Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

2冊のNeverwhere

2013-03-20 20:03:00 | ベネディクト・カンバーバッチ


現在6エピソード中3までが放送されたBBC4ラジオドラマ「Neverwhere」
本を読んでいます。だいぶ前に原書の方は買ったけど、Cabin Pressureだの
Casanova放送だのもあってこれは英語では追いつかない!と和書も買いました。

これがかなりの正解なんです!3/16に第1回が放送になる前に読みたいと
日本語で読み始めたら、速く読めるのはいいんですが、よくわからない部分や
不思議な日本語が出て来る時、原書に戻って確認できるので、正確にも読めるのです。

その部分とはどういうところかと言いますと、

①主語
私も自分で和訳に挑戦してみて思ったのですが、日本語には主語を全部入れると
くどくなるので省いても意味が通る時は省くのですね。でもこれが、訳した人には
明らかでも読者には誰のした行為なのか不明なことがあるのです。

②固有名詞
この本の場合、キャラクターの名前も、原典を確認したくなるものが多いです。
???な名前もあるし、ラジオで聞く時に知っているといいと思って。
ヴァンデマール氏(うじ)・・・これはMrがなぜ「うじ」なんだろ?
クループ氏(うじ)・・・これも
老ベイリー・・・この老には(オールド)とルビがありました
伯爵の宮殿・・・こっちもアールズ・コートとルビ
→この2つは地下鉄駅名でしかも単語の意味をかけてるからやっかい

③天使の声の描写
何と言っても、前半ハイライトの天使イズリントンの登場場面での描写です。
「とてつもなく美しいものだった。声は低かった。」
ここで私は、あ~~!声は低い!低いのね!だからベネディクトなのね!と
1人盛り上がったのですが、念のため原書を見たら・・・・
「It was very beautiful. Its voice was quiet.」
日本語で、音が小さいことを、音が低い、という方いらっしゃいませんか?
私はそれは間違いじゃないかと密かに思ってるんですが、困るなこの混乱。
ちなみにラジオではIts voice was quietは囁きになってましたね。

さて実はラジオでラストに驚きたいと、本は最後の少しを残し読むのをやめてます。
あと3話残ってる・・・・読むのを我慢できるだろうか。

ラジオは上のリンクから放送分が聞けます。
第4話は日本時間3/21 3:00am