なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

「外来で診る不明熱」

2017年07月30日 | Weblog

 今日は「外来で診る不明熱」國松淳和著(中山書店刊)を読んでいた。国立国際医療研究センター病院なので、他の病院であるいは他の大学病院で精査して診断の付かない症例が紹介されている。PETによる不明熱研究の窓口としての不明熱外来でもある。診断がついた疾患として一番多いのが、自己炎症性疾患だそうだ。不明熱といっても高難度な症例で、一般病院の症例とは全然違う。

 当院だと、クリニックで診断がつかない症例が紹介されてくるので、CT・MRIの画像であっさり診断がついたりする。クリニックで気づきにくいものとしては、心内膜炎・亜急性甲状腺炎・菊池病・リウマチ性多発筋痛症などだろうか。偽痛風(普通に膝関節・手関節が多いが、頚椎も)も時々ある。機能性高体温症もあった。

 診療レベルが違いすぎて(難しすぎて)参考になりにくいが、トップレベルではそんなことが行われているのかと知るのもいいかもしれない。症例としては椎間関節偽痛風(胸腰椎)が興味深い。「ステロイドで治療する病気」に、菊池病・結節性紅斑・亜急性甲状腺炎・リウマチ性多発筋痛症でのステロイドの使い方が具体的に記載されていて、これはすごく参考になる。三森先生は岩手県立中央病院で診療されていて、内科学会東北地方会で講演を聴くことができた。

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