豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

シリカゲルと言う砂を…函館市~北斗市

2015-09-22 16:17:00 | ファース本部

北海道はいよいよ秋が深まり、暖房の準備にはいる季節となりました。
冬になると日本列島は何処もカラカラの乾燥状態に陥ります。
空気が乾燥すると奥様方が嫌う乾燥肌、それに風邪のウィルス菌が繁殖し易くなります。
更には、乾燥状態で人のカラダから水分が蒸発して体温を奪い、寒さを助長します。

私達が行う家づくりは、真夏はジトジトの多湿状態から、真冬はカラカラの乾燥状態から室内を一定の気温と湿度に保持する機能を持たすべきなのです。
私は昭和60年に、樹脂スプレー発泡断熱材で家をすっぽりとシームレス状に包みつつ、木材に呼吸をさせ、住む人に自然の潤いを促す住宅工法を開発しました。

外気に影響されない家屋内にシリカゲルと言う白い砂を活用することから始まっています。
お菓子や海苔などの乾燥剤は、シリカゲルと言う多孔質のガラス成分で作られております。
多孔質のシリカゲルには、毛細管現象で湿気を抱え込む特性があります。
このシリカゲルは、湿気を室内乾燥した時に放出する事で室内湿度を一定に致します。

この乾燥剤のシリカゲルを処方し直して作ったのが「ファースの家」の床下に敷設しているスカットール(写真)です。
平均200㎏のスカットール敷設で約180リッターの水を溜め込むキャパシティーです。

この吸着作用は、夏場の湿度を20%ほど低く抑えて冷房省エネに貢献できます。
水蒸気を吸うと凝縮熱を発しますが、吸排出を繰り返すことで気化熱と相殺されます。
冬の暖房時は、スカットールが吸った水分を放出して湿度を15%くらい高く推移させます。

このスカットールは、空気中の有機ガスを水酸基と言う多孔質状の突起で科学吸着して、家屋内の空気を綺麗にしてまさに森林浴状態に保持することが出来ます。
弊社の研究開発室は、恒常的に家屋内の至るところの空気クオリティーを調査しています。

家づくりの機能研究開発には色々な夢や展望が開けて来るものです。
さて、シルバーウィーク4日目も快晴で爽やかな秋空の中で時間が流れて行きます。

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