豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家屋内の快適な気温と湿度とは…函館~北斗市

2008-11-10 19:48:01 | ファース本部
乾燥した木枯しが吹き荒れた外部から、玄関に入った時に、ホンワリとした温かさに包まれた時に、しからびた身体を一気に潤いが増すような気がするものです。
温かさも、乾燥した熱風を身体に受けるのではなく、ある程度の湿度を保有した20℃くらいの空気がもっとも心地良いものです。

ところが湿気を伴った温かい空気は、露点温度(気温20℃で湿度50%の時の露点温度は9℃)以下の低温部分に接すると結露で水滴になってしまいます。つまり湿気を持った程好い温かとは、結露と言うリスクをはらんでいる事になります。

寒い家を作って、人の居る部屋だけを暖房すると、寒い部屋のとの界壁が露点温度以下になる場合があります。そのような界壁は、ガラスだったら結露となりますが、木材や建材の場合、その含水量が増大してカビの胞子のハウスダストを放散する環境となります。

乾燥空気は住んでいる人の身体から水分を蒸発させます。その際に人体から体温を奪いますので潤いのある温かに保持すると良いのです。しかし、その加減によっては別なリスクを抱える事になります。このように家屋内の温度と湿度を、もっとも適切な状態に保持する技術が求められます。しかしながら、住宅業界では、このように目に見えない気温とか湿度に拘るより、見栄えの良い家の方が絶対的に売り易いのでしょう。

私達のファースの家は「空気サラサラ」と言うキャッチコピーを使用しておりますが、夏場の本州では爽やかな印象を与えます。しかし、冬になると乾燥しているような感じを与えがちとなりそうです。しかし、床下に敷設したスカットールと言う、専用調湿材が抱えた湿気を吐き出して、一定湿度に保とうと言う作用が働きます。

写真は、3年前からのファースの家、全てに設置されているコントロールユニットです。
外気温-2℃、床下と天井裏が20.5℃の同温、居室が21℃となり、この時の湿度は50%を保っておりました。生活状態などによって温湿度は若干異なりますが、ほぼこのような温湿度に近づくような温熱環境を保っています。

冷たい空っ風の吹く今日の北斗市でしたが、友人の告別式参加、裁判所の調停業務、企画会議を経て、夕方に訪れたファースの家は、玄関を入ったら「ほんわか空気」と笑顔のユーザーさんが出迎えてくれました。
温かとは温熱環境だけでなく笑顔が伴う事のようです。

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