昨年12月初め長女が二十歳になった。それと同時に国民年金加入のお知らせが届いた。
国民年金の第1号被保険者に該当するものは、「加入届け」に必要事項を記入して誕生日から14日以内に国民年金担当課にくるようにとある。続いて、届け出ないものについては該当するとみなして手続きを開始し、年金手帳と納付書を送るから了承するようにという内容だ。
昨年のこの時期、私は一番気持ちがあわただしい時期だった。娘に届いたこの内容を確認していたが14日以内という文字を読み飛ばし、手続きがいるんだったと次にみたのは暮れの27日だった。
ほっておいても構わないかと思ったが、年のため年金窓口に電話を入れた。対応してくれた人は、学生並びに若年者猶予を利用するのであれば早い手続きをお勧めするという。だが年末は翌28日で仕事納め。実家の援助もあり、とりあえず今年はおさめようと考えていたので、その旨伝えると、その場合なら、役所に行かなくても書類は届くという説明だった。
1月半ばになって年金手帳が届いたが、納付書や銀行引き落としの書類は入っていなかった。待っていればいいのか、だが、もう12月分は発生しているはずで、とりあえず再度電話をした。
「入っていませんか?」
そう言われてもね…どういうシステムになっているのか、こちら側ではわからないから電話をしているので・・・。
「それではこの電話で申し込みとさせていただき、必要な書類・納付書を郵送します」
翌日、12月から3月までの4カ月分の納付書と銀行引き落としの書類が届いた。問題なくと言えば、問題なくだが、なんとなくふに落ちない流れだった。
長男は10月生まれだ。1年が過ぎたころ、例の「年金特別便」が届いた。
それは私や彼の父親のもとに届いたものとまったく同じ形式のもので、年金特別便は不明なところがあるかもしれない世代に届くものと思い込んでいたので、ちょっとびっくりした。
確かにこれまでの経緯を考えると必要なのかもしれないが、被保険者になって1年やそこらの若いものの経過など、どうということはない。年金を納めている履歴を確認できる通帳のようなものがあれば、今わからなくなって困っている人のシステムを使う必要などないと思う。なんとまあ・・・としかいいようがない。
これは、もう、いわゆるお役人にやらせておいても永遠に終わらないから、民間に任せるべきではないかと感じた。民間であれば、もっと合理的に整理していけるのではないだろうか。