Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Mの悲劇

2012-03-03 00:00:00 | 国際結婚・家族のこと
朝からMは大粒の涙aseをこぼしたdokuro

5年生から始まる家庭科用のバッグをJが買わないと言ったからでした。



日本の小学校では、絵の具セット、お習字セットなど、鍵盤ハーモニカ、
などの勉強に必要な道具を個人で揃えなくてはなりません。

そして、そのお道具のカタログを学校から全員がもらい、
sanzai学校からまとめて発注できる仕組みになっています。

もちろん、お兄ちゃんやお姉ちゃんのものがある家庭や
そのカタログ以外から自分で選んで揃えてたい人には強制ではありません。
でも、7~9割くらいの子供はそのカタログから発注します。

わざわざ探して買う手間が親にはかからないし、
ファンシー文具屋さんの今流行のキャラクターがついたケースがよりどりみどりで
子供も新しいバッグを買ってもらえるような楽しみがあるからです。down



Mは、こういう流行グッズが大好きですheart
おしゃれkirakira2だと信じています。
こういうものを持ってることがステイタスなのです。

・・・ところが、父母であるJと私は、

まず、学校が業者と結託して物を売るということに反発を感じるタイプanger
さらに、
大企業のブランド品&キャラクターグッズを斡旋されることにもanger
さらにさらに、
ウチの場合、デザインになってる英語にも反応する・・・・
「そんな意味不明の英語は恥ずかしい」とかうんぬんanger

日本ではこういうタイプは「あまのじゃく」と言われるマイナーな存在ですね。

それに反してMは、流行っていてかわいいものが欲しい。
みんなと違う見たことないものは恥ずかしい、という対極な感覚ですから、
そこが悲劇です。

まあ、私としては、こういうキャラクターは好きじゃないけど
子供には子供の流行があって欲しいのもわかる。

だけどJは、いきなりカタログを出されて、
コレ買っていい?!」ときかれ、
「コレかコレが欲しいの。いい?!」ですから、
とっさに「I'm not buying any!!」と突っぱねました。dokuro

学校で使うものなら買ってもらえると信じていたMはそこで
ボロボロ涙をこぼして泣き声で「I want that! Because I want ... 」ase

「もうこの話は終わりだ」とJが席を離れたあとも、
私に向かってパパへの文句を繰り返すので、

誰かを動かしたいと思ったら、
きちんと説明して納得してもらわないといけないこと、
「ほしい、ほしい」と泣いても事態は変わらないこと、
急に強く人を動かそうとすればするほど相手は反発することなど、
教えました。

カタログを用意してくれる学校を、素直に「親切だsymbol1」と
思えない親のところに生まれて来たのは悲劇ですけど、

世間勉強だと思って頑張ってください。smile