豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

どんなご時世でも人の営みはある…東京大井町~東京大崎

2008-11-27 20:03:37 | ファース本部
山手線のコンコースには、コートの襟を立て、フカフカのマフラーを首に巻き付け、完全に冬まかないの人々が、電車の到着を待っています。いつも泊まる東京大崎のホテルの脇に川が流れており、その川沿い沿道の樹木の枯れ葉を蹴飛ばすようにして人々が通り過ぎて行きます。都会には、今現在でも多くの人々が溢れ、その人々の営みがあります。

100年に一度の金融危機であればこそ、ビジネスチャンスも見出せるのでしょうか。
社会状況が混迷した時にこそ、ビジネスチャンスを見つけ出す事が可能だと言います。
誰もが右往左往している時に、来るべき時勢を見極め、遣るべき事を見定める事です。

住宅業界も大きな転換期に入っています。1棟の住宅を建築、販売するには、1,800万円の供託金を積むとか、それ相応の瑕疵保険に加入しなければなりません。
あまりにも供給側の数が多すぎて、受注競争が熾烈の極みに達し、低下価格での住宅乱売、安価さゆえの粗製乱造を防ぐために必要なルールなのでしょう。つまり、資力と技術、情報の無い工務店は、市場から退場しなさいと言う事です。ゆえに地域でコツコツと真面目に家づくりを行って来た中小零細の工務店までもその巻き添えを食らう事を意味します。

昨日、岡山県、今日は東京都内でファース研修会を開催しました。
時代の潮流、時勢を見極めると次世代の家づくりの在り方が見えてきます。
然るにそれに伴う工務店経営の打つべき手段を講じなければなりません。来年からは、お金の無い工務店や住宅会社は、家を造り、販売する事が出来なくなります。

私達、ファース本部は、金融機関の日本モーゲージサービスさんと、㈱ハウスジーメンさんの協力で地域住民に育まれている小規模工務店の「資力確保」の仕組みづくりを行っています。大手ハウスメーカー以上に、安心して安全に家づくりを実践できる仕組みです。

写真は今日の研修会の講師を務めてくれた㈱ハウスジーメン代表取締役、仲田幸嗣さん(左)と日本モーゲージサービス㈱の本部主任、高島理恵さんです。ハウスジーメンは、調査と保険業務を、日本モーゲージサービスは、フラット35ローンや買い取りサービスなど行います。いずれも国政の認可業務であり、様々な難関をクリアーして来たと言いますが、このような時世だからこそ、多くの知恵と工夫が実った仕組みづくりだったようです。

仲田さんも高島さんも、地域密着工務店を応援しようと言う「理念」が私達と同じであり、いつまでもビジネスパートナーで居たいご両人です。どんな時世でも崇高な理念が在れば、展開は見えて来るものです。明日は群馬県に移動を…
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