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  野良ナレーター の 上々↑↑ライフ

『スポットライト 世紀のスクープ』

2016-05-02 08:13:30 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
5月1日。1st.day。映画の日・・・日曜日(苦笑
だいたい想像ついたけどね。
2日前から予約できるから、朝起きてまずサイト覗いた。
この時点で既にお目当ての上映回は「残席少」表示。迷わず手続きを進める。

当日、入場開始の40分くらい前に映画館へ。
 こんな状態。

赤は既に完売。黄色が残席少。
エントランスに向かうエスカレーター前にも同じものが表示されてて、その前で「えー!・・・」と声を上げる高校生くらいの女の子4人とかいた。
恐らく「映画でも観よっか~」な感じで来たんじゃないかな。
特に割引サービスの設定になってる日・曜日は「じゃあふらっと映画でも」は、もう違うのかも知れないと思いつつ。

さて。

 『 スポットライト 世紀のスクープ 』

私は、この世で一番触れてはいけないのが「宗教」「信仰」だと思ってる。
どの神さまを信じるのも自由。
だから宗教の勧誘が一番苦手だったりする。・・・うちにも来るけどさ(辟易

で、だ。
その信仰の対象・象徴。
カトリック教会の神父が、子供たちを性的に虐待。それを教会そのものが長らく隠蔽。
この【事実】を2002年、アメリカの新聞・ボストングローブが「スポットライト」と呼ばれる1面記事で掲載。
この記事は翌2003年、ピューリッツアー賞を受賞してる。

この「実話」が元となる映画。

特筆すべきは脚本の見事さ、緻密さ。2時間ちょいの時間があっという間!
なんせ一瞬も弛まない。類を見ないほどに。いやスゴイ。
アカデミー賞脚本賞は当然だと言える。


対象は「カトリック教会」。
そこに切り込むことは、同時に地域に根付く信仰、そしてそれを信じる人々に一石を投じることを意味する。
しかもそれは小石などではなく。
隠蔽された過去の裁判記録。証拠。象徴的な「教会は何でもできる」という言葉。
実際の取材って、本当に大変だったんだろうなと思う。

このデリケートな素材を硬派なテイストで描いてるにも関わらず、ちゃんと感情移入もでき、
時間経過を「いち観客として」きちんと追える作品ってのは、そうそう出会えるもんじゃない。


「(神父の)犯した罪と信仰は別物だ」が、実のところ如何に難しいものか。
考えさせられる作品。

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