My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

ユタと不思議な仲間たち  野田

2012年01月21日 23時24分00秒 | 観劇

ソンダンが楽終え、29日の壁抜けまで予定が無かったのですが、某掲示板で今日のチケットを見つけてしまい急遽決めました。
自宅からは1時間半もあればたどり着けそうなロケーションでしたが、今日の天候もあって淋しい道のりでした。
時折雪が交じる冷たい雨も、劇場の中は熱い想いが詰まっていました。

1フロアで横幅が広めな印象の会場は、俳優さんの声が今一つスッキリしないのがちょっと残念でした。

ほぼ時間通りに、開演。
第一印象、上川君痩せたかな?
いじめにあっている表情が、なんとも切ないです。
小夜ちゃんに呼ばれて小走りの吉谷じっちゃ、上手の階段で躓いたのか、一瞬四つん這いで駆け上がってきたので、ちょっとビックリしました。
久々のあべかっちゃとじっちゃの会話に、ホッとしてしまいました。
かっちゃの方言、なぜか耳に心地よいです。
お化けなんて怖くないさと、びびりながら自身に言い聞かせるユタの表情もいいな。
ここまでは、いつも通りに観ていられたのですが・・・。
わらしたちが揃い、ご挨拶が始まると一変しました。
昨年、様々なメディアで取り上げられたシーンや記事が頭の中を駆け巡り、震災のシーンが蘇り、あべさんが「こんな時、役者って何もできない」の言葉が思い出されました。
被災地を目にし、被災者と対面し、中には自身の大切な人を失った、そんな俳優達が真剣に「誰のために演じるのか」を考え抜いてきた彼ら。
そんなことが、次から次に。
もうダメです、なにをしても涙が止められなくなりました。
更に、生きているってすばらしいでの菊池ペドロの「生きているって事は、それだけで素晴らしい」の一言に、再び涙腺崩壊です。
何か泣いている間に、あっと言う間の1幕でした。

2幕に入ると、噂の中野さんのクルミ先生登場です。
丹さんと比べると、当然の事ながらとっても若いのですが、それでもキャリア20数年のベテラン教師。
数年前にこの地に赴任したのかなと言う感じの、南部弁でした。
何か、ご本人も楽しんでいるかにような表情。
可愛さ有りの面白さです。
青虫を踏みつぶした後、小夜ちゃんの鋭い指摘にたじろぎ、うやむやにしてしまうのは、やはり丹さんの方が上手いですね。
踏みつぶした靴底の青虫を、差し棒で刮ぎ落とす仕草は、私はちょっと嫌かな。
ベテランがじっくり演じ込んできた役を引き継ぐだけに難しいと思いますが、頑張って中野さんの世界を作り込んで欲しいです。
全国公演のためだと解っているものの、カットされてしまったシーンは淋しいですね。
空気砲が室温や湿度の効果なのか、結構長くキレイなリングを保っていたのには、子供並みに感動してしまいました。
わらしたちに鍛えられ、成長していくユタ。
お疲れなのか、最後の方は少しバテ気味にも見えましたが・・・。
今日のかっちゃ、大作達との距離が無くなるのを見て、すすり泣き状態でした。
去っていくペドロ達と、慕うユタに、再び涙。
小夜ちゃんがボロ泣きしていなかったので、そこそこで涙が止められました。

お見送りのロビーは混雑していたけれど、皆さん丁寧に応えてくれていました。
握手は、菊池さん、中野さん、あべさん、和田さん、伊藤さん、奥平さんでした。
あべさん、秋で声を掛けた時と変わらず、優しい笑顔で応えてくれたのが嬉しかった。
3月、秋に帰ってきた時には、改めて「お帰りなさい」の言葉をかけてあげたいです。

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野田市文化会館 2012年1月21日
ペドロ 菊池 正
ダンジャ 柏谷巴絵
ゴンゾ 伊藤潤一郎
モンゼ 和田侑子
ヒノデロ 道口瑞之
ユタ 上川一哉
小夜子 奥平光紀
寅吉 吉谷昭雄
ユタの母 あべゆき
クルミ先生 中野今日子
大作 小原哲夫
一郎 厂原時也
新太 赤間清人
たま子 安宅小百合
ハラ子 齋藤 舞
桃子 原田麦子