ここに登場する神は3柱
伊邪那岐神(いざなぎのかみー男神ー)から生まれ出た、天照太御神と月読命と須佐之男命(あまてらすおおみかみ・つくよみのみこと・すさのおのみこと)の姉・弟・末弟
主に月読命が主人公
月読命は夜を司る神
彼の姿は弱々しく、一晩で記憶が消えてしまう
髪も白髪で瞳も銀色
神は、優しくて平和的な和魂(にぎたま)と猛々しくて暴力的な荒魂の両方を持っていて顕現している
月読命は荒魂を無くしていて、和魂だけで今の姿になっている
御用人の良彦に託されたご用は、月読命の荒魂を見つけること
それを探るについては、夜の国と言えば月🌓
月と言えば竹取物語(かぐや姫)
童話のかぐや姫にはもう一つの話があって、穂乃香のクラスメートがそれを語る
彼女は美術部の部員で蒼い月瑠璃の満月を描く
その絡み合いが見事にできてて、作者の力に感服する
全編に渡ってこの物語が続き、見事な長編作品で非常に面白い!!