多層断熱ガラスの実験ハウスは、断熱ガラスの性能と同時に出来る実験も行っています。
ともかく6枚ガラスの取り付け方法では、熱貫流率(UA値)が0.22w/Kと驚異的な断熱力のあるガラスの組み合わせを編み出しました。
グラスウール断熱材の熱伝導率は0.04w/Mです。
この100㎜のグラスウールの熱貫流率(UA値)は0.4w/㎡となります。
6枚ガラスのUA値0.22とはグラスウール断熱材200㎜に相当いたします。
写真の実験ハウスは、そのUA値0.22のガラスを使用しています。
冬になると太陽高度が低くなるので庇があっても日射熱が入り、内部気温が高くなります。
-10度の時でも内部温度が20度に達し、ほぼ30度の温度差が付きます。
写真は今日の昼頃に撮ったのですが、庇の影が断熱ガラスの下部まで達しています。
そのため直達日射熱は殆ど入りません。
しかし朝からの陽射しが庇有効の位置まで来るまでに入った熱で35度になっていました。
この庇の出幅は南下するほど太陽高度が高くなるので短くなります。
赤道直下では太陽高度が真上になるので庇は必要ないと云う事になります。
北海道は、真冬の省エネを図るため日射熱の活用が省エネの要点でもあります。
この出幅は早見表があり、何処の地域かごとに分類されています。
しかし南中時の出幅であり、時間度に横から入る日射熱は複雑な計算が必要です。
庇は雨水を遮るだけでなく、日射熱の調整に極めて有効な部位でもあります。