豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

手間暇かけた外内断熱の併用工法…北斗市

2020-04-19 15:13:37 | ファース本部

外断熱とは、外部に面した家を支える柱、間柱、梁、桁などの外側に断熱材を貼り付ける断熱工法です。
暖房して室温が適温になるまで相当な時間は掛かりますが、暖まってしまえば極めて安定した暖房空間を保持できます。

ボード類の断熱材を用いる工法は、構造的なことから必然的に外断熱になります。
一般的なグラスウールやロックウール断熱工法は、典型的な内断熱工法で、これも必然です。
付加断熱を云われるグラスウールの外側に断熱ボードを貼り付ける工法も多くなりました。
この場合は、グラスウールの外側に湿気を出す通気層の構築に無理が生ずる事があります。

私達が開発したファース工法は、最初から専用外断熱ボード(ファースボード)を取り付けます。写真はこれからの施工現場に搬入前のファースボードです。
このファースボードは、外側に熱を外部通気層に反射させるアルミ箔が、内側にはエアクララという専用スプレー発泡断熱の密着を促すフィルとが付いています。

断熱力は、断熱材の厚さ×熱伝導率で熱抵抗値を求め、その逆数が逃げる熱量です。
更に躯体の蓄熱量は、穏やかな冷暖房空間の構築や省エネに大きく貢献します。
施工の際も断熱ボードだけだと上部や下部、また施工面で多くの手間が掛かりますが、これをスプレー発泡施工断熱で難しい部分が完全に埋まってしまいます。

ファース工法の家は、総てが気密測定で0.3を切る隙間相当面積係数となります。
サッシなどの開口部に必ず微小な隙間が生ずる事から構造部分の隙間は、限りなくゼロにしなければ0.3台の性能は出ません。

経年変化は10年後に測定して0.35程度で、これもサッシのビートや合わせ目フィルトの硬化が要因です。フィルトを直せば済むことです。
此処まで辿り着くのには、何年もの歳月と手間暇、費用を掛けてきたのです。

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