今回公演4回目の公演を観てきました。
やはりこの作品はファミミュとされていますが、他の作品と比較すると子供たちの受けは今一つみたいですね。
今回も含めて2公演連続で「あ~、やっと終わった!」なんて言葉を耳にしてしまいました。
一方で、幼い子が「ゾウさん死んじゃった」半ベソの子もいました。
日頃、どんな環境にいるのかが垣間見られるような気がします。
飯村さんのひろめ屋、上手いですね。
登場シーンで号外(?)を盛大にばらまいていて、前方席の方には観劇記念になるのでは?
人形浄瑠璃のシーンでは、上手での謡いも上手いです。
味方さん、佐野さん、そして飯村さんと、3人のひろめ屋をみましたが、口上は味方さんが私好みです。
おミヨ役の守山ちひろさんは、キレイな歌声ですね。
シラバブのイメージが強かったのですが、ユタの小夜子でも観てみたいと思いました。
おゆきは、中野さんでしたが、佐和さんの和のしっとりとしたイメージがお似合いでだったので、もう1公演観たいです。
以前から可愛い笑顔とキレの良いダンスで気になっていた熊本梨沙さんですが、オープニングの子供役は、相変わらず可愛いです。
前回公演が梨沙さんの四季初舞台で、この日間尾さんが演じられていた男の子役だったそうです。
殿様登場後、九郎衛門の脇で男の子と2人で楽しそうに話をしていますが、どんな話をどんな思いでされているのかと、気になるところです。
松吉・殿様役の鈴木 周さんも、良い味を出しています。
初日は「ゾウを殺せ!」に迫力が感じられ、思わず「南十字星」の原田大尉を思い出してしまいましたが、その後は抑え気味になっていました。
今日は松吉で殿様の命に背く事を強く拒むシーンの口調に、強い意志を感じさせるものでした。
さすがの、周さんです。
周さんとは対照的な、高井さんもまた観てみたいです。
この作品も衣装替えが多くて、アンサンブルの方々は大変そうですね。
さらに、人形浄瑠璃を黒子で演じるのも大変だと思います。
前方席からは、顔の紗から俳優さんが判るので、いっそう興味深く観てしまいます。
殿様の命に背いて家を出たばかりのシーンは小さな人形ですが、距離が離れるに従って大きなものになり、北の村近くで俳優が人形と入れ替わり操られながら芝居をするのも、上手く作られています。
前回2階席で観ましたが、照明や吹雪、雪崩のシーンなど、興味深く観る事ができました。
床に八角形のラインが引かれているのが気になりましたが、九郎衛門の動線を示すものだそうです。
確かに2人の俳優で演じますが、限られた視界から動線を確認するのは容易ではないですね。
今日は、客席で大徳朋子さんをお見かけしました。
サウンド・オブ・ミュージックの時に子役を担当されている関係だと思いますが、度々お見かけしていました。
今回子役はいませんが、前回公演でおミヨを演じていらっしゃったので、それもあってでしょうか?
4回目で、変則キャストの今回公演での石野喜一さん以外のキャストで観られました。
残り1週間ほどですが、4月以降に全国公演に入るのでしょうね。
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【男性アンサンブル】 高城将一 政所和行 二村誠俊 寒河江幸弘 若山展成 玉木隆寛 松尾 篤 野口雅史 |
【女性アンサンブル】 森 真琴 大橋里砂 熊本梨沙 五所真理子 小澤真琴 間尾 茜 |
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【九郎衛門】 伊藤 源 岡田匡平 |