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いままで読んだ小川洋子氏の本とは傾向が違っている。ミステリアスです!
『妊娠カレンダー』以外に短編が2作品あり、これも似たような傾向の内容。
『妊娠カレンダー』は「わたしは、破壊された姉の赤ん坊に会うために、新生児室に向かって歩き出した。」の文で終わっている。
・・・破壊されたは姉を修飾しているのか?赤ん坊を修飾しているのか?・・・コワイ
『ドリトミイ』はドミトリイに入寮した従弟に最後まで会う事が出来なかった。
・・・何処へいっちゃった?天井のシミは何?・・・
『夕暮れの給食室と雨のプール』の彼と男の子は何処から来て?仕事って何?
ん~釈然としないけど、面白い!