Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ハリー・ポッターと魔法の歴史展

2022-02-03 19:06:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


ずっと気になっていた東京駅ナカのステーションギャラリーが「ハリー・ポッターと魔法の歴史展」をやっているのでいい機会!と行ってきました。

東京駅の丸の内側の改札は、この華麗なヨーロッパ風のが北と南と2箇所あります。南には2階テラス部分に虎屋カフェがあったりホテル直結、KITTEもお向かいで開けてるのですが、なんとあまり行かない南の方にこのギャラリーがあったんですね。東京駅は日本の玄関らしく煉瓦造りの歴史的建造物を修復後も維持している日本では稀なケアの行き届いた建物なので、ハリー・ポッターの世界に相性ぴったりでした。

そして展示は、もともと大英図書館での企画だっただけあり、魔法について書かれた本とその魔法が「ハリポタ」内でどのように出てきたかの解説、それとイラスト版「ハリー」本のイラストレータージム・ケイの絵、そしてそして原作者JKローリングの描いたイラストもあります。ローリングが絵も描くとは知らなかったのでそのうまさにびっくり!

さすがの大英図書館というだけあって、大英博物館のように世界中の本があるのも今回感心した点。イタリアやフランスなどの近場だけでなく、植民地だったアフリカや中国の本、日本のもありましたよ。

その日本からの展示でまたびっくりしたものは、カッパや人魚のミイラです。怪しい人がいたもんだなあ・・・

本ではない現物の展示では、国立海事博物館からの太陽系の模型など図書館以外からのレンタルもあって、厚くて重い、マーリンが読んでそうな魔法の古書から当該のページを集めるだけでなく、立体的な展示を作ろうという企画者さんたちの知識と作業量を想像すると頭が下がります。2500円の入場料は高いなあと思いましたが所々経費を考えると適正価格。

展示には本「ハリー・ポッター」からのシーンがちりばめられていて、ホグワーツの教科別にコーナーがあり、そのタイトルを久しぶりに見るとPotions, Alchemy, Herbology, Charms, ・・・と単語がとても懐かしく英語で読んだおかげで日本語よりもストレートに脳裏に蘇ります。Charmsなんてハリーで初めて「呪文」という意味があることを知り、もっと普遍的な意味の「お守り」と同じなんて、と思っていいたら派生した意味だとの解説が添えられていました。

個人的にきゅんときたのは、3巻に出てくるヒッポグリフのバックビークが可愛いことを思い出し・・・ヒッポグリフとは普遍的な魔法動物だったみたい。下は展示もされているジム・ケイによるバックビーク。ローリングが個人的に気に入ってイラストを依頼しただけありますね。



それとシリウス・ブラックの名前はおおいぬ座の中で最も明るい恒星シリウスに由来すると知ったこと。太陽のような名前にブラックという苗字の組み合わせがなんともヒネていてカーテンの向こう側に行ってしまう暗示かよとブルッときました。

東京では3月27日まで展示されていて、その後4月8日には「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」が控えています。