豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

蓄熱暖房機の存在…北斗市・本社

2022-08-17 17:06:00 | Weblog
蓄熱暖房機の存在…北斗市・本社
昭和60年、私は日本で初めてオール電化住宅システムを創設しました。
日本初と言い切るのは、オール電化にするための機材がなく東京電力の方々と一緒に探し回り、結局は東京電力さんの伝手でドイツから色々な機材を輸入しました。

当時でも電気温水器はありました。
グラスウール断熱したタンクに水を溜め、深夜電力で80度まで温め、給湯する仕組みです。
何ももってオール電化と云うかは、電化三点セットの暖房、給湯、厨房を電気で行うこと。

電気給湯器以外は、暖房機をドイツから購入、厨房のクッキングヒーターはニクロム線を巻いた原始的な機材でした。
なかでも蓄熱暖房機は、ケーシングからほんのりと放出する柔らかい熱が好評でした。
しかしながら日射熱の多い日は、室内が温まり過ぎて暑くなり、窓を全開放することも。

現在は、電気温水器がエコキュートに変わり蓄熱暖房機(画像)も、寒冷地仕様のエアコンに変わりました。
クッキングはIHとなり、熱量調整が自在です。
この度、私がレギュラー回答者を務める「NPO法人住宅110番」に蓄熱暖房機が大雨で浸水してしまったのとの相談がありました。

私は、迷うことなく寒冷地仕様エアコンへの買い替えを推奨しました。
現在のエアコンは、真下に温風を吹き出し、温まった床面から輻射熱を放射します。
暑いときは、スイッチのワンタッチで冷房機に早変わりします。

3・11事故以後は、深夜電力料金も特別な安価なわけでもなく、エアコンのAPF(エネルギー消費効率)の方が、深夜電力料金よりも得する場合があります。



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