なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

発熱・咽頭痛

2017年07月21日 | Weblog

 一昨日内科新患を診ていた先生(大学からのバイト)から、20歳半ばの女性が発熱・咽頭痛で受診して、発疹が出ていると相談された。内科再来を診ていて、その日が人数が特に多かった。「風疹疑い」と言われたのがよくわからなかったが、溶連菌など咽頭炎の検査を勧めた。溶連菌迅速試験陽性でペニシリンを処方して帰しましたと報告があった。

 後で診療録を見返すと、2~3日前から発熱・咽頭痛があり、受診痔は37.9℃だった。咽頭は腫脹・白苔なし(発赤はあったのか)。発疹は顔面と頸部(首の回りとあった)に小水疱を伴う小発疹とある。小水疱?。検査の結果は炎症反応がわずかに上昇していた(白血球数は正常域で、以前の結果よりは増加していて、CRP1.1)。溶連菌迅速試験は陽性。これは溶連菌感染症の症状としていいのか。

 日曜日の日直の時には、30歳代始めの保育園勤務の女性が、4~5日続く高熱と咽頭痛で受診した。咽頭は軽度に発赤して、扁桃に白苔があった。溶連菌迅速試験陰性でアデノウイルス迅速試験陽性だった。炎症反応は軽度上昇。耳鼻咽喉科医院を受診して、抗菌薬(グレースビット)が処方されていた。

 仕事柄、「アデノウイルスです」と伝えると納得したようだ。同じ時期に膀胱炎の症状もあったそうで、処方された分の抗菌薬は続けてもらうことにした(残り2日分)。解熱薬のみ処方追加した。 

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