水曜日に腰痛の65歳男性が整形外科を受診しようと来院した。当院整形外科の外来に定期的に通院している。右肩腱板断裂の術後のフォローと腰椎椎間板ヘルニアがあった。
発熱があったために、発熱外来扱いとなり、新型コロナの抗原定性検査陰性を確認後に内科新患に回された。内科の若い先生が担当していた。
4日前から腰痛~臀部痛があった。下肢のしびれがあるが、それはふだんの症状と変わらないという。
腰椎MRIの脂肪抑制T2強調画像で、L5・S1椎体に高信号を認めた。化膿性椎体炎疑いとして、血液培養2セットを提出後に内科入院となった。
バンコマイシンとセフトリアキソン併用で治療して、入院後は解熱傾向にある。整形外科外来は3か月に1回の受診で、ちょうど来週に予約が入っていた。その日に整形外科コンサルトとしていた。
高信号の椎体の棘突起にも高信号があり、放射線科の読影レポートでは「限局性液体貯留あり」となっていた。緊急性の神経症状がなければ、来週まで待ってもいいだろうか。