倉一成
新藤晃大
林 和男
小出敏英
菱山亮祐
佐藤幸治
小松貴行
五十嵐 春
【女性アンサンブル】
小林貴美子
種子島美樹
大澤ゆかり
小島由実子
栗城 唯
辻 奈々
渡部真理子
原 彩子

サウンド・オブ・ミュージック 6月29日

2013年06月29日 23時50分00秒 | 観劇

マチネが、四季の観劇通算500公演目となりました。
実際には他にもあるのですが、明確な記録が残っていないので本格的にきちんと記録を残し始めた2006年からの数字です。

とりあえず、感想をざっと。
智恵さん
『サウンド・オブ・ミュージック』から、優しくで澄んだ歌声を響かせます。
台詞は基本的な部分は東京初演のように言葉がクリアに伝わることを重視していて、大阪や福岡の様にトーンやピッチを高めていません。
感情が高まってくるとピッチが早くなるので、違和感は感じないと思います。
『自信をもって』の前、咎められたシスター・ベルテに対して「歌う許可が出てます♪」では、笑顔で対応していますが、ソワレでは少し抑え気味な笑い声も聞かれました。
トラップ家の庭では、「シスターに、なるんです。」でクッキーをエルザに突き出し、合掌する仕草を見せていましたが、以前の様に勢いで突き出さず、隠す様にさりげなく重ねた掌におさめていました。
修道院に戻り、修道院長に思いを語るシーンは、深く苦悩するマリアになっています。
マチネの『すべての山を登れ』で、修道院長を見つめる表情がとても良く、思わず涙がでてしまいました。
『なにか よいこと』での大佐との言葉を交わすシーンの表情が、女性として幸せを手にした思いが笑顔に込められていて心が温まります。
やはり、マリアは私の中では智恵さんが一番です。

村さんの大佐は、声のトーンが全般的に低めにシフトして、大佐の威厳が強く感じられます。
昨日は台詞を噛みぎみだったり、間が詰まったりと、いつもとはちょっと様子が違いました。
ソワレでエルザが遺産管理会社を興したことのやり取りでは、
大佐「君が、社長!?」
エルザ「そうよ・・・。」
大佐「いや、・・・。」となるのが、
大佐「君が!?・・・」
エルザ「そうよ。」
大佐「社長!?」
エルザ「そうよ。」となっていました。
なんだったんでしょう?

若奈リーズル
やはり時々ぎこちなく感じるくらい、ハッキリゆっくりのペースで台詞を語る事が有り、違和感を感じます。

岸ロルフ
全体的に若さというよりも、落ち着きを感じるロルフです。
『もうすぐ十七歳』の歌声は、さすがです。
リーズルよりも年上なので、時々したり顔にもなっているのが笑える感じで良いです。
「これ秘密なんだ・・・。」の時の表情が、他のロルフと比較しても一番やっちゃった感が出ています。
修道院の庭で大佐を見つけたときの表情が、東京初演では不適な笑みさえ浮かべていましたが、今回はそこまではないです。
盾となって父親を庇うリーズルを見つめ、苦悩する表情に変わって行きます。
「誰もいません!」の後も、複雑な心境を表すような表情をして去って行きます。
ソワレでは、『もうすぐ十七歳』のシーンで、下手からリーズルと登場する時、なぜか横滑りしながらの登場となっていました。

佐和さんの修道院長
見るたびに、懐の深い修道院長になっています。
『私のお気に入り』では、お茶目は表情も見られて、素敵です。

兼田ソフィアも、シスターたちの前では笑顔を見せますが、見習いの子には冷たいイメージです。
あべさんの温かい笑顔が、私は好きです。

子供たち
マチネ
フリードリッヒ(矢野瑛大くん)『さよならまたね』の「グッバイ~♪」が声が伸びず、途中で終わってしまいました。
ここでも、被せているテープが流れ続けてしまいました。
これは、子供たちと音声さんとの間で調整ができないものなのでしょうか?

リーズル(森重実穂ちゃん)意外だったのが、『ドレミの歌』で「僕この人好きだよ。」と言ったクルトに対して、フリードリッヒと共にクルトに体をぶつけていきますが、森重さんはさらに後ろからクルトの背中を押していました。

クルト(島 羽也人くん)ハスキーなのか、風邪気味なのか、声がちょっと掠れ気味で、『サウンド・オブ・ミュージック』のソロパートがちょっと歌い難そうでした。

ブリギッタ(大森未来衣ちゃん)東海テレビの「スーパーニュース」にも紹介されていたので、気になっていました。
印象としては、一番舞台慣れしている子かなという感じです。
その反面、緊張しやすいのか、時々次ぎのシーンの準備をしているような仕草をも見られました。
『ドレミの歌』の前半で、マリアに「一つの音に一文字」の指摘をする際、歌声はちょっと危なげだったのも、緊張していたかなという感じでした。
でも、表情も判りやすくて、良かったです。

マルタ(伊藤心菜ちゃん)は、NHK「ほっとイブニング」の特集で取り上げられていた子です。
番組では、実の父親への思いが強くなりがちでしたが、さすがに本番では普通にマルタでした。
それでも、大佐に抱きしめられた後や、ラストの「エーデルワイス」の時に、瞳が潤んだような感じでした。

グレーテル(榊原千尋ちゃん)は、可愛らしい感じです。
2幕オープニングで「指が痛いの!」と言って、マックスから指先にキスをされますが、何かあったのかステージ上で笑顔が多く見られ、大佐とエルザもいつも以上の笑顔を見せていました。
何かツボに入った感じだったのが、気になりました。

ソワレ
フリードリッヒ(村上朝陽くん)、小柄でクルトとあまり変わらないイメージですが、歌声はしっかりしていて良かったです。

ルイーザ(入江真衣果ちゃん)も細い感じで、台詞がないと大人しくて華奢な感じです。

クルト(古橋息吹くん)表情も良くて、しっかりした感じです。

ブリギッタ(玉田紗和ちゃん)は、マチネの大森さんと共にオープニングキャストになった子ですが、バランスが取れていて、私的には彼女の方がブリギッタらしいです。

マルタ(鈴木 蘭ちゃん)台詞がハッキリして元気いっぱいですが、動きがまだまだ硬いのか物足りなさも感じさせます。

グレーテル(中山ひまりちゃん)も落ち着いた感じの子で、安心して見ていられます。

エルバーフェルト男爵の林さん、柳さんよりもナチスに対してとても強い感じです。
夫人の小林さん「心外ですわ」の一言は抑えていますが、「ナチスドイツの我が国に対する・・・」は林さん同様に強い口調です。

白倉さんツェラー長官は、いつもと変わりません。
唯一、マックスにナチスの旗の掲揚を迫っている問いに頭にハエ(?)が止まっていたくらいです。(笑)

客席は、マチネもソワレも、笑いに対しては非常に反応が高いです。
ただ、2幕で子供たちがエルザを受け入れてくれず、グレーテルが握られている手を離すシーンでも笑い声が起きているのは違和感を感じます。
同様に、笑うシーンではないだろうと思えるところでも何度か。
他の公演地ではなかった、大きな違いです。
逆に拍手は大きめで、ソワレでは大佐がマリアにプロポーズをして暗転する時には、大きな拍手が起きていました。
ここで拍手がくるのは、初演と東京でも稀だったので、なおさら印象的でした。
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明日は、3組目の子供たちが観られるので、楽しみです。

マリア : 井上智恵
トラップ大佐 : 村 俊英
修道院長 : 佐和由梨
エルザ : 西田有希
マックス : 勅使瓦武志
シュミット : 大橋伸予
フランツ : 諏訪友靖
シスター・ベルテ : 山本貴永
シスター・マルガレッタ : 保城早耶香
シスター・ソフィア : 兼田怜奈
ロルフ : 岸 佳宏

【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル : 若奈まりえ
フリードリッヒ : 矢野瑛大(昼)、村上朝陽(夜)
ルイーザ : 森重実穂(昼)、入江真衣果(夜)
クルト : 島 羽也人(昼)、古橋息吹(夜)
ブリギッタ : 大森未来衣(昼)、玉田沙和(夜)
マルタ : 伊藤心菜(昼)、鈴木 蘭(夜)
グレーテル : 榊原千尋(昼)、中山ひまり(夜)

【男性アンサンブル】
白倉一成
新藤晃大
林 和男
小出敏英
菱山亮祐
佐藤幸治
小松貴行
五十嵐 春
【女性アンサンブル】
小林貴美子
種子島美樹
大澤ゆかり
小島由実子
栗城 唯
辻 奈々
渡部真理子
原 彩子

リトルマーメイド 6月22日

2013年06月22日 23時15分00秒 | 観劇

4月以来、久しぶりに観てきました。
相変わらず客席は満席で、人気の高さが判ります。
開幕以来アリエルを演じ続けている谷原さん、観ているとアリエルそのものですね。
表情も豊かで可愛く、歌声も安定して素晴らしい歌声を聴かせてくれます。
間もなく丸3ヶ月近くなりますが、疲れも感じさせず、さすがです。
どの時点で変わるか判りませんが、アリエルのイメージが出来上がってしまうと、秋さんも大変かなと思います。
エリックの竹内さんは、上川さんと比べると華奢なイメージです。
アリエルの思いは伝わってきますが、谷原さんと比較すると少し押され気味にも見え、アリエルほどの思いがないように感じられました。
玉井さんのフランダーもアリエルの側にいて見守っていますが、時々存在感が薄い感じがして、素に戻っているかのような表情が・・・。
飯野さんのセバスチャンは、相変わらず良いですね。
ただ、アンダー・ザ・シーでは少しお疲れかなという感じでした。
オープニング週に観たときはもっと元気だったのですが、毎日演じるとなると少しセーブをしているのでしょうか?
とは言え、観ていて楽しいです。
青山さんのアースラは、こちらも上手いですね。
台詞回しも、歌も、私は好きです。
もし下村さんが在団していたら、やりたい役だろうし、やっていただろうなと思うのは、私だけじゃないと思います。
もう1人。
森久美子さんがやったら、怖いアースラでしょうね。
有り得ないキャスティングですが、観てみたいです。
フロットサムの町田さん、動きは良いですが、高い声域が少し細くて弱いです。
一和さんのような怪しげな雰囲気が、出てくると良いのですが。
ソワレでは、加藤久美子さんから西田ゆりあさんに変わったそうです。
そろそろ、アンサンブルさん達も変わってくるのでしょうね。

初回に観たときのような小さいトラブルもなく、安心して楽しむことができました。

アリエル : 谷原志音
エリック : 竹内一樹
アースラ : 青山弥生
トリトン : 芝 清道
セバスチャン : 飯野おさみ
スカットル : 丹下博喜
グリムスビー : 松下武史
フランダー : 玉井晴章
フロットサム : 町田兼一
ジェットサム : 中橋耕平
シェフ・ルイ/リーワード : 岩城雄太
【男性アンサンブル】
南 圭祐
成田蔵人
権頭雄太朗
斎藤准一郎
光田健一
高橋基史
【女性アンサンブル】
真 優香
松元恵美
三井莉穂
松本菜緒
三平果歩
高瀬 悠
加藤久美子

サウンド・オブ・ミュージック 6月16日

2013年06月16日 23時11分00秒 | 観劇

思いがけずチケットが手に入り、急遽観に行ってきました。
昨年12月のアイーダ以来の名古屋ですが、思った程ではなかったものの蒸し暑かったです。
極力地上を避けることと、サウンド・オブ・ミュージック特集を掲載している「ぴあ×starcat」の今月号を入手すべく地下街へ。
1ヶ所目の名鉄観光にはなかったものの、その先にある玉音堂という「ぴあ」の発券をしているショップで無事に確保しました。

12時過ぎに劇場へ着くと、左手にテントが張られ、大勢の四季のスタッフが。 Dscn0190s
初日でもないのに何事かと思いながら入場すると、四季の佐々木会長や、東海テレビのお偉いさん風な方々がいて、いろんな方と挨拶を交わされていました。
結局、終演後「サウンド・オブ・ミュージック オープニング・パーティ」と書かれた札を持っているスタッフを見て、納得しました。
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今日の舞台、まずは気なっていた智恵さんですが、「サウンド・オブ・ミュージック」から美しい歌声を聴かせてくれました。
台詞回しは、智恵さんだけでなく全体が東京初演の頃の様に、ハッキリと発音していました。
大阪~福岡とかなりピッチが早くなっていた智恵さんも、元に戻っていて安心しました。
やはり、こちらの方が私は好きです。
1幕は表情が明るく茶目っ気の感じられるマリアでしたが、2幕はしっとりした女性の表情に変わり、「なにかよいこと」のシーンでは、とっても優しい幸せに満ちたな笑顔を見せてくれました。
いつまでも観ていたい、そう思える表情でした。
これだけで、今日観に来た甲斐がありました。
智恵さんで、もう一つ。
「ひとりぼっちの羊飼い」で子供たちとの決めポーズが、胸の前で両手でハートを作って前に飛ばしていました。
初演の東京から、大阪、福岡、東京と観てきましたが、初めてのポーズでした。

台詞のピッチですが、大佐や修道院長たちも同じような印象ですが、若菜さんが少しぎこちなくなってしまった感じでした。

子供たちは、平均すると先日までの東京の子役よりもまとまっている感じです。
ただ、個別にみていくと注文はいろいろありますが・・・。
トラップ家での最初の登場シーンは、秋よりも舞台の幅が広いせいか、子どもたちの間隔が広めになっていて、マリアが大佐に笛を返しに行くとき子どもたちを気にせずに通れます。
オーディションから4ヶ月以上経ち、フリードリッヒは子供によっては声変わりが始まりそうな年齢なので気になりましたが、「さよならまたね」の『グッドバ~イ♪』は綺麗に伸びていました。
ルイーザがちょっと元気いっぱいにも見えます。
雷に驚き、マリアに部屋へ駆け込む時に、側にいるブリギッタの腕を取って振り切るようなイメージで端にどかしていました。
更に、ベッドの側からクルトを追い払う仕草や、枕を抱いたフリードリッヒを床に突き飛ばす仕草も、結構力が入っているように見えました。
勢い余ってアクシデントが起こらなければ、良いのですが・・・。
クルトは、「ドレミの歌」の前『ボク、この人好きだよ。』の後、ルイーザとフリードリッヒが方をぶつけていきますが、この日は2人に押されているような感じで後方に動いてしまったので、ちょっと違和感を感じました。
ブリギッタは、「ドレミの歌」で『歌お~う~♪』の歌声がちょっとぶれた感じがありましたが、表情や台詞回しも良くて、とても良かったです。
マルタは、ちょっと緊張しているのかなと言う感じで、もう少し慣れてくると動きがもっと良くなるのでは。
グレーテルは2幕オープニングに椅子の上でのダンスが、今までの子たちに比べると大人しいかなと感じましたが、元気な感じの子でした。
5月迄の東京公演と同様に、「ドレミの歌」のシーンや2幕のオープニングのシーンでは、子どもたち各々がきちんと考えて演じているようです。
「ドレミの歌」で各音をマリアが1人ずつ説明をしていると、グレーテルとマリアが2人でマネをしながら楽しんでいるのが、何とも可愛かったです。

シスター達は、山本貴永さんが最初の修道院でのシーンが厳しさを増したというか、怖い印象です。
矢野さんは、いつもと変わらず良い味を出しています。
西浦さんも、特に変わりません。
私としては、あべさんのように優しいイメージの方が3人のバランスが取れて良いと思うのですが。
1幕終盤で見習いシスターを案内するとき、手を叩いて促す時優しくほほえんでいたのは、あべさんだけでした。
久しぶりの岸さんのロルフは、「もうすぐ十七歳」歌は心地よく響くのですが、齋藤洋一郎さんのロルフを見慣れてしまったためか、ちょっと動きがぎこちなくも感じてしまいました。
ナチスの突撃兵となり、修道院で大佐を発見してからの表情は、岸さんの表情が一番好きです。
エルザのパーティでツェラー長官の言葉に『心外ですわ!』と叫ぶエルバーフェルド男爵夫人の小林貴美子さんですが、他の方とは違い低く落ち着いたトーンだったのが意外でした。

アクシデントが2件ほど。
まずは、オープニング。
修道院の鐘が鳴り響き、紗幕の後ろの遮光幕が上がり始めたと思ったら、何かに引っかかったのか、それともバトンを操作するロープが手から離れたのか、大きな音を立てて落下してしまいました。
すぐに上げ始めたら、真ん中辺りで再び落下。
3回目で天井へ上がって行きましたが、ちょっとドキドキしました。
オペラ座の怪人でもあるまいし、俳優がステージ前方に出てくると思わず見上げてしまいました。
2つ目は、種子島さん。
マリアがウェディグドレスで出てくる前、シスターたちがマリアの噂をしながら下手からできますが、衣装の裾でも踏んでしまったのか、前のめりにバランスを崩して両手を床について止まりました。
直に何事もなかった様に走り去っていましたが、その後から出てきた佐和さんがマリアに対していつも以上に和やかな笑みを見せていましたが、私にはどう見ても壷にはまった佐和さんが笑いを堪えられない様にしか見えませんでした。(笑)

とは言え、開幕後1週間。
これからが、楽しみです。

マリア : 井上智恵
トラップ大佐 : 村 俊英
修道院長 : 佐和由梨
エルザ : 西田有希
マックス : 勅使瓦武志
シュミット : 大橋伸予
フランツ : 諏訪友靖
シスター・ベルテ : 山本貴永
シスター・マルガレッタ : 矢野侑子
シスター・ソフィア : 西浦歌織
ロルフ : 岸 佳宏

【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル : 若奈まりえ
フリードリッヒ : 村上朝陽
ルイーザ : 森重実穂
クルト : 島 羽也人
ブリギッタ : 玉田紗和
マルタ : 粕谷汐里
グレーテル : 中山ひまり

【男性アンサンブル】
白倉一成
新藤晃大
柳 隆幸
小出敏英
菱山亮祐
佐藤幸治
小松貴行
五十嵐 春
【女性アンサンブル】
小林貴美子
種子島美樹
大澤ゆかり
小島由実子
田代美里
辻 奈々
渡部真理子
原 彩子

オペラ座の怪人 6月2日

2013年06月02日 23時56分50秒 | 観劇

前楽しか手持ちチケットがなかったので前予しましたが、出てきたのは13列。
久々に中盤の席に座りました。
改めて座ってみると、思っていたよりも観やすかったです。
特に、ゴンドラにで苦悩するファントムを久しぶりにしっかり観た気がしました。

クリスティーヌは、現在の東京公演開幕週以来のはるちゃんです。
智恵さんとは3週ほど遅れてのキャス変後、姿を観ていなかったので動向が気になっていました。
久しぶりのはるちゃんは、さらに細くなっていました。
病み上がり的なイメージはないものの、これ以上細くなって欲しくないですね。
智恵さん同様に、ちょっと気になります。
歌声や動きには違和感を感じなかったので、良かったです。
2幕の墓場では、苫田さんほどガッツリな感じではありませんでしたが、観ていてホロッときてしまいました。
ラウルの岸さんは、先月ジョン万次郎の夢で観て以来ですが、ラウルとしては昨年の2月以来です。
歌声も心地よく、て良かったです。
2月以来、2度目のムッシュ-・アンドレの北澤さん。
芸術を愛する支配人が、とても似合っています。
でも、願いが叶うなら、もう一度ラウルで観たいですね。
平良さんのフィルマンとのコントラストも良いです。
今日のカーラは、河村さんでした。
吉田さんかなと思っていたので、ちょっと意外でした。
残り2週間となってしまったので、できれば観ておきたかったです。
高井さんのファントムは、安定していますね。
今日は、「ドン・ファンの勝利」から胸が高鳴り、クリスティーヌに気付かれた辺りからはファントム自身でも止められない暴走に泣けてきました。
はるちゃんのクリスとも相まってですが、怪人の地下室でクリスティーヌとラウルを逃がす時の「行ってくれ~!」を背を丸めての絶叫が耳に残っています。
指輪を返し、ファントムの「I Love You」の一言を聞き立ち去るクリスティーヌですが、はるちゃんにも高木さんのように一瞬でもいいから立ち止まるか、歩みを緩めて欲しかったです。
ラストの歌いあげを観ても、やはりファントムとして生きている高井さんが素晴らしいです。
前楽前にもう一度、観に行きたいです。

オペラ座の怪人 : 高井 治
クリスティーヌ・ダーエ : 笠松はる
ラウル・シャニュイ子爵 : 岸 佳宏
カルロッタ・ジュディチェルリ : 河村 彩
メグ・ジリー : 西田ゆりあ
マダム・ジリー : 横山幸江
ムッシュー・アンドレ : 北澤裕輔
ムッシュー・フィルマン : 平良交一
ウバルド・ピアンジ : 永井崇多宏
ムッシュー・レイエ : 斎藤 譲
ムッシュー・ルフェーブル : 寺田真実
ブケー : 金本和起
【男性アンサンブル】
瀧山久志
清水大星
野村数幾
伊藤礼史
山口泰伸
田中元気
見付祐一
【女性アンサンブル】
小野さや香
菊池華奈子
栗城 唯
湯本真菜
松ヶ下晴美
山本紗衣
馬場美根子
梅崎友里絵
久田沙季
古屋敷レナ
暁 爽子
小澤真琴

コンダクター : 吉住典洋


南十字星  5月31日

2013年05月31日 23時22分00秒 | 観劇

先週に続き2回目となった今回は、2階席最前からの観劇となりました。
今日の目的は、先日気になったあべさんと、2008年以来の2階席からの舞台を観てみるためです。
今回のあべさんは、前回の佐和さんの枠を演じています。
オープニング、お香を持ち編み笠を被り上手前方で、静かに祈りを捧げる手の動きが美しいです。
オランダ兵の侵攻の後、失意の中のインドネシアの民たちの中にいる、幼子を抱き涙を流す母の姿が。
この涙だけで、インドネシアの惨状が痛いほど伝わってきました。
今まっで何度か観ているものの、こんなに一瞬で自分の周囲の空気が変わるとは思ってもいませんでした。
日本兵たちとの水田でのシーンでは、上手奥で笑顔で稲穂を落としている姿に、オランダの圧政から開放された束の間の喜びが伝わってきました。
火祭りのシーン、今回から客席奥から供物を頭上に掲げて来る女性が3名ずつになり、残り1名ずつは両袖から出てくるようになったのは、なぜなんでしょうね?
ここでは、下手側から3人目で登場しています。
次は、オランダ兵の収容所。
下手の女性たちの最前列、病の女性の傍らで、涙を流して勲に対して憎しみをぶつけていました。
次は、玉音放送後、下手で手拭いを被って男性に肩を支えられていました。
この後は、上手最前で戦犯裁判での証言をするオランダ人女性です。
カテコでは、ケチャダンスの中心で「チャー!」っと叫んでいました。
あべさん、さすがに動きが綺麗です。
南十字星では戦犯として無実にも関わらず処刑されていく勲にフォーカスされていますが、実際には女性や子供を中心とした多くの市民たちの苦しみがあり、改めて作品内での表現を知らされた気がします。

2階席から改めて観てみると、舞台上に設置された水の存在が強く感じられます。
水のシーンは、自分のイメージ以上に水面の映り込みが美しいと感じました。
星空のシーンでは、星々が映り込むことも。
思わぬ形で気付いたのは、水の中から登場した十三階段を上り刑が執行されるとき、劇場の天井に映る水面の揺れが、悠久な時と共に流れるソロ川の流れを見せてくれた気がしました。
一つ気になったのは、火祭りの時に蒔かれる花が水の中にも落ちていますが、あれってどうしているんでしょうね?
次のシーンでは、落ちているようには見えませんが、幕間にスタッフさんが拾い上げているのでしょうか?

鈴木周さんの原田大尉は、相変わらず(良い意味で)憎まれ役を演じていますね。
これも戦争という状況下での、一面生を象徴しているのでしょうね。
勲が身代わりとなって出頭する理由、親代わりに育てて貰った姉の結婚相手(義理に兄)でなかったら、上官の頼みとは言え明らかに保身のために義勇軍に加わることに同意したのでしょうか?
京都での姉春子が勲ぬ向けた「壮烈に死ぬよりは、生き抜いてご帰還あそばしますよう。」の一言がなければ、違った方向に進んだのかなとも考えてしまいます。

劇中に2度ある、勲とリナの別れの前に指切り。
最初は、再会を願うリナの思い。
勲がインドネシアにリナに会いに行くと言う言葉に、リナが言う「その時は最高の喜びで日でありますように。」が切なく響きます。
2回目は、チュピナン監獄。
永遠の別れ。
ブンガワンソロを歌って送ってくれの勲の言葉に、リナの「約束します」が胸の突き刺さります。
今回の監獄のシーン以降の阿久津さんと秋さんの演技、先週以上に2人の思いが強く出ていたように感じられました。
何度観ても、胸が締め付けられます。

保科 勲 : 阿久津陽一郎
リナ・ニングラット : 秋 夢子
島村中将 : 菊池 正
原田大尉 : 鈴木 周
塚本少尉 : 前田貞一郎
ニングラット博士 : 脇坂真人
ルアット・ニングラット : 渡久山 慶
ニルワン : 赤間清人
キキ : 池松日佳瑠
オットー・ウィンクラー : 吉賀陶馬ワイス
原田春子 : 佐和由梨
岡野教授 : 維田修二
【男性アンサンブル】
坂本 剛
ハンドコ アクアリオ
田井 啓
浜名正義
小野功司
塚田拓也
中村 伝
文永 傑
西尾健治
玉井晴章
安東 翼
佐久間 仁
大森瑞樹
朱 涛
【女性アンサンブル】
あべゆき
岸本美香
志賀ひかる
牧野友紀
滝沢由佳
荒木美保
井藤湊香
柴田厚子
光井さや
渡辺智佳
熊本梨沙
松本昌子
本井亜弥
蒼井 蘭
芦澤瑞貴

ライオンキング 5月25日

2013年05月25日 23時20分00秒 | 観劇

久しぶりのスンラさんのスカーが観たくて、チケットを手配してしまいました。
最初の登場時からダークなイメージのスカーでしたが、観ていると次はどんな表情を見せてくれるのか、ワクワクしてくると共に頬が思わず緩んでしまいます。
2幕では哀愁も感じられるようなやりきれなさに始まりましたが、やはり楽しませてくれるスカーでした。
今日の子ナラは、黒瀬空良ちゃんでした。
彼女はサウンド・オブ・ミュージック東京初演出身の1人ですが、もう1人現在の公演に出ている平井花南ちゃんを観たいのですが、どうもスケジュールが合わず観られないまま。
いつになったら、観られることか。
カーテンコールは特に何もありませんでしたが、いつも以上に笑顔が多かったスンラさんが印象的でした。

26日公演が東京公演通算5000回でしたが、前日の今日も記念品が配られました。
中身のピンバッチは5000回ですが、大入り袋はちゃんと4998回です。
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ラフィキ : 茜 りな
ムファサ : 内海雅智
ザズ : 雲田隆弘
スカー : 金森 勝
ヤングシンバ : 野田宏海
ヤングナラ : 黒瀬空良
シェンジ : 原田真理
バンザイ : 本城裕二
エド : 望月直人
ティモン : 黒川 輝
プンバァ : 川辺将大
シンバ : 島村幸大
ナラ : 岡本瑞恵
サラビ : 市川友貴
【男性アンサンブル】
奥田直樹
賀山祐介
近藤聡明
梅津 亮
武智正光
長手慎介
相良昌彰
高城将一
酒井良太
廣野圭亮
前田員範
玉城 任
石野喜一
【女性アンサンブル】
海宝あかね
高野 唯
渡辺由紀乃
井上智映子
谷 真梨子
鳥海郁衣
花田菜美子
加藤あゆ美
小島光葉
松岡彩花
間尾 茜
成松 藍

サウンド・オブ・ミュージック 千秋楽

2013年05月06日 23時15分00秒 | 観劇

東京初演の千秋楽は震災のために中止となり、その後の大阪、福岡は前楽までしか観ることができず、初めての千秋楽公演となりました。
12時過ぎと早い時間に劇場に着いてしまったのですが、ほとんど人影がなく時間を間違えたのかとさえ思えてきました。
少しずつ増えてきた観客で埋まってきた共通ロビー。
15分頃にライオンキングが開場すると、予想外にチェックインする人はあまりなく、共通ロビーに止まる人が大半。
驚いたことに、サウンドの会場を待っている人の方が多かったのです。
客席やロビーを観ていると、客層は普段との違いは感じられませんでしたが、開演数分前に大きな違いに気付きました。
5分前のチャイムが鳴ると、ざわめいていた客席が静まり始め、静寂が拡がります。
客席にいる誰もが、息をひそめて開演を待っているのが伝わってきて嬉しくなりました。

そんな空気の中で修道院の鐘の音が響き渡り、開演です。
「朝の祈り」は、修道院の日課と同様に、普段と変わらぬ美しい歌声が客席を包んでいました。
「サウンド・オブ・ミュージック」の智恵さんの歌声を聴き、今日の安定を確信しました。
「私のお気に入り」では、今週は活発な女の子な感じのマリアです。
昨日は歌い始めた修道院長様が止めてくれないので、両手で頭を抱えたりしていましたが、今日はいつも通りでした。
むしろ、智恵さんのパートで「お髭の生えた小さなネコ」の時、智恵さんが両手の人差し指で自分の頬をなぞりますが、秋山さんも控えめに智恵さんの真似をしていました。
ここで気付いたのが、智恵さんの首筋の汗。
やはり、いつもよりは緊張気味なのかなと。
「自信をもって」では、昨日のような動きは問題なかったのですが、最後のロングトーンが一瞬音が乱れかけてヒヤッとしました。
トラップ邸のシーンでは、子どもたち登場後の整列でフリードリッヒとルイーザの間隔が狭くて、ゆっくり2人の肘をずらすようにして抜けていきました。
「ドレミの歌」では、マリアも子どもたちも、いつも以上に良い表情をしていました。
心を開かない子どもたちにめげそうになるマリアを、グレーテルとマルタの2人の笑顔が助けます。
歌のラストを観たときには、久しぶりに涙が出てきました。
「もうすぐ十七歳」では、洋一郎クンのロルフがいつも以上に元気で表情豊かで良かったです。
リーズルに対しての優しさや、大人ぶったり、やんちゃ坊主のような笑顔をだったり。
観ていて楽しかったです。
マリアの部屋で、マリアに気付かれたリーズルが窓から転けるシーンに関しては、相変わらずみんなあまり上手くないです。
このシーンだけは、あかりちゃんや五所さんが上手かったです。
「ひとりぼっちの羊飼い」の今日の極めポーズは、客席側にお尻を向けてフリフリしたあと、振り返っていました。
満員の客席からの大きな拍手は、何度聞いても心地よい響ですね。
エルザ登場からは、ベテランの息のあった流れが心地よいです。
カーテンの服に対する大佐の怒りは、いつもより怒りが激しく感じました。
ここでのマリアとの台詞のやり取りの間が、とても良いです。
深水さんの不意を突かれたことへの怒りや、本音を突かれた事への動揺の表情が良いです。
更に、エーデルワイスを歌う子供たちを見つめる大佐と、親子を見つめるマリアの表情。
ここでも、涙が溢れてきました。
「さよなら またね」マルタやクルトの表情や動きが特に良いです。
今日唯一残念だったのは、フリードリッヒ。
大根田君の場合、初舞台から声変わりが始まってしまったのかも知れませんが、ハスキーな声でした。
そのため、台詞だけでなく「グッバ~イ」のハイトーンにギリギリ感は否めませんでした。
今日は緊張をしたのか、舞台中央辺りまで来たときに声が続かなくなり、口を閉じてしまいました。
修道院に戻ったマリアは、最近の智恵さんは沈み込んだ雰囲気を強く出していましたが、今日も同様でした。
両親と死別してから人を愛することがなかったマリアが、修道院長の言葉に勇気づけられていく様子がより強く印象づけられます。
「すべての山へ登れ」での割れんばかりの拍手は、言うまでもありませんでした。
ここまで観て感じたことは、今日は誰もが高い出来でバランスが取れていること。
後ろの方で演じている子どもたちの表情を観ていても、芝居をしているのではなく役を生きていると感じました。
6人の子どもたちが集中力を切らすことなく演じ続けられるのは、基本でありながらも難しい事だと思います。
できることなら、今日の映像を残して欲しいと思いました。
2幕、グレーテルの指にキスをするマックスですが、最近は指先に普通にキスをすることが多かったのですが、今日は以前のようにグレーテルの人差し指を握ってキスをしていました。
エルザとの結婚を子どもたちに告げるも、受け入れられない事に落胆する大佐の背中が少し丸くなっていて、いつもより淋しげに感じました。
ルイーザとブリギッタから大佐の結婚を聞かされたマリアの落胆振りが、以前よりも明確になっています。
エルザと大佐、マックスとの間で交わされるナチスとの関わりでの対立は、相変わらず強いです。
エルザとの別れた後の大佐とマリアに、展開が急との意見もありますが、大佐の表情と間が凄く良いです。
やはり智恵さんと深水さんの相性は、なかなかのものだと思わされます。
「ないか よいこと」の智恵さんの笑顔、今日もとても良かったです。
このシーンの最後、「マリア、君との結婚は誰に申し込めばいい?」「もちろん、子どもたちに!」で、大きな拍手が起きました。
これも、久しぶりです。
最近の智恵さんと深水さんの演技に拍手を送りたくて溜まらなかった私にとっても、気持ち良く拍手ができました。
「ウェディング シークエンス」での流れを観ていたら、マリアの幸せな笑顔に涙している私がいました。
電報を届けに来たロルフの変貌と「泣けばいいさ」の予期せぬ言葉に、今日の若奈さん目を潤ませていました。
提督が音楽祭参加を承認した後の大佐とツェラー長官とのやり取りも、いつもより迫力が増していました。
白倉さんから諏訪さんに変わり、音楽祭でツェラー長官が拍手をしなくなったのですが、今日の観客が「ドレミの歌 コンサート」で拍手をしてくれたので、長官のやむなき拍手が復活しました。
マックスのアンコールと称してのナチス情報の提供に、大佐とマックスの表情から2人の声なき会話が痛いほど伝わってきました。
今日は、歌っている子供たちを見つめるマックスの表情に笑顔がなく、それがこの先のマックスの運命を物語っているように見え、涙が溢れてきました。
ラストナンバーの美しい歌声が、いつも以上に心に響きました。

カーテンコールは、昨日までと同様です。
深水さんのご挨拶では、本日無事に千秋楽を迎えられたことと延べ来場者数が67,700人となったことが昨日と異なる点でした。
エーデルワイスに続き、勅使瓦さんから子役1人ずつの名前を呼び上げての卒業式も、同じ形で進みました。
一昨日は、フリードリッヒ、リーズル、グレーテルが。
昨日はブリギッタが涙を堪えられず泣いていましたが、今日は全員が最後まで笑顔で終えました。

今日の千秋楽も劇団的には一通加点でしかないとは言え、前回公演での幻の千秋楽に経つはずだった智恵さんや秋山さん、勅使瓦さん達にとっては、それぞれの思いがあったことと思います。
そんなことを考えていたら、再び涙が溢れてきました。
顔をあげると、智恵さんの頬にも涙が流れていました。
観客の大きな拍手に、何度も応えてくれました。
私にとっては、今日の公演が今回公演のベストに思える素晴らしいものとなりました。
俳優の皆さんと支えてきたスタッフの皆さんに、お疲れさまと同時に感謝の言葉を贈りたいです。
劇場を出ると、楽屋口には搬出のトラックが横付けされているのを目にしたとき、本当に今日で終わりなんだと思わされました。

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マリア : 井上智恵
トラップ大佐 : 深水彰彦
修道院長 : 秋山知子
エルザ : 八重沢真美
マックス : 勅使瓦武志
シュミット : はにべあゆみ
フランツ : 青山裕次
シスター・ベルテ : 久居史子
シスター・マルガレッタ : 矢野侑子
シスター・ソフィア : 兼田怜奈
ロルフ : 斎藤洋一郎

【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル : 若奈まりえ
フリードリッヒ : 大根田 岳
ルイーザ : 大塚あかり
クルト : 横山賀三
ブリギッタ : 吉井乃歌
マルタ : 菅野花音
グレーテル : 内田未来

【男性アンサンブル】
諏訪友靖
新藤晃大
柳 隆幸
野村数幾
菱山亮祐
藤木達彦
杉原 剣
蛭沼建徳
【女性アンサンブル】
増山美保
種子島美樹
礒辺愛奈
脇野綾弓
田代美里
辻 奈々
渡部真理子
原 彩子