電化住宅の意義…北斗市・本社
ご家庭で電気を使用できるようになるまでには、発電所で電気をつくり、送電線で電気を送りますが、送電ロスを防ぐために幾多の対策を講じています。
我国の発電割合(2022年)は、石油発電8.2%、石炭発電31%、天然ガス33.7%と、火力発電の72.7%を化石燃料に依存しています。
つまりは、発電するため大量の温室効果ガスを排出しているのが現実です。
温室効果ガスを排出しない原発5.6%、再生可能エネルギー22%と3割にも達しません。
石油や天然ガスは、ロシアによるウクライナ戦争で価格が暴騰しています。
ウクライナ戦争やイスラエルによる中東紛争を私達は、報道されるニュースを他人事のように傍観しているのではないでしょうか。
罪のない方々が亡くなるニュースは、悲壮感を持って見聞きしています。
私が日々当たり前のように使用している電気は、その家庭に送られる過程を確認すると、まさに綱渡り状態で必死に送電して方々に支えられております。
電気を発電するには、各地の発電所で多くの工夫を行っているのです。
貴重なエネルギーである電気は、上手に使用する事でエネルギー消費効率(APF)を大きく向上させることもできます。
例えば、真っ赤にニクロム線を熱した電気ヒーターは、1kwで1kwの熱しか出しません。
ヒートポンプ(エアコンなど)は、APF4,APF5など数値が高くなる事で、1kwの電気で4倍、5倍のエネルギーを汲み取ることが出来ます。
ヒートポンプも気温5度の室温を適温の20度まで上昇させる際は、APFが悪くなります。
つまり5度から10度以上にするまでは、極めて多くの電力を消費します。
それが15度以上になるとAPFは、定格(仕様書に記した4とか5)に近くなります。
更に設定温度20度に達するとAPFは、更に向上して定格数値より高く6・7になる場合も。
断熱性能とエアコン暖房のエネルギー消費量は、密接に関係しているのです。
画像は、色々な研究開発を行っているファース本部北斗市本社を撮りました。
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