久し振りの永青文庫さん。
栄枯盛衰が必定の戦国時代、織田・豊臣・徳川と政権が移る中、江戸時代の終焉まで国持大名として存続した細川家。
その背景の一つに筆頭家老・松井家の活躍があったとのこと。
なんとこの初代、秀吉公からの直参大名取立ての申し出を固辞したほど。
二代は主君に対して忌憚ない意見を述べ、時には諫言さえも厭わない「物申す家老」。
展示の数々から、その有能さがありありと見えてきます。
長と名のつく役職の人の中には、自分への反対意見は聞きたくないって人も多いし
それに次ぐ立場の人は自己保身を優先して長と対立する意見は言いたくないって人も多いけど
そればっかりじゃダメなんだってこと。
イエスマンばかりじゃ組織は終わる。
あと、個人的にはどうしてもフィクション寄りの「宮本武蔵」。
書状や木刀、水墨画から読み取れる人柄。
実在の人物として自分の中で完全に結像したのが大きかったなと。
肥後細川庭園は春真っ盛りでした。
胸突坂は相変わらずのハードさでした。
一緒に行ったダンナさん、脚が筋肉痛だそうです。