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  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『明治維新150年 幕末・明治 -激動する浮世絵-(前期)』

2018-01-13 07:53:05 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
アートアジェンダさんのプレゼント企画で頂きました。ありがたや。

 『 明治維新150年 幕末・明治 -激動する浮世絵- 』

月イチ内科の後、渋谷まで出て、んでてくてく徒歩。原宿は太田記念美術館

 

場所的にはラフォーレ原宿のちょうど真裏。都心でも数少ない「浮世絵専門の美術館」。


や、面白かった!
江戸時代は「実際に(リアルで)起こった出来事を浮世絵にするのが禁止されてた」とか、
でも描きたいから「安土桃山時代の合戦図を模して描いた」とか。
この時代の浮世絵の特徴として「赤」の多用があげられるが、雑なものが多いので評価が低い、とか。
でも本当に市井に好まれて赤が使われたのが見て取れる、とか。

外国から色んなものが入ってくる寸前、世の中がどうなるのかわからない不安定さの中で
「せめて笑い飛ばそう」とばかりに風刺する、その姿勢が本当に強いなと。

明治になってからは実際の事件等も浮世絵に描いくことが許可されたので、現在でいうタブロイド色も見られたり。

「光線画」と称される、光と闇を巧みに表現した風景画を描いた小林清親。
「歴史画」を得意とした月岡芳年。

当代の人気歌舞伎役者やあの頃の銀座の風景。
浮世絵と一括りの中でもこれほどのバリエーション。
写実とデフォルメとウィットの、絶妙なバランスでの成立。

なるほど。The 浮世絵 である。




チケットは幸い2枚頂けたので、後期も行ってきまっす。

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