豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

「健康」概念を思考する…札幌市内

2013-10-23 17:34:11 | ファース本部
私達は、普段、何気に「健康」と云う言葉を発しているようです。
健康と云う言葉の定義、概念を調べてみると戦後間もない1948年設立の世界保健機関WHO憲章の前文に次のようなことが記述されています。

「健康とは、身体的、精神的、社会的に良好な状態であり、単に病気や虚弱だと云う事だけを定義するのではない」としています。
私達個々が感じる健康観は、社会的な属性にも大きく起因するようで、医学的な見地のみで推し量ることも難しいようです。

1980年に日弁連は、健康権について憲法の基本的人権に由来し、全ての国民に等しく保障されるべきで、なにびともこれを侵害する事は出来ないのであり、本来、国、地方自治行政、更に医師、医療機関に対し、積極的にその保障を主張できる権利だとしています。

健康権に憲法を持ち出すといささか大袈裟になりますが、「健康寿命」を延長するための対応策を、国、自治体、医療機関などが連携して行う必要は必須のようです。
いわゆる健康寿命とは、他人に負担を掛けずに自立した社会生活を営める状況を言います。
この健康寿命を逸した時点から多かれ少なかれ医療負担が伴って参ります。

今日は弊社札幌事務所に健康・省エネ住宅国民会議・北海道協議会の正式な設立を目指すための関係者が参集して準備懇談会を行いました。
私達FASグループやFPグループ、あるいは高気密、高断熱住宅を供給する企業は、省エネ貢献することが目的でした。

住宅の温熱性能向上は、省エネ効果だけれなく「健康寿命」を飛躍的に延ばすことが出来るとのエビデンスが学術者の方々から公表されるようになりました。
高気密、高断熱のメッカ、北海道は、このエビデンスを多くする調査・研究・啓蒙を積極的に進めるための、北海道協議会を推進する事業を進めることが必要です。

今日その準備役員会を弊社札幌事務所で行いましたが写真は正面右が健康・省エネ住宅国民会議の上原理事長と左が北方建築総合研究所、工学博士で環境科学部長の鈴木大隆さん、同じく工学博士の高倉政寛さんなど15名が参加され、意見交換を行いました。
出来るだけ早い時期に札幌でのシンポジュームを開催することなどが決まりました。

さて、これから懇親会に参加してきます。
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