午前中に打ち合わせを済ませて、お昼を取らずに劇場へ直行しました。
雨で傘をさしていることもありますが、既に歩道の直ぐ側まで列が伸びていました。
受付を済ませ参加証を見ると、「1階 Bグループ」でした。
友人の席を聞いたら、2階席。
これは、もしかしたら?
そう、クレイジー・フォー・ユーなどでも行われた、グループトークです。
1グループが50人程度かと思われるものが、7グループできていたようです。
着席すると、進行役の洋君が登場。
今回の参加者に声をかけると、お揃いの「ソンダン」Tシャツを着て全員が登場。
3人一組になっています。
今回のイベントは、3人一組の俳優さん達が前半・後半とで2つのグループと交流をするものです。
黒いボックスが2つ用意され、各グループの代表が1枚ずつくじ引きをして、観客のグループを決めました。
洋君から、「もし前半と後半が重なったら、こっそり交換してください。」と言ってるそばから、西尾さんが重複してしまったカードを見せてしまいブーイングが起きてましたが、隣のグループと交換となりました。
訪問グループが決定した時点で、イベントスタートです。
私のグループは、前半が達郎君、駅田さん、松出君。
後半が、間辺さん、智恵さん、朱涛さんです。
まずは、前半。
達郎君が進行役の様な形です。
さすがと思ったのはマイクを使わない上に周囲でも話し声が飛び交うので、座席位置によっては聴き取り難いことを考慮して、観客からの質問も含めて回答者が大きな声でグループ最後列まで聞こえるように話を進めたことです。
「今回の公演で、一番注目して欲しいものは?」
達郎君
「ガイ・ライク・ユー」が曲も雰囲気も気に入っているそうです。
「ノートルダムの鐘」は上演したことが無いので、わずか数分の中でストーリーの世界観を表さのは難しいとのこと。
達郎君と岩崎さんの男性2人は、ゲイの設定だそうです。
岩崎さんほどでのゲイではないので、至る所でシナを入れたりしているそうです。
敬二さんの指示で、小指を立てているそうです。
全国での松島さんから、事細かく教わったそうです。
そんなこともあり、一番稽古量が多かったそうです。
「体調を整える方法は?」
駅田さん
全体でのアップの前に、自分の気になる所を中心に動かしている。
メイク時間で、せっかくアップしたものが落ちてきてしまうので、改めてアップしていくそうです。
終演後、ストレッチなどをして疲れを落としていくそうです。
達郎君
シンガーでは、喉周りをいじられるのを嫌う人もいるそうです。
歌っていると背中がバリバリに凝るそうで、マッサージをしても、指が入らないそうです。
駅田さん
マッサージをしても、なかなかほぐれないそうです。
一度ほぐしてもらっても、他の場所をマッサージしている間に元に戻ってしまうそうです。
「本番中につったりしませんか?」
達郎君
明日は近づくを歌っている途中、背中がつる事があるそうで、痛みを堪えてはけていくそうです。
松出君
旅公演の場合、冬は「生きているってすばらしい」から「キャッツ」でダンスシューズからジャズシューズに履き替える時、足裏を解したり、塩を口に含んだりして予防しているそうです。
「ヘロデ王の設定について」
達郎君
イントレの上下(上はシンガーで、下はダンサー)は全く別の世界になっていて、ソンダンのアレンジ+JCSの世界観を表現しているそうです。
松出君
ダンサーは、お金や柱に蛇が纏わり付いているようなイメージで、現実的な生々しいものを表現しているそうです。
達郎君
POPな感じの歌が得意なので楽しいそうで、カジモドを歌いたいとも。
「好きな歌は?」
達郎君
ガイ・ライク・ユーの前半。駅田さんから、自分の歌かい!との突っ込みアリ。
いかに巧みに歌うかで、後半が決まるため。
歌いたいのは、アンダー・ザ・シー。
京都で歌ったスーパースターを、歌いたいそうです。
しばしば、兄の洋輔君にダメ出しをするそうですが、松出君からは喧嘩はしないけど袖で言い合っているのを見かけるとのことでした。
松出君
「スキンブルシャンクス」
駅田さん
「心を開いて」
ここで、前半終了となり、後半の俳優さんたちと交代です。
「早替えについて」
智恵さん
袖に入ると「どいて、どいて!」と言う感じで早替え部屋へ走っていき、戦争状態だそうです。
衣装だけでなく、アクセサリーやマイク、ヘッドセットと大変で、総て自分自身でやるそうです。
男性は通路で着替えていて、パンツ一丁でいる脇を平然と通り過ぎているそうです。
朱さんから、早替えの様子を見せたら、夢を壊すかも知れないとのことでした。
一番大変な早替えは、
間辺さん
クリスティーヌの後のエスメラルダで、着替え自体は余裕があるが、ここではイントレの上に上がりポーズを決めて座るまでなので、スタッフの方に「急いで!」と言われたこともあるそうです。
朱さん
早替えはないけれど、早替えの自信はあるそうです。
ボレロの後は、全員が早いそうです。
智恵さん
メモリーからヘロデの時が大変だそうで、部屋に靴や床に輪にしたドレスをセットしておき、着替えるそうです。
ハンドマイクからヘッドセットに変えたり、飾りがファスナーに引っ掛かることもあって、大変だそうです。
朱さんから、直ぐに変身できるものが欲しい!との発言も。
グリンダのポピュラーのシーンが浮かんできました。(笑)
「一番好きな作品と役柄、やってみたいもの?」
智恵さん
出演しているものがその時に一番好きな作品なので、今はソンダン。
ソンダンは、みんなで一緒に作る感じするので。
やってみたいものは、秘密。
これは、俳優さんは皆さん同じですね。
※人前で言ってしまうと、役が来ないなんて荒川さんが以前話をしていました。
自分が男だったら、チェ・ゲバラを演じてみたいそうです。
朱さん
全部好き!
お気に入りは、ソンダン、ACLのダン、WSSのディーゼル、アンサンブルだけどAIDA。
やくざをやりたいそうです。(似合いそうです。)
間辺さん
いろんなものを演じてみたいそうです。
ストプレが勉強になり、楽しかったそうです。
キャッツは夢だそうです。
智恵さんから何の役かを問われたら、
かなり照れながら、「白いネコ」だそうです。
「男性女性が逆転したら?」
朱さん
お洒落は私の切り札の、変身をやってみたい。
間辺さん
ガイ・ライク・ユーの岩崎さんや、男の中の男な感じの西尾シモン。
智恵さん
暴走族だそうです。
「白黒ポンチョ」
間辺さん
稽古中何度も踏んでしまうそうです。
智恵さん
ハンドマイクを持ち上げようとすると、自分で踏んでいることがあるそうです。
朱さん
ターンする前に踏んでしまい、動けない!と言う時もあるそうです。
皆さん、少なからず苦戦しているようです。
「上演中の笑顔の秘密は?」
智恵さん
作って出来るものじゃない。
心からの笑顔でないとダメで、作ったものは見抜かれてしまうとのこと。
隣の朱さんが、作り笑顔をしていました。
間辺さん
緊張するけれど、客席の拍手や楽しんでいるのを見ると、自然と自分も笑顔になるそうです。
「地方公演での楽しみ」(長崎から来た方からの質問)
間辺さん
はだかの王様で北海道に3週間いたときに、食べ物が美味しくて食べすぎてしまったそうです。
脇腹を押さえながら、「あれっ?」って感じの仕草をしてました。
朱さん
ご当地ものが好きだそうです。
智恵さんから、日本酒好きであるとのこと。
智恵さん
長崎の角煮まんじゅうが美味しいと。
以上で、前後各15分ほどのトークイベント終了です。
俳優さんは全員で22名。
3名一組となると、1人余る・・・。
そう、洋君がどこにも属さなかったのですが、他のグループに顔を出して参加していたそうです。
秋でのCFYは劇場が広かったので、ロビーやホワイエなども利用でき、話も聞きやすかったのですが、さすがに自由劇場は騒々しかったです。
でも、とっても楽しい時間でした。