受付でいただいた資料の入ったクリアファイル、かわいい。プリント部分はいろんな色バリエがありました。こういうプリント入りでも中身が透けて見えるの実用的だなあ。
さて最後のQ&Aです。シンポジウム自体も2回休憩があり、講義の出欠となる記名入りの紙を回収して、そこに書かれたQを司会の井上先生がまとめてステージに並んだパネラーの先生方に答えていただくという形式でした。
Q:NTLiveの劇場が減ってて心配です。続くのでしょうか。
A:東京は最近定着してきて演劇界の人もよく見かけられるようになりました。一方、地方には人はいないのかと思えるほど入らないところも。やはりお客さんに見てもらえれば続きます。回数や上映時間などの要望は映画館が決めるので直接言ってください!
上映するにも配給として経費がかかるので、人が入らないとコストが回収できないこともあります。ナショナルシアターと各国の配給の間にもエージェントが入っているので、上映料は結構かかる。(中村さん)
Q:作品のリクエストはできますか。
A:ツイッターも見てますが、カルチャビルのHPに書いてくれてもいいです。映画館には、映画で有名な人がスタッフ&キャストにいると伝りやすいです。(中村さん)
Q:ナショナルシアター以外の劇場作品もありますか。
A:(元ナショナルシアター芸術監督だった)ニコラス・ハイトナーつながりで(彼が新たに立ち上げた)ブリッジ・シアターの作品や、オールド・ビックのもあります。(中村さん/兵藤さん)
Q:広告はどのように決めてますか。
A: 今回「アマデウス」は人脈で毎日新聞に出しました。(中村さん)
Q:円盤化されないのですか。
A:5〜6年前から映画館を映画上映以外に使えないかという文化的実験の動きが英米で起こっていまして、ナショナルシアター・ライブもそのひとつなんです。これをDVD化しては映画と同じになってしまう。時差のないイギリス国内ではライブビューイングで1回しかありません。日本の1週間は長いんですね。
Q:*質問を聞き逃してしまいました
A:字幕はクレームがあったから良くなりました。喜志哲雄さんや松岡和子さんの訳を使った時はナショナルシアターの方から声がありました。(柏木さん)
Q:日本とイギリスでの演劇状況について・・・
A:イギリスではショップでなく劇場に行けば情報があるのがいいですね。(河合先生)スーパーに行っても演劇のチラシがあったりして生活に根ざしてるのが羨ましい。(青木さん)
ウエスト・エンドは誰でも行くところ。ナショナルシアターは定評があり、そこに行けば今のいいものが見られるという立ち位置が確立していますね。(河合先生)
Q:NTLiveを観るポイントは?
A : もっと知りたかたら、もう一度見るとか戯曲を読んでみるのもいい。面白いと思わなくても自分のせいと思わなくていいです。(笑)友達と一緒に見に行って、見た後にわからなかったことなど話し合ったり、イギリスでも皆そうやって解釈を話したりして観てますよ。(ステージ上皆さん)
Q:「ザ・オーディエンス」ですか、「ジ・オーディエンス」ですか。
A:本当は「ジ」だったんですけど、よく考えたら日本で「ジ・なんとか〜」って言わないなと思い返してザにしたんですけど、今やそれもとっちゃって「オーディエンス」って言ってます。(笑)(中村さん)
Q:翻訳家になりたくて独学していますがどうしたらなれますか。
A:字幕翻訳には色々とルールがあるのでどこか口座にひとつ通ったらいいと思います。それと仕事のオファーがあったらそれが興味ないものでもとりあえず受けてみる、そうすると次にそれをやりましたと別のところで言えて繋げていけます。(柏木さん)
その他・・・
NTLiveは本国でも本数や見る人が増えてきています。ターニングポイントはベネディクトの「ハムレット」。
一般からのリクエスト受付中です。お客さんが来てくれてこそ続く企画ですので、皆さんお友達を啓蒙してぜひ一緒に連れてきてください。
・・・と盛況のうちにシンポジウム終わりました。とても楽しく興味深い話が聞けました。河合先生の講座は前にも聞きに行ったことがあり面白くて勉強になったし、会場となった大学の狩野良規先生のイギリス演劇への情熱もフレンドリーなお話から伝わってきましたし、このような先生方の講義を受けられる大学生さんたちが羨ましいなあ!!!
さて最後のQ&Aです。シンポジウム自体も2回休憩があり、講義の出欠となる記名入りの紙を回収して、そこに書かれたQを司会の井上先生がまとめてステージに並んだパネラーの先生方に答えていただくという形式でした。
Q:NTLiveの劇場が減ってて心配です。続くのでしょうか。
A:東京は最近定着してきて演劇界の人もよく見かけられるようになりました。一方、地方には人はいないのかと思えるほど入らないところも。やはりお客さんに見てもらえれば続きます。回数や上映時間などの要望は映画館が決めるので直接言ってください!
上映するにも配給として経費がかかるので、人が入らないとコストが回収できないこともあります。ナショナルシアターと各国の配給の間にもエージェントが入っているので、上映料は結構かかる。(中村さん)
Q:作品のリクエストはできますか。
A:ツイッターも見てますが、カルチャビルのHPに書いてくれてもいいです。映画館には、映画で有名な人がスタッフ&キャストにいると伝りやすいです。(中村さん)
Q:ナショナルシアター以外の劇場作品もありますか。
A:(元ナショナルシアター芸術監督だった)ニコラス・ハイトナーつながりで(彼が新たに立ち上げた)ブリッジ・シアターの作品や、オールド・ビックのもあります。(中村さん/兵藤さん)
Q:広告はどのように決めてますか。
A: 今回「アマデウス」は人脈で毎日新聞に出しました。(中村さん)
Q:円盤化されないのですか。
A:5〜6年前から映画館を映画上映以外に使えないかという文化的実験の動きが英米で起こっていまして、ナショナルシアター・ライブもそのひとつなんです。これをDVD化しては映画と同じになってしまう。時差のないイギリス国内ではライブビューイングで1回しかありません。日本の1週間は長いんですね。
Q:*質問を聞き逃してしまいました
A:字幕はクレームがあったから良くなりました。喜志哲雄さんや松岡和子さんの訳を使った時はナショナルシアターの方から声がありました。(柏木さん)
Q:日本とイギリスでの演劇状況について・・・
A:イギリスではショップでなく劇場に行けば情報があるのがいいですね。(河合先生)スーパーに行っても演劇のチラシがあったりして生活に根ざしてるのが羨ましい。(青木さん)
ウエスト・エンドは誰でも行くところ。ナショナルシアターは定評があり、そこに行けば今のいいものが見られるという立ち位置が確立していますね。(河合先生)
Q:NTLiveを観るポイントは?
A : もっと知りたかたら、もう一度見るとか戯曲を読んでみるのもいい。面白いと思わなくても自分のせいと思わなくていいです。(笑)友達と一緒に見に行って、見た後にわからなかったことなど話し合ったり、イギリスでも皆そうやって解釈を話したりして観てますよ。(ステージ上皆さん)
Q:「ザ・オーディエンス」ですか、「ジ・オーディエンス」ですか。
A:本当は「ジ」だったんですけど、よく考えたら日本で「ジ・なんとか〜」って言わないなと思い返してザにしたんですけど、今やそれもとっちゃって「オーディエンス」って言ってます。(笑)(中村さん)
Q:翻訳家になりたくて独学していますがどうしたらなれますか。
A:字幕翻訳には色々とルールがあるのでどこか口座にひとつ通ったらいいと思います。それと仕事のオファーがあったらそれが興味ないものでもとりあえず受けてみる、そうすると次にそれをやりましたと別のところで言えて繋げていけます。(柏木さん)
その他・・・
NTLiveは本国でも本数や見る人が増えてきています。ターニングポイントはベネディクトの「ハムレット」。
一般からのリクエスト受付中です。お客さんが来てくれてこそ続く企画ですので、皆さんお友達を啓蒙してぜひ一緒に連れてきてください。
・・・と盛況のうちにシンポジウム終わりました。とても楽しく興味深い話が聞けました。河合先生の講座は前にも聞きに行ったことがあり面白くて勉強になったし、会場となった大学の狩野良規先生のイギリス演劇への情熱もフレンドリーなお話から伝わってきましたし、このような先生方の講義を受けられる大学生さんたちが羨ましいなあ!!!
長大なレポ、ありがとうございました! 本当に充実したシンポジウムだったのですね。お土産のクリアファイルもオシャレでかわいいし、ああ、分身の術が使えるものなら私も行きたかったーーー。
>イギリスの演劇学校のメソッドは共通しているものがあり、共通言語があるのだけれど、決まっているだけに特異なものは生まれにくい。
私は随分前に一度「東宝ミュージカル」のベテラン演出家の方のお話を聞く機会に恵まれたのですが、ミュージカルも含め日本の商業演劇の場合、劇団四季出身の人、歌舞伎出身の人、宝塚出身の人、小劇団出身の人、アイドルタレント出身の人、それぞれの舞台でそれぞれのスタイルで活躍している人たちが集結して一つの作品を作ることが多いんだそうです。それこそ、発声の方法一つとっても違っていたりする。そういうバラバラな人たちを一同に集めて一つのまとまった作品に作り上げる時には、じっくり腰をすえてテキスト解釈をやるよりも、異なる身体の作法同士でぶつかり合って互いの落としどころを探っていくほうが有効なのかもしれません。
>現代では認められなくなった「王の権威」にしがみつく父親と現代的価値観の娘との世代間のギャップです。
河合先生に楯突くのもなんですが、私はその解釈には違和感がありますね。私にとっては、リア王よりもリア王の娘の立場のほうが切実だからかもしれませんが、「世代間ギャップ」というよりは「老人介護の厄介さ」に感じ入ってしまいます。王の権威を認めないというより、王を退位した後になっても王様気分で好き勝手に威張り散らされたら迷惑なんだよっ、という身もふたもない話w
私もまさかレポが3部作になるとは夢にも思いませんでした?!
シンポジウムというもの自体が初体験でしたが馴染みのある話題だと
ノートを取るのも苦にならないしあっという間に終わりました。
(でも猛暑の日だったので座席が狭目で具合悪くて途中退場かも・・・
と弱気になりましたが持ちこたえました(笑)
>>劇団四季出身の人、歌舞伎出身の人、宝塚出身の人、小劇団出身の人、アイドルタレント出身の人
そんなにバラエティに富んだ流派があるとは日本って狭いようで演劇界広いのでしょうか?!
確かにテキスト解釈なんてこれだけ別畑の人がいると同じ言葉で捉え方がみんな違っていそうですね。
>>娘の立場のほうが切実
河合先生にはお姉さんとか妹さんとか奥さんとか、威張る老人を見てくれそうなご家族がおいでなのかもしれませんね(苦笑)やはり自分の親ともなると、いくら介護はお金で買うことができても親子の縁が切れるわけじゃないし、共通の財産とか問題もあるわけで生きてる間は関係があるから大変ですよね。はてシェイクスピアはどういうつもりだったのか。