日々のこと

可もなく不可もなく

真言宗導師(お坊さん)のお話

2007-05-15 23:40:30 | 日々のこと
お通夜と葬儀に行き、真言宗のお坊さんの
お話がとても印象深かった!

『お通夜式』
 人間の身体はおよそ3分の2が水分です。(年代によっても違う。)
人間も物理の法則にそって生きている訳ですが、この水分が蒸気となっていつか雨になり霧になって我々のところへ戻ってきます。
ただ、どの場所にいつ・・・という事がわかりませんが、必ず私たちの所へ戻ってきます・・・・・

このお話の部分が非常に心に残りました。

「千の風になって」という詩が最近よく聞かれますが、この考え方は慰められますね

『葬儀・初七日』
中越地震で車ごと山の土に埋まり、数日後に生還した二歳くらいの男の子。彼はなぜ生還できたのでしょう?
2歳では生きるも死ぬもまだ認識できません。
心臓は止まっていても、お母さんとお姉ちゃんがそばに居たからです。

これが一人だったら、泣いたり外へ出ようとしたりで、これだけの日にちを飲まず食わずで生きている事は出来ないでしょう。

母親に話かけたり、お姉ちゃんに遊ぼうよ!とねだったり、反応がなく変だな?と思っても、死を知らない年令ですから一人ぼっちと、思わなかったでしょう。

これが[お任せ]という事です。

この世に生まれて数年は、母親にすべてお任せです。

この事を、自分の誕生日には思い出して、お祝いしてください。

お誕生日も命日です。



[お任せ]つまり無欲という事でしょうか?・・と私は感じました。

日々、目の前の雑事に追われている我々は、時々このような道徳的な、人間の原点に戻れるような話を聞くことは、とても気持ちが良いですね!

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