豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

人の体感温度とは…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2016-07-28 19:08:48 | ファース本部

敬愛する首都大学東京名誉教授、星旦二先生の講話を聴く事を第一の目的に一般財団法人、住総研主催のシンポジウムに参加してきました。
星先生の講話は、その時や場所、参加者などで内容が異なり、何度聴いても勉強になります。

今日は、他に慶応大学創造理工学部の田辺新一教授のZEHの必要性などの講話を初めて聴きました。
私達が平成元年当時から目指した高性能住宅が、学術的に裏付けられたような内容でした。
また温熱性能一本やりの視点ではなく、本来の家の在り方についてとても斬新な思考です。

もうお一方の先生は、株式会社チームネットの代表取締役、甲斐徹郎さんでパッシブハウスの設計や街づくりを行なっております。
学術的な視点だけでなく、思考を実践し、事業で生業にしている事は、とても説得力を持っております。


甲斐さんの講話では、人のカラダの温度の感じ方についての話はとても面白い内容です。
室温26℃で長時間経つと、床、壁だけでなく座っている椅子、机も全てが26℃になります。
しかし椅子のクッション部分より、金属フレームに触ると、とても冷たく感じます。

同じ温度の物体なのに何故に温かく感じ、何故に冷たく感じるのか……
あまり意識した事はないと思いますが、人のカラダの体温の奪われ方の違いなのです。
つまり布や樹脂製の柔らかい物体は、触った体温に瞬間的に順応しますが、金属やタイルなどは、熱容量が大きいので体温を奪い続けるからです。
写真はその甲斐徹郎さんの講話している最中のスナップです。

私達ファース本部が研究する温度に加えて湿度管理は、体感温度に大きく関わります。
人は、例え気温が何度であっても快適だと感じることが出来れば善と言う事になります。
今日は肌寒いくらいの北海道から東京に来ましたが、湿度が高く、とても蒸し暑く感じます。湿度が高いと人のカラダから体温を奪ってくれないから尚更なのです。

さて、明日はその湿度関連の研究と実験を行っている群馬県前橋市に行きます。

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