日本家屋の素晴らしさ…北斗市・本社
現在の我国の高気密高断熱技術は、北欧からだとされます。
北欧は、高温多湿でないのでグラスウール断熱材が通じます。
我国は、北海道が北欧の気候に似ており、そこではグラスウール断熱材でも効くわけです。
日本家屋は、茅葺屋根で夏の暑さと冬の寒波を緩和させていたようです。
茅葺屋根家屋は、解放の文化で「夏を好とすべし」との思考に基づいていたと思われます。
ところが夏は過ごし易くとも真冬は、寒くて住めないと思いがちです。
茅葺屋根の家屋は、屋根だけが分厚くなっており温かそうに見えますが、気密性能などまったくありません。どんなに断熱材を多く使用しても隙間があれば温めた熱が逃げ放題です。
茅葺屋根は、あの分厚い茅が断熱を目的とせず、雨水を溜め込むように設えていたのです。
梅雨時の雨水を溜め込み、夏場の暑い時は蒸発させて家屋内の熱を放散させます。
冬場は、乾燥した家屋内に湿気を放散させて潤いを保持させます。
気温20度、湿度50%の時の50%湿度の持つ熱(潜熱と云う)は、18.5度に及びます。
家屋内の潤いを保つ事で、住む人のカラダから蒸発して体温を奪う作用を抑制するのです。
私は、茅葺屋根のルーツを調査しましたが、朝鮮半島、中国大陸、チベットを超えたインドでは、藁葺(わらぶき)屋根になっています。
藁葺の場合は、軒先を一直線にカットとか、出隅に反りを入れるなどの加工が出来ません。
おそらく日本人の美的感性は、デザイン的理由で藁から茅にしたものと考察されます。
見た目もの美しく藁より耐久性のある茅葺は、日本家屋の主流になったのでしょう。
私達のファース工法は、この茅葺屋根写真)の技術を基軸して開発されました。
「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」