日々のこと

可もなく不可もなく

『サイロ物語』-米村晃多郎-

2022-02-07 20:32:55 | 映画DVD&本
米村晃多郎は直木賞候補に上がったことのある作家(昭和2年5月23日~昭和61年7月18日)

『サイロ物語』は7編からなる短編集で、赤蝦夷松はまだ読んでないが、全編が北海道の日高地方に入植した開拓農家が舞台

最初の野づらの果ては、農家の嫁取りがテーマ
畑酪農家で、3代目になる息子の嫁が決まり、沈んでいた息子の笑顔が増え、先々の営農計画や明るい家族の喜び
ところが・・・

二編目:馬橇、吹雪が続いた翌日、青空と陽射しの中、市街地に住む娘のお産に行こうと息子が繰る馬橇で出かけたが、そりが道を外れ原生林の吹き溜まりに入ってしまう
(抜け出せるのだろうか?ここで終わっている。)


六編目:土くれはこの本を読むことになった、神田日勝の事が書かれている
開拓農家2代目の日勝の穏やかな人柄や、家族の和やかさ・絵に対する強い思い・体調を崩した時の心の内
妻の口から語られる日勝の様子など、とても興味深い内容!!

ただ、どの短編も結末が暗い><;悲しい;;
これが北海道の開拓に苦労した開拓民の現実なのだろう@@


原作者の事を検索してみたら、早稲田大学仏文科を中退し、十勝の小中学校に勤めていたとの事
その頃に、開拓農家の悲哀を多く見てきたのだろうか@@

その後東京に戻って作家になったのだそうです

彼の作品に野のひと―関寛斎という本があるようだ
胡蝶の夢で3人目の主人公として登場した関寛斎
彼は72才の時、北海道陸別で開拓事業を始める・・・・・




野のひと―関寛斎の本を探したが、図書館にはなくアマゾンでも取り扱いがないとの記述
残念
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『サイロ物語』土くれ-米村晃多郎-

2022-02-06 20:42:04 | 映画DVD&本


このblogを見てくださっている方のblogに、この本の紹介があった

米村晃多郎の短編集で、神田日勝がモデルの短編があるとのことで、さっそく図書館から借りた

神田日勝は子供のころから絵を描くことが大好きだった
中学1年の時、従兄から油絵の手ほどきを受け、べニア板をキャンパスに油絵を描き始める
彼の描く絵の色合いは濃い暗黒色のモノトーン

出展すると入選し、地域で有名になり新聞などに農民画家と紹介される(北海道日高・帯広)

13年を過ぎたころ、絵に迷いが出始める
ある日、画商がやってきて売り絵を描くことに
この絵は多色で描かれた

彼の絵に対する迷いは吹っ切れることなく、従兄のアドバイスもあり元々の画風であるモノトーンで描くことを決心する
そして未完の馬の絵を描くところの文章が興味深い

神田日勝の絵を紹介している過去記事です

神田日勝ー大地への筆触ー

『未完の馬ー夭折の画家、神田日勝』



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練習場で苦笑い

2022-02-04 21:03:38 | ゴルフと仲間のこと
練習嫌いなんですが、練習場でも良いボールが出ると気分が良い

先週の1週間は毎日 西〇〇ゴルフ練習場へ通った

5日目あたりで、練習場へ行きカウンターでコインをもらうとき、奥さんが身体をよじって笑い出した
そして「Sさん!どうしたの!?」

練習に行かなくなると数週間から1か月以上、顔を出さない
それなのに、来だしたら毎日来る、極端さをからかい半分&呆れちゃう感じ((´∀`*))ヶラヶラ

どうしたの?と言うから、笑顔ながらも一生懸命言い訳をするワタシ、
「初歩的な事が出来てない事に気付いてね、そうしたら良いボールが出るもんだから、忘れないようにと思って・・・」
彼女は、そんな真剣な話じゃないのに正面から受け取られて、困ったでしょうね^^;


そこへお世話になっているダスキンさんにバッタリ@@

さらに「ゴルフする時間があったら自分でお掃除できるのにねぇ~」と、四苦八苦するワタシ


とにかくワタシって、言われたことをそのまま受け取ってしまう、バカ真面目で、冗談が通じない人

ある時は、隣に座った知人に
『やだ~ Sさんて真面目なんだからぁ~!』と肩をパタパタされたものです

空気を読めない天然さん



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『神様の御用人7』-浅葉なつ-

2022-02-03 20:41:11 | 映画DVD&本


ここに登場する神は3柱
伊邪那岐神(いざなぎのかみー男神ー)から生まれ出た、天照太御神と月読命と須佐之男命(あまてらすおおみかみ・つくよみのみこと・すさのおのみこと)の姉・弟・末弟
主に月読命が主人公

月読命は夜を司る神

彼の姿は弱々しく、一晩で記憶が消えてしまう
髪も白髪で瞳も銀色

神は、優しくて平和的な和魂(にぎたま)と猛々しくて暴力的な荒魂の両方を持っていて顕現している

月読命は荒魂を無くしていて、和魂だけで今の姿になっている

御用人の良彦に託されたご用は、月読命の荒魂を見つけること

それを探るについては、夜の国と言えば月🌓
月と言えば竹取物語(かぐや姫)

童話のかぐや姫にはもう一つの話があって、穂乃香のクラスメートがそれを語る
彼女は美術部の部員で蒼い月瑠璃の満月を描く


その絡み合いが見事にできてて、作者の力に感服する
全編に渡ってこの物語が続き、見事な長編作品で非常に面白い!!


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今週のメンバーコース

2022-02-02 20:32:44 | ゴルフと仲間のこと
SさんKちゃんの3人でメンバーコースへ

先週に引き続き風が強く吹いている><;


2打目をゴロしたらやっと4つオンになる
そして3パットをするとあっという間にトリプル

Toコースは特に強風で、ヘロヘロボールでは前に進まない;;
ロングをダブルパーでは話にもスコアメイクにもならない

バンカーには入らなかったけどダラダラと打ってしまう最近のゴルフ

日に日にゴルフのレベルが落ちている



ラウンド後にケーキセットでおしゃべり
3人それぞれに愚痴話やら反省やら・・・・そんな話をしている内にまたすぐゴルフがやりたくなる

懲りない面々@@だね~

歳が追っかけてくるからね❣❣



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