豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

潜在観念や思い込みが落とし穴となる…北斗市

2008-11-21 18:20:29 | ファース本部
今日のネットニュースで、立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎さんが、「『思い込み』と『欲得』が錯誤への落とし穴」と注意を呼びかける記事がありました。
例えば、超能力かと言われたスプーン曲げなどは、支点、力点、作用点をうまく利用しただけの要領さえつかめば簡単に曲がってしまうのだと実演をして見せたと言います。

安斎さんは「目の前で自分の理解を超えた事が起こった時、超能力と思わずに、なぜ、こんな事が起きるのか、と考えてほしい」「人間は、だまされやすい」という事を肝に銘じ、一番危ないのは「私だけは、だまされない」という「思い込み」だと指摘しています。
また「あの人の言う事だから、本当だろう」という主体性の放棄も、自らの心をだます行為とし「自分の目でしっかり確かめ、自分の頭で判断する習慣を」と呼びかけています。

科学技術が進歩したこの時代に、人はなぜ、「スピリチュアル」にはまるのかを安斎さんは、それこそ、「なぜ」と問う力が弱まっているからだと言っております。
科学が進歩したがゆえに、人は自分の理解の範疇(はんちゅう)を超えたものをそのまま受け入れ、それが超能力などを簡単に信じる傾向となって表れていると説明しています。
「些細な事でも、『なぜ』と意識的に問い直せば、その背景には必ず理由がある」と断言し、更に“インチキ”を見破るには、「そんな事が出来るなら、どうしてこうしないのか」と考えてみよ…スプーン曲げが出来るのなら、どうして金属加工技術として役立てないのかと…

簡単に大儲けするなら、その勧誘員自体が大金を手にしているはずです。
「3週間で英語がペラペラになる教材」といった宣伝文句が本当なら、なぜ、その販売員はペラペラではないのか…そう考える心のゆとりが必要であり、ラクして得をしたいという「欲得」と「思い込み」、それに「非合理的思考」が結合する時、人は留めなく危うい「だまし」の深みに嵌るのだと安斎さんは警告しています。

テレビで鋭く世相を切るタレントが出ている住宅メーカーのCMがあります。
彼が演技者としてCMに出る事を咎めるつもりはありません。しかし、声高に鋭く世相を切った同じテレビの画面を見ていた人に、彼が薦める家なら「大丈夫」と思い込ませてしまうのでは…

特に家づくりは、小難しい性能面が後回しになり、情緒性や雰囲気で行う場合が多いのです。
かのタレントが行うCMの、住宅会社のユーザートラブルが週刊誌で話題になり始めました。世相をばっさりと切ってすてるなら、あのCM出演は問題かも…

写真はトリック画像などではなく、今日の本社前の積雪状況を撮りましたが、降雪の北斗市でした。
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