豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

口数の少ないトビ職人の世界…北斗市・本社

2025-02-28 17:39:37 | Weblog
口数の少ないトビ職人の世界…北斗市・本社
私の起業は、主体が鉄骨トビからでした。
鉄骨トビ職は、今でこそクレーンで吊り上げます。
昔はそのような機械の存在しない時期であり、足場は丸太を組んで組み上げます。

私の師匠は、その段取りを行うのが名人だと云われる人でした。
当時の鉄骨トビ職人の多くは、任侠の世界と関わりの在る方々が多かったのです。
私の師匠もその世界に通じており、トビ職人の多くは何らかの関りがあったようです。

任侠人としては、正業に就けないで荒くれ者を飯場(飯付き宿舎)に住まわせ、面倒をみて貰いながら仕事を教わったのです。私もその内の一人だったと思います。
彼は、小学校すら出ていなかったと言い、幼い頃から飯場暮らしをしていました。

そうした時代にヤクザの親分に拾われ、トビ職の仕事を教えられたと言う事です。
そのような時代を過した人々の多くは、義理人情にとてもこだわりました。
受けたご恩は一生忘れるな・・・与えた恩は直ぐに忘れろと・・・

今までには、色々な師匠さんや先生方にお会いしました。
私の師匠は、言葉で教えず、遣って見せて教えてくれました。
更には、世の中の全てが師匠だと諭してくれたのもの師匠です。

偉人の定義は、一代で大企業をつくり上げた人、大金持ちになった人、何かを発明した人、選挙に勝った人などがヒーロー的な扱いを受けます。
ところが、そのヒーローにしたのは師匠のような影のヒーローの存在だと思われます。

私の師匠は、早くして亡くなりましたが、私の中には常に偉大なヒーローでもあります。
この師匠なくして今の自分などないと思われます。
腕の良いトビ職人は、誰もが口数が少ないのです。
画像は、鉄骨剝き出しの東京上野駅構内の天井です。

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