ファース工法の家づくりを行うまでには多くの試練がありました。
40年前に東京から故郷(北斗市)に戻り、家づくりの工務店経営を行いました。
当時、設計事務所に設計依頼するお施主さまは極めて少ない時期でもありました。
当時当方は、東京で多くの住宅建築に携わってきましたが、その殆どが下請けでした。
元請けで家づくりを行う事に大きな喜びを感じたものです。
また大工さんが建てる家とは、都会風の雰囲気が加味されるため、次々と受注がありました。
その気なって家づくりを行うのでが、押入れの結露とか、床が腐食するなどのトラブルに遭遇する割合が多くなりました。
偉い先生方の勉強会や研修会、専門誌などを参考にトラブルの発生しない家づくりに挑戦し続けたものです。
その先生方に尋ねると施工精度に問題があるからだと指摘されます。
グラスウール断熱は、「壁の中に乾燥した空気を静止させる」ことが基本です。
その乾燥した空気を静止させるため、施工精度も含め幾多の工夫を施したものです。
それでも割合は多少改善したものの完璧ではなく、高温多湿の国内で「乾燥した空気を静止」を成し遂げることに疑念を持ち始めました。
平成元年に日本で初めて樹脂スプレー発泡断熱工法を構築しましたが、公的な認定を受けるまでに5年間の歳月を経ることになりました。
「#ファース工法」が認定交付されてからは、同業他社のスプレー発泡断熱が実践されています。
ファースは、スキン層の重ね吹きで、お施主様の一生涯の幸せづくりに尽力しています。
引き渡し式で、お施主様へのプレゼント花束(写真)ですが真の家づくりの始まりなのです。
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