1月はSherlockedでしたので、キャビン・プレッシャーの和訳を再開したのが2月になってしまいました。折しもジョン・フィネモアが以前のお知らせ通り45分の最終スペシャル録音(2/23)をブログで発表し、BBCが公開録音チケット抽選受付をしました。その申し込み数がBBC記録を更新した、放送はクリスマス・イブの予定、と英国情報誌The Radio Timesが記事にしたけど、ジョン本人は「放送日は聞いたことないよ」とツイッターで言っていた件が昨日リンクしたBRITISH COMEDY GUIDEにまとめられています。放送日の根拠は不明ですが、そのThe Radio Timesが「ベネディクト・カンバーバッチのファンがキャビン・プレッシャーの最終エピソードのチケットを求めて記録更新」とリードに書いたので、ファンが「私達はベネディクトだけを追って殺到しているのではなく、優秀な脚本とキャスト全員の素晴らしい演技とハーモニーを素晴らしいと思っているのです」とコメントがまた殺到していました。頷くとともに、作品への尊敬と俳優個人への愛には境界線を引けないよなあ・・・と複雑な感情にも気がついた・・・
Cremonaのエピソードが放送されたのは、2008年7月。
スターを乗せたMJNの反応、コスプレして出待ちするファンの群れ、女優の自分の評価への抵抗とファンへの不満・・・・スターに舞い上がって墓穴を掘るマーティンを演じたベネディクトも、まさか数年後に自分がそのスターになるとは知らなかったんですよね!
キャロリンは、A film star=映画スターと言ってましたのでそれが世間一般の評価でしょうけど、大ヒットしたらしいシリーズはどうやらお金のために出演した世俗的な映画で、女優さんとしては、ストラトフォードでの古典劇やオリビエ賞受賞のキャリアのある正統派俳優だと知って欲しい。
手作りの鎧を着て歌いながら待ち受けるファンは、思わず成田のお迎えやコスプレしてSTIDイベントへ出かけた自分にぴったり重なるという、笑えないお話です!
さらに先日のバーミンガムでのシャーロックファン・コンベンションでは、幸運にもチケットを購入できた人達が感想やレポをネットにあげてくださったんですが、ベネディクトに至っては1000人と写真撮影とサインをベルトコンベア状態で遂行したので、参加しながらも、なんてハードなお仕事か!と舞い上がりつつも労うという方もいらして激しく同意しました。自分が参加できるならしたいし、同時にベルトコンベアを憂えてしまう。正式にチケットを購入した権利なのだから何も悪くはないのにどこかに残る後ろめたい気持ちは、そうだ!私の場合、お見合いに近い。間違いのない相手を他人にお世話になり紹介してもらう、お礼金も払う、いいじゃないの?何が悪い?・・・・でも理想の人に落としたハンカチを拾ってもらってじゃないけれど、できれば偶然のドラマチックな出会いで恋愛して結婚したい。と既婚者の私が言うのも変ですが、そんな心理かと。事実、同じくスターにサインをもらうのでも、劇場の待合室で、出演者本人や見に来た別の俳優さんに会ってサインをもらう、って方が心底羨ましい~~って思えるわけで、いや、コンベンションで会えるのももちろん羨ましいのに、たくさんのベネディクトとのツーショット写真見ながら考えておりました。はい、羨ましいです!いいなあ!
ではCremonaに戻りまして・・・トリビアと感想
*冒頭のダグラスのアナウンス、シナトラで有名な「私を月まで連れてって」の歌詞になっています。ダグラスはタイトルのMeをYouに変えて言ってます。
*portacabin とは、イギリスではプレハブ住宅の一般名詞で、ここではキャロリン達が発着前に仕事したりする事務所のような小さな建物のようですが、日本語が見つかりません。困ってます。日本では小さい空港にそういうのあるのでしょうか?
*the Lady of the Lake「湖の乙女」は実際にある「アーサー王の死」の登場人物で妖精のような存在だそうです。
でもアーサーが言ってる映画の内容は原作と随分違うようでヘスターが嫌うのも無理ないかも。もしアーサーを信頼できるとすれば。
*お気づきかと思いますが、一応書いておきます。中産階級のご夫婦アルチミーターさん達のこと。マーティンが操縦室の計器を「these are the altimeters」と言ったのが人を紹介する時の言い方と同じなのでヘスターがそう言ったのですね。人を紹介する英会話、ひとりなら「this is ~~」複数なら「these are ~~」で夫婦や家族の場合the (苗字)s、この覚えるべき例文どおりに紹介するのが中産階級、と。
*マーティンの「孔子曰く "Never eat yellow snow!" 「黄色い雪を食うなかれ!」は、雪の黄色い部分はおしっこだから食べるなという意味。
*マーティンが特等室を解約しようと「政治家の部屋~遺体安置所」うんぬんと言った台詞は、特等室/stateroomのstateにかけた駄洒落なので和訳では表現しきれませんでした。ごめんなさい。statemanは政治家、lie in stateは偉人の遺体安置所の意味。
*ガリバルディにてアーサーがゴキブリを見て「あれ本物?」と言ったけど、イギリスにはゴキさんいないから、びっくりしたでしょうね!
*フワフワのホテルのガウンを来たダグラスが見たいものです。
Cremonaのエピソードが放送されたのは、2008年7月。
スターを乗せたMJNの反応、コスプレして出待ちするファンの群れ、女優の自分の評価への抵抗とファンへの不満・・・・スターに舞い上がって墓穴を掘るマーティンを演じたベネディクトも、まさか数年後に自分がそのスターになるとは知らなかったんですよね!
キャロリンは、A film star=映画スターと言ってましたのでそれが世間一般の評価でしょうけど、大ヒットしたらしいシリーズはどうやらお金のために出演した世俗的な映画で、女優さんとしては、ストラトフォードでの古典劇やオリビエ賞受賞のキャリアのある正統派俳優だと知って欲しい。
手作りの鎧を着て歌いながら待ち受けるファンは、思わず成田のお迎えやコスプレしてSTIDイベントへ出かけた自分にぴったり重なるという、笑えないお話です!
さらに先日のバーミンガムでのシャーロックファン・コンベンションでは、幸運にもチケットを購入できた人達が感想やレポをネットにあげてくださったんですが、ベネディクトに至っては1000人と写真撮影とサインをベルトコンベア状態で遂行したので、参加しながらも、なんてハードなお仕事か!と舞い上がりつつも労うという方もいらして激しく同意しました。自分が参加できるならしたいし、同時にベルトコンベアを憂えてしまう。正式にチケットを購入した権利なのだから何も悪くはないのにどこかに残る後ろめたい気持ちは、そうだ!私の場合、お見合いに近い。間違いのない相手を他人にお世話になり紹介してもらう、お礼金も払う、いいじゃないの?何が悪い?・・・・でも理想の人に落としたハンカチを拾ってもらってじゃないけれど、できれば偶然のドラマチックな出会いで恋愛して結婚したい。と既婚者の私が言うのも変ですが、そんな心理かと。事実、同じくスターにサインをもらうのでも、劇場の待合室で、出演者本人や見に来た別の俳優さんに会ってサインをもらう、って方が心底羨ましい~~って思えるわけで、いや、コンベンションで会えるのももちろん羨ましいのに、たくさんのベネディクトとのツーショット写真見ながら考えておりました。はい、羨ましいです!いいなあ!
ではCremonaに戻りまして・・・トリビアと感想
*冒頭のダグラスのアナウンス、シナトラで有名な「私を月まで連れてって」の歌詞になっています。ダグラスはタイトルのMeをYouに変えて言ってます。
*portacabin とは、イギリスではプレハブ住宅の一般名詞で、ここではキャロリン達が発着前に仕事したりする事務所のような小さな建物のようですが、日本語が見つかりません。困ってます。日本では小さい空港にそういうのあるのでしょうか?
*the Lady of the Lake「湖の乙女」は実際にある「アーサー王の死」の登場人物で妖精のような存在だそうです。
でもアーサーが言ってる映画の内容は原作と随分違うようでヘスターが嫌うのも無理ないかも。もしアーサーを信頼できるとすれば。
*お気づきかと思いますが、一応書いておきます。中産階級のご夫婦アルチミーターさん達のこと。マーティンが操縦室の計器を「these are the altimeters」と言ったのが人を紹介する時の言い方と同じなのでヘスターがそう言ったのですね。人を紹介する英会話、ひとりなら「this is ~~」複数なら「these are ~~」で夫婦や家族の場合the (苗字)s、この覚えるべき例文どおりに紹介するのが中産階級、と。
*マーティンの「孔子曰く "Never eat yellow snow!" 「黄色い雪を食うなかれ!」は、雪の黄色い部分はおしっこだから食べるなという意味。
*マーティンが特等室を解約しようと「政治家の部屋~遺体安置所」うんぬんと言った台詞は、特等室/stateroomのstateにかけた駄洒落なので和訳では表現しきれませんでした。ごめんなさい。statemanは政治家、lie in stateは偉人の遺体安置所の意味。
*ガリバルディにてアーサーがゴキブリを見て「あれ本物?」と言ったけど、イギリスにはゴキさんいないから、びっくりしたでしょうね!
*フワフワのホテルのガウンを来たダグラスが見たいものです。