Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ブレンダンとケルズの秘密

2020-12-20 09:41:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


「ウルフウォーカー」が3部作の3作目ということを知り、1作目の「ブレンダンとケルズの秘密」を見てみました。アマゾンでなぜか吹替版のみ無料です。まずは恐る恐るの覗き見なので吹替でいいか、と。。。

9世紀に書かれ、今もダブリン大学に保存されているという「ケルズの書」伝説がアニメになったということです。

1番のインパクトは、実はあまり好きでなかったケルティック文様が、かわいらしい子供向けアニメの絵で動き、ホントウにかわいく見えたことです!ケルト文化の好感度500%UPです。

それだけで見た甲斐があるし、たぶん、制作のポイントではないかとも思います。

そしてかわいく見えたのは文様だけではなく、中世ヨーロッパの暗〜い、しかも修道院の真っ暗〜い世界も苦手なんですが、アニメなのでそこも見ないで済むのです。主役の少年は修道僧なのでその衣装で世界観はじゅうぶん伝わってきました。

「ウルフウォーカー」では17世紀のアイルランドはイングランドの護国卿によって圧政を強いられていましたが、9世紀にはバイキングによる襲撃にひどい目に遭っていて、体の大きな北欧の暴れん坊バイキングが黒い塊のモンスターのような絵で表されその怖かったアイルランドの民の気持ちがわかります。クリス・ヘムワーズ級の大男大群が砦を蹴破って押し寄せるんです、怖いです〜〜〜〜

オッドアイのニャンコが可愛かったです↓



主役のブレンダンの吹き替えの声が、少年ではなく大人の女性によるのが違和感があったのですけど、成長して青年になったら声が変わってホッとしました。あとオリジナル版ではブレンダン・グレーソンも出演していますので、300円で字幕版も見たい。