7/30追記
YKさんよりいただいたコメントで、下記の社長さんが「ジェームズ・ボンド 仕事の流儀」という本を書かれていることを知りました。密林をのぞいたら、ボンドのファンであろう読者から「ボンド話とは関係ない英国体験の自慢話」「一般市民が大人のお伽噺として楽しむのがボンドなのに」って、わっはっは!私のお店の第一印象である庶民のひがみ根性を逆撫でされたような人もいたのか。これは実際に読んでみたいと逆に思ってしましました。←あまのじゃく 追記ここまで
昨日の雨の日グッズに加え、ささやかな贅沢品としてこんなのも。
スマイソンの小さいノート2冊とペンハリガンのパウダー。ペンハリガンは、コレクティブには「ベネディクトがギャップイヤーにバイトした店」として有名ですよね!
実は香水も買ったつもりだったのに、細々したものをかかえてレジに行くまでに落としたらしく、帰宅して袋開けたらありませんでした。がっかり。パウダーの「LILY OF THE VALLEY」とは鈴蘭のことで、フレディ・マーキュリーの作った同名の曲があるので、ずっとこのブランドのこの香りに憧れていました。知っていたのは練り香水の方でしたが、ここ最近の気温上昇というタイミングでパウダーを見たら、実用的だから使ってみようかな?と思いました。(香水よりも自分のためにバンバン使えて気持ちいいです!)
スマイソンは文房具の、ペンハリガンは香水の、老舗英国ブランドです。王室御用達で、ロンドンでも高級デパートやボンドストリート界隈の直営店でしか売っていません。日本でそういうものばかりを扱うショップ「VULCANIZE」のセールに誘っていただいたので楽しい買物ができました。
贅沢品というのは、上流階級では当たり前に使うもので、庶民はそんなものなくたってパウダーならジョンソン&ジョンソンがあるしノートは無印で充分用途は足りるものです。
それなのになぜにこんな一筆書き出したかといいますと、セールの売り場を出たホワイエの隅っこにあるバーで、ドリンクサービスを受け感激したからなのです!その場の会話でわかったのですが、バーでドリンクを注いでくれたのは、その贅沢品を扱うお店の社長さんだったのです。セールに来てる社員にもふるまうとのこと。素晴らしい社長さんではないですか?!
実は数年前に、青山にあるこのセレクトショップの一角で、夫が出向してワインを語ったので私もそれを見に行ったことがありました。でもその時は店の品物を見て「こんな贅沢品は自分には縁がないなあ」「イギリスのお金持ちが使ってるのは絵になるけど日本人が真似してもなんかなあ」と完全に庶民のひがみとしての感想しか出て来ませんでした。
それが自分にも手が出るお値段のものを見て、社長さんがいい人だって知ったとたんにひがみ根性がスルリと落ち、「いや待て。フランス革命で職を失った貴族の家のシェフが、以降レストランに職を得てフランス料理の伝統が受け継がれているように、イギリスの老舗だって、新興勢力や外国人が、その伝統と技に敬意とお金を払って助けられているのではないか」という図式が頭に浮かんだのです。
社員も大切にする素敵な社長さん、きっと誰よりも英国の贅沢品がお好きなんでしょうね。ウェブには「博物館みたいなショップ」と書いてあったけれど、丁寧に作られた品物を「商品」ではなくて「アート作品」や「文化遺産」のように愛しているんでしょうねえ。
身分不相応な贅沢品は敵だ!という思いを捨て、文化継承に小さな協力、と私も贅沢品を使える時には使うとここに宣言します!
フレディの作った美しい「Lily of the Valley/谷間のゆり」の曲もついでにどうぞ。
贅沢品にふさわしいリリカルさです。
YKさんよりいただいたコメントで、下記の社長さんが「ジェームズ・ボンド 仕事の流儀」という本を書かれていることを知りました。密林をのぞいたら、ボンドのファンであろう読者から「ボンド話とは関係ない英国体験の自慢話」「一般市民が大人のお伽噺として楽しむのがボンドなのに」って、わっはっは!私のお店の第一印象である庶民のひがみ根性を逆撫でされたような人もいたのか。これは実際に読んでみたいと逆に思ってしましました。←あまのじゃく 追記ここまで
昨日の雨の日グッズに加え、ささやかな贅沢品としてこんなのも。
スマイソンの小さいノート2冊とペンハリガンのパウダー。ペンハリガンは、コレクティブには「ベネディクトがギャップイヤーにバイトした店」として有名ですよね!
実は香水も買ったつもりだったのに、細々したものをかかえてレジに行くまでに落としたらしく、帰宅して袋開けたらありませんでした。がっかり。パウダーの「LILY OF THE VALLEY」とは鈴蘭のことで、フレディ・マーキュリーの作った同名の曲があるので、ずっとこのブランドのこの香りに憧れていました。知っていたのは練り香水の方でしたが、ここ最近の気温上昇というタイミングでパウダーを見たら、実用的だから使ってみようかな?と思いました。(香水よりも自分のためにバンバン使えて気持ちいいです!)
スマイソンは文房具の、ペンハリガンは香水の、老舗英国ブランドです。王室御用達で、ロンドンでも高級デパートやボンドストリート界隈の直営店でしか売っていません。日本でそういうものばかりを扱うショップ「VULCANIZE」のセールに誘っていただいたので楽しい買物ができました。
贅沢品というのは、上流階級では当たり前に使うもので、庶民はそんなものなくたってパウダーならジョンソン&ジョンソンがあるしノートは無印で充分用途は足りるものです。
それなのになぜにこんな一筆書き出したかといいますと、セールの売り場を出たホワイエの隅っこにあるバーで、ドリンクサービスを受け感激したからなのです!その場の会話でわかったのですが、バーでドリンクを注いでくれたのは、その贅沢品を扱うお店の社長さんだったのです。セールに来てる社員にもふるまうとのこと。素晴らしい社長さんではないですか?!
実は数年前に、青山にあるこのセレクトショップの一角で、夫が出向してワインを語ったので私もそれを見に行ったことがありました。でもその時は店の品物を見て「こんな贅沢品は自分には縁がないなあ」「イギリスのお金持ちが使ってるのは絵になるけど日本人が真似してもなんかなあ」と完全に庶民のひがみとしての感想しか出て来ませんでした。
それが自分にも手が出るお値段のものを見て、社長さんがいい人だって知ったとたんにひがみ根性がスルリと落ち、「いや待て。フランス革命で職を失った貴族の家のシェフが、以降レストランに職を得てフランス料理の伝統が受け継がれているように、イギリスの老舗だって、新興勢力や外国人が、その伝統と技に敬意とお金を払って助けられているのではないか」という図式が頭に浮かんだのです。
社員も大切にする素敵な社長さん、きっと誰よりも英国の贅沢品がお好きなんでしょうね。ウェブには「博物館みたいなショップ」と書いてあったけれど、丁寧に作られた品物を「商品」ではなくて「アート作品」や「文化遺産」のように愛しているんでしょうねえ。
身分不相応な贅沢品は敵だ!という思いを捨て、文化継承に小さな協力、と私も贅沢品を使える時には使うとここに宣言します!
フレディの作った美しい「Lily of the Valley/谷間のゆり」の曲もついでにどうぞ。
贅沢品にふさわしいリリカルさです。