東京メトロ・南北線の西ヶ原駅で下車し、徒歩数分の場所に『ゲーテの小径』という通りがあります。
通りを示すプレートには、ト音記号もモチーフにされていて、ちょっとオシャレな感じです。
以前から、この先に何があるのか気になっていたため、先日足を運んでみました。
途中、歩道のガードレールには写真のようなレリーフがはめ込まれていたり、歩道に小さなプレートも埋め込まれていたりします。
そんなものに目をやりながら歩いていくと、右手に白い石造りの外壁が特徴の大きな建物が現れました。
この建物は、東京ゲーテ記念館というもので、ドイツの文豪ゲーテをこよなく愛した故粉川忠氏によって設立されたものだそうです。
東京ゲーテ記念館ではゲーテの著作や関連資料など約15万点を所蔵し、ゲーテの研究をする人など希望者は閲覧することができるとのことです。
あいにく、日・月・祝日は休館とのことで、入館することはできませんでしたが、ちょっと興味が湧いてきました。
この建物は、ドイツワイマールにあるゲーテの住居をイメージしたものだそうです。
東京ゲーテ記念館の向かい側には、ゲーテパークと記された小さな公園までありました。
都内の下町の中の、小さなドイツ。
少しだけ、時間の流れが遅いような気がしました。