熊本地震はいまだに余震が続いております。
そこに住む、いつ納まるかも解らない不安を持つ人の心情や状況を忖度すると普通に暮らしている地域の人々は、少なからずこのままで良いのかどうかと戸惑いを感じるものです。
東日本大震災の時は、企業も個人の全てが自粛ムードに包まれ、日本経済が大きく停滞し、それが以後の復旧、復興の妨げになったことの数値的なエビデンスもあります。
被災者の心情を思う事で、スポーツ試合、コンサート、組織イベントなどが自粛ムードの中で中止になると、経済効果と心情効果が大きく削がれることになります。
この緊急時、被災者が困っている最中にイベント開催は、極めて不謹慎だとする意見も解らないわけではありません。然るに被災現場の被災当事者は、むしろその自粛ムードを嫌悪する人々も少なくありません。人の集まるイベントでは、必ず主催者が被災地の人を思いやり、被災者心情を忖度しつつ、出来る協力を行うようと提案すると誰もが賛同します。
イベントに参加して「はしゃいでいる人の写真」などを掲載し、不謹慎と報道するマスコミがあります。そのマスコミは、被災地の取材方法で顰蹙をかっている局に限ってです。
大勢が参集するイベントこそ被災現況を訴えられますが、そのような場面は報道しません。
自粛ムードが規範になり、被災地以外の人々の行動を抑制する状況は、避けたいものです。
自粛ムードでイベントなど自粛しても、無理に自粛した人々の心情は空虚になりそうです。
一般の人々は、活動したくても出来ない状態にある被災者の方々の分までも、イベントを盛り上げ、その元気を配分するムードが望ましいと思われます。あるプロ野球選手は、「被災者に元気を与えられるような溌剌とした試合を行う」と語っていた事が印象的です。(写真)
大惨事が起きた時は、その状況や事象にもよりますが、被災者を励ます行動こそが自粛だけではなく、被災者以外の人々の「元気分配」こそ、有効な支援方法だとも思えます。
さて今日はこれからエアコン室外機設置の専門家と意見交換を行ないます。
明日からは札幌、東京、福岡へと出張にでます。
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