シャーリーズ・セロン、この役の髪型とメイクが今までで一番好きなので、次から次へと肉弾戦が続いても見て入られました。
しかも彼女は身長177cmの足長さんということでモデル並みに服を着るとカッコいい・・・分、脱いだ時はあんまりセクシーじゃなかったですが、そこが「最強の女スパイ」としてリアルでよかったかもです。
私が見た劇場では、男性一人客がかなり多く、姐さんのセクシーシーンもそれは楽しみにしておられたでしょうけど、彼らの落胆具合はいかがなものでしょうwww
強い女戦士としては、お尻の重そうなスカーレット・ヨハンセンの方が個人的に好み。多分、女スパイのイメージとしては峰不二子ちゃんが子供心に刷り込まれているからですね。現実的には胸やお尻が大きかったら機敏な動きが苦手そうですけども。
セロン姐さんはずっとかっこよく、ちょうどベルリンの壁崩壊の時が舞台なので、その当時のヒット曲がずっと軽妙にかかって血生臭いシーンを清めてくれた感があります。
スパイだからアクションがもれなく付いてくるのですが、
私は正直こういう肉弾戦に刃物よりも、ボンドやM:Iみたいに華麗な作戦と組み合わせて欲しかったかなあ。女性なのに挌闘技が得意ってのは意外性があってそこはいいんですけどね。
あと、まかぼい君が得意のキレた危険人物やってますが、イケメンに飢える映画でした。まかぼいのドイツ人仲間ってのがかろうじて美男子でした。
MI6、CIA、KGBの大物たちはおじさん揃いですが、おじさん役の配役はイギリス映画だったらもっと良かっただろうなあ〜と、ついつい「裏切りのサーカス」とか思い出して高望み。
ストーリーとして捻りも用意され、ベルリンの壁崩壊が冷戦を無意味な殺し合いにしたという目の付け所はとても面白かったです。
最初の曲がデヴィッド・ボウイのキャット・ピープルで、最後はボウイとクイーンのコラボのアンダー・プレッシャーというのが、ボウイのイメージのひとつである「ベルリン」をうまく使ったと思います。ボウイは実際にはベルリンに住んでたのはほんの数年でしたが、ボウイとベルリンの関係は強烈なイメージであるには間違いありませんから。