Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

オックスフォード旅2020②マートン・コレッジ

2020-03-18 23:00:00 | モース&ショーン・エヴァンズ
3/26加筆しました。写真も増えてます!

①では、オックスフォード駅から橋のたもとのパブ〜クライストチャーチ・メドウ〜ブロード・ウォーク〜と歩いた風景をupしました。

ブロード・ウォークのすぐ北がマートン・フィールドとマートン・コレッジです。そこをぐるっとさらに北に回って反対側に出るとマートン・ストリート。マートンづくしですね^^;まあ、天皇陛下も留学したコレッジで、ENDEAVOURシリーズ7に女子コレッジとしてとても登場しています!



実は去年オックスフォードに来た時偶然この通りを見て「静かで古さが残っててモースの撮影してそう」と思ったら全くその通りでした。

強盗に入られたジョアンが働いてた銀行。



西側から見た風景の方が好きだな。



ポーターのいるロッジ。ゲイトハウスとも言う。ここがコレッジへの入り口です。ENDEAVOURパイロット版でモースが見上げた。



その足元には夜のチャペルでのイベントのポスターが。わっ〜参加したい(覗き見したい)!



中に入るとすぐにチャペルが右に。



そして正面が平和そうなクォド。ENDEAVOUR0703で女子大スタッフの事故死があり、モース、サーズデーが来ていたところにモースの友人ルドとその妻ヴィオレッタまでが通りかかるという賑やかぶりでした。



フェローズ・クォド。ここは女学生が歌ってた中庭。



セント・オーバンズ・クォドの美しいゲイト。ドラマではここから女子大生たちが走ってきてました。



ちょうど反対側。



上の写真の右から左を見た図。



この印象的な絵を、女子大として見せるために美術担当さんいい仕事しました!



建物は13世紀〜19世紀のものなのに、トイレ表示だけ21世紀でカワイイ。利用させていただきました。だって中が見たかったんだもの。



ここはコレッジのすぐ西にあるマートン・グローブへの入り口。



ENDEAVOUR07ではミセス・サーズデーが利用してました。



下の地図は見学料を払った時にもらったプリントです。



マートン・コレッジだけでこんなに・・・

この日はお向かいのオリオル・コレッジに2時にチェックインする前にこんなに歩いてしまいました。いやもう、どこを歩いても楽しい。観光客って幸せ。






オックスフォード旅2020①

2020-03-17 16:05:00 | モース&ショーン・エヴァンズ
ここ3回ほどロンドンへ舞台を観に行く度に遠征しているのがオックスフォードです。

目的はドラマ「ENDEAVOUR/刑事モース」ロケ地ですが、多くの映画やドラマの舞台となっているし実際のコレッジはたくさんあるし、奥が深くて底も深い沼です。

過去2回はウォーキングツアーに参加してガイドさんにコレッジの中含む「モース」「ルイス」「エンデバー」ゆかりの地に連れて行ってもらいました。今回はイベント配布用のプリントをツイッターで公開したkくださった3魔女すずめ@3manyoさん制作のMAPと、ファンサイト(と言うか研究と言えるほどの充実サイト)MORSE, LEWIS AND ENDEAVOURを参考にひとり歩き。


出発はパディントン駅で、前回の14番線と反対の1番線から出発でした。プラットフォーム近くて楽だ。日曜日の午前だったので乗客が多い時間なのか長い電車だった。オックスフォードはハリポタファンの中国人観光客にも人気ですが今回はさすがにあまり見かけず。



オックスフォード駅から市の中心に出るジョージ・ストリートに、英国でのみ放送済みのENDEAVOURシリーズ7に出てくるパブ「The Grapes」。



今まで登ったことがないカーファックス塔に登ってみました。入場料は4ポンド。セント・メアリー教会とシェルドニアン・シアターの頭が見えました。オックスフォードは未だに何100年も昔からの塔が町で1番高い建物です。



さて南下する途中で警察署の看板。日曜日の道はとても空いてました。



目指したのはここ、川沿いのパブTHE HEAD OF THE RIVERです。



外でルイスとハサウェイが座ってそうですが、この日はかなり寒くて誰もいない。まだ11:30くらいというのもあるかな。



私も中に入ったら、外で写真を撮ってたのを見られてたのか受付のおじさんに近づいたら「何の御用でしょう」と訝しげに言われました(笑)。そして通された席が1番奥だったので、すわ、アジア人隔離か?!と思ったら、後から来たイギリス人のお客さん達も順番に奥から案内されてました・・・被害妄想とはこのこと。

巨大ヨークシャープディング付きのチーズパイのウェリントン・プレート!名前で決めました!



お店のお兄さんフランス人でしたがえらい態度とサービスが良くて「ありがたい・・・」と心で涙ぐんでたら、会計の時にチップを私が選べるようになってて「そういうことか!くそっ!」と思ったものの「ありがたいという気持ちがチップ」だと思い出して少々加算しました。

やっぱり外は誰もいなーい。



その後、地図に道はないのですが、このパブの裏手が「クライストチャーチ・メドウ」の端っこでパブから草地に抜けるゲイトもありましたので、草地に挑戦。

うう〜でもモースではこういう草地には大抵死体が転がってるんですよ・・・



死体には出会わずに、無事ブロード・ウォークへ抜けられました。ここはモースもサーズデーもしんみりした話をするところですね。歩きながらとか、ベンチに座ったりとか。



ボタニック・ガーデンに着きました。向こうに見えるはモードリン・コレッジです。ガーデンの中に入ろうか迷いましたが入場料が10ポンド以上するのを確認後、ゆっくりできる時に入るべし!と納得。



リバー・チャーウェル。よくモースに出てくる川です。ここもよく死体が発見されるところ・・・



今はボートには乗れません。モードリン・コレッジ側に船着場があって、その辺がよくドラマに出てくる気がしたので行きたかったけど冬は閉まってて誰もいないようでした。残念。



駅からここまでのルート。地図はクリックで拡大します。




マシュー・ボーンの赤い靴

2020-03-16 19:59:00 | イギリス


私の在英中に、マシュー・ボーンのニュー・アドベンチャーズはブリストルにやってくることを知り、チケットを見に行ったらまだ最前列が買えたので即ブッキングしました!

この劇場ヒッポドロームは築107年という由緒ある劇場で、マレーネ・デートリッヒやローレル&ハーディーも立ったという舞台だそうで、道理で作りがのんびりしていて、劇場のあるメイン館の隣にピアノ・バーという名の待合ホール、そのまた隣にボックスオフィスが設えてあります。それこそローレル&ハーディの映画に使われそうな古さです。



(実はこれ、秘密裏のクロークタグなんですよ!)安全対策としてクロークを廃止したと言うんです。その夜ブリストルには泊まらず友人の住むストラウドという車で40分の町に泊まる予定だった私はキャリーバッグ持参でした。しかしブリストルには夜までやってるコインロッカーも荷物預かりもなく客席への持ち込みも不可・・・私は提案されたコーチステーションまで行ったのですがそこのロッカーも無くなってて(ドラマ「スキンズ」ではまだありました!)、セキュリティー係、マネージャーに断られボックスオフィスの年配の紳士に相談しに行って、やっとの事、他に策なしと許可されてクロークに預かってもらったんです!!!



やっとの事で中に入り、パンフとアイスクリームを買って一息。。。
セキュリティーのお兄さんはいい人でマネージャーに相談してくれたけど彼女が固かったのが災難の元。規則だから彼は立場上決定権なし。ボックスオフィスのおじさんに決定権があったとは思えないけど、マネージャーに話をしに動いてくれたので助かりました。



今夜の配役表を見る。12月から1月まではアダム・クーパーがレルモントフでしたがそれ以後は特に気になる人のキャスティングはない。

でもいいの、リアム・モウアーがバレエ・マスター役で出てるから!

赤い靴を履くバレリーナにはコーデリアさんという方で、「ロミオとジュリエット」のジュリエットを踊った人で私が見てない方の人、ということで興味深々。



最前列まで階段を下りる間にさりげなく写真パチリ。バレエだけれど意外に男性の観客も多い。



築107年の天井ですよ〜〜〜

老舗劇場とはいえシステムは最新化され、例えば劇場アプリをDLするとバーに注文ができ、幕間にお席にサービスされるんですよ!



この舞台は映画「赤い靴」のバレエ版なのでストーリーは基本映画と同じです。
私は映画未見なので比較はできませんが、アーティストの究極の選択「芸術か愛か」がテーマです。

新進ダンサー、ヴィクトリアはレルモントフ(バレエ・リュスのディアギレフがモデル)に見出され主役を得成功するが、カンパニーの作曲家ジュリアンと恋に落ち彼と結婚して退団するものの、個人では地方のドサ回りで芸術性のない見世物パフォーマーに身を落とし、過去の栄光が忘れられずにレルモントフの元に戻る。だが・・・

芸術のシンボルとしてレルモントフが、恋愛のシンボルとして夫となるジュリアンがヴィクトリアの前に現れその三角関係となるわけですが、

私としては迷うまでもなくレルモントフと恋愛すれば一石二鳥じゃないの・・・と思うんですが、人の好みは好き好きで。

この大筋に絡む役として「バレエマスター」兼「振付け師」兼「キャラクターダンサー」のリアム君が小悪魔的(レルモントフのマリオネットなんですけど、ただのそれだけには終わらない存在感)で遠くまで行った甲斐がありました。

それとヴィクトリアの相手役ダンスール(男性主役ダンサー)を演じたのがジャクソン・フィッシュという人だったんですが、この人が濃いキャラを艶っぽく演じていました!彼の履歴を見たら「ロミオとジュリエット」でロミオでした。でもダンスールの方が数倍印象に残る役で、例えて言えば70年代のディヴィッド・ボウイのジギー・スターダストのコケットがありました。バックステージでのキモノと毛皮ルックが仇っぽかった。実はこの役はリアム・モウアーが演じることもあるんです。それも是非見たい見たい!

肝心のヴィクトリア役のコーデリアさんも細身でお綺麗な方でした。もう一人のヴィクトリア役アシュリー・ショウはメインヴィジュアルイメージにもなってるし他のマシュー・ボーン作品で何度かヒロインを演じてるのを見ましたが、個人的に私はコーデリアさんの方がより好みです。全体に細身で少年体型だからです。

パンフの一部はこんなページ。日本でも6月に公演予定です。新コロナに負けるな!





Bristol「スキンズ」目線

2020-03-15 00:00:00 | イギリス
ロンドンから電車で2時間くらい西のブリストルに行きました。

電車のチケットは早割みたいな予約が1番お得なのですが、休暇中くらい時間に追われるストレスはいらなかったのでパディントン駅で当日買いました。

スーパー・オフ・ピークという空いてる時間帯オンリーので36.4ポンド。ラッシュ時にも使えるのは150ポンドもして、その差が大きいです!



ブリストルは、最近見た「スキンズ」のロケ地です。2007~2013年と少し前なのですが、高校生が主役なのでこれに出演して存在を知られ、その後映画やドラマに出演してる俳優が多いです。「刑事モース」のトゥルーラブちゃんも出てたのにはビックリ。

そんなスキンズの彼らがウロウロしてそうな所を写真撮ってきました。

駅から街に向かう途中の橋から。ブリストルは港湾都市。



ブリストル大聖堂の隣の公園「カレッジ・グリーン」。
みんな座ってランチ食べてたりして「スキンズ」み。
向こうに見えるはブリストル・シティ・カウンシル。



パーク・ストリート。スキンズにも出てました!両脇にカフェや古着や、雑貨屋など楽しい楽しい

この坂を上がるとブリストル市立博物館があり、数年前に「バンクシー展」を見に行きました。(無料だったことが印象深かったです。本格的大型展示が)



名前もかわいい「クリスマス・ステップス」という通り。



「アンカー・ロード」沿いの広場。チャリティの若者たちが通行人に頑張って話しかけるというドラマでよく見る風景が眼の前で展開されていました。



「シティ・センター プリンス・ストリート」運河ですね。



そのすぐ横のカフェ。



お店も閉まる頃、待つワンコ。



私的には前時代的なカバード・マーケットとか古臭い風景が好きですが、今回はスキンズの高校生がたむろしてそうなスポットをご紹介しました。

では、この町に来た目的の「マシュー・ボーンのレッド・シューズ」のことは次回書きます。


Kimono@V&A

2020-03-14 09:04:00 | イギリス


ひとつ前に書いた「ティム・ウォーカー展」のお隣では、新しい企画展「Kimono展」がちょうど私が訪れた日にメンバーズによるプレヴューが行われておりました。

公式ページへのリンクへ飛びますと、展示ハイライトが見られます。

本物は素材がシルクやウールで刺繍が立体的、オートクチュールに匹敵する芸術品、と納得できる正道なお着物をまずはイントロダクションとして豪華に披露した後に、なかなかマニアックなピックアップもありましたので、ここではそちらをどうぞ!



デカ文字を背中に刺繍した豪華な1枚は堅気な姐さんが着たのでしょうか?



パンクな男衆。



花魁の迫力は龍の刺繍の厚みだけでも伝わってきます。





「Yogi」って書いてあったんですが、搔巻の親分みたいな?
首回りに隙間があかずに寝心地いいやつ。



みんな大好きミュシャ。



昭和初期ですよね(涙)



伝統から世界の新しいデザインへというコーナーにあった乙女な着物。
これはどういう出展なのでしょう。現代の創作着物?



ミュージシャンの所有、または着用コーナー。
左からフレディ・マーキュリー、マドンナ、ビョーク。
このほかに写真でスパークスやディヴィッド・ボウイも。






写真では見えにくく申し訳ありませんが裾の柄は刺繍です。




一般オープンは翌日だったのですが、私は運良く友人がメンバーで彼女のゲストとして入場させてもらえたのでありがたいことです。メンバーは年間79ポンドかかるのですが、メンバーズオンリーの日や時間帯があり、館内すべての入場が無料になる上今回の私のように同伴ゲスト1名も無料になるのです。さらにショップでのお買い物が20%オフという特典もある優れたメンバーシップです!

イギリスでも新型肺炎陽性者が出て、今回の旅行は存在を小さくしていつヘイトに会うかビクビクしながら歩いていたので、自分の国の文化が展示されている場所を歩いた時だけはその緊張感から解放されたような気になりました。

ところで上の公式ポスター、モデルさんが今のかわいい子なのはいいとして、背景が京都でもキャットウォークでもなく靴が履き古してるの、企画の趣旨に合っているのか疑問。現代人に身近には感じるからいいの?