まだ、車谷 長吉(くるまたに ちょうきつ)の本に嵌まっている^^;
『鹽壺の匙』のタイトルが何を意味するのかイマイチはっきりしない・・・・・けど、文字面が良くて本として飾っておいても興味深い感じがする(装丁が気に入った?)
そのはずですね、装画・題字が著者によるものでした
6編の短編からなる
『なんまいだあ絵』『白桃』『愚か者』『萬蔵の場合』『吃りの父が歌った軍歌』『鹽壺の匙』
祖母・近所の遊び友達・5編の様々な人・弟の事・叔父の事などが書かれている
車谷 長吉は覚悟を決めた私小説作家であるから、フィクションを多少入れているかもしれないが自分自身や先祖・家族・知人の事などを洗いざらい文章にしている
相当に周りの人から反感をかっただろう
これが、事実に基づいて書かれているのだから、とても重く真に迫ってくる><;
作者本人の徹底した性格もあって、彼の一生が壮絶なものであった事実に怖さを感じる(今年の5月に亡くなっている)
でも文体に魅力があり、ついつい読まされてしまう
そして次の本を予約してしまうのです^^;
『鹽壺の匙』編をもう一度よんでみたけど、鹽壺が登場しない><;???