豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

経営者の包容力…大宮~仙台~八戸~青森~木古内~北斗市

2009-05-22 22:11:58 | ファース本部
新幹線の中で読んだ企業経営者向けの読本の記述に次のようなものがありました。何年も現状のポストに甘んじていても、一歩抜きん出る事ができないのは、次の4つのどれかが欠如しているからだと言う事です。

1に責任感、2に行動力、3に決断力、4に包容力の欠如だと言います。
責任感と行動力で相応の実績を積み上げ、管理職と呼ばれる長に昇格したものの、それ以上の昇級が出来ない人もいます。

よく万年係長と呼ばれる人がいますが、このような人の何が欠けているかと言うと、決断力であり、誰かに背中を押されるのを待っているような人なのでしょう。
誰からも背中を押される事なく成果を上げられるようになると部下を与えられます。

しかし、部下を持つと言う事は、その組織の運営者と言う事になり、その組織の実績が伸びないと、組織全体のモチベーションが下がるなどのジレンマに陥る場合があります。その組織の運営者に欠如しているのは、総じて4の包容力だとこの読本は記述しています。

信頼される上司とは、人やモノに対する包容力が抜きんじていると言う事でしょう。しかし、自分の存在感だけを保持しようと言う、私欲に満ちた行動、言動は直ぐに露呈してしまうものです。

私も創業時は「欲」の固まりだったような気がします。「自分が貴方にしてあげた」と言う、押し付けがましい言動や行動ばかりだったように思います。私心を捨てて、部下の立場になり、部下と一緒に汗を流す事が出来てこそ「上司」たる存在に為り得るのでしょう。

今日は大宮から移動して販売代理店ブロック会議、仙台会場に参加後、新幹線と特急を乗り継いで帰社しました。私達、フォース本部は、当社のスタッフだけでなく、地域の販売代理店さんを通じて、加盟工務店さんに対する包容力の必要性を強く感じて来ました。

東京経由で大宮、仙台と駆け足で回った出張で帰りは陸路でした。車窓から見える風景も、関東から北上するごとに新緑の濃淡が異なる事に気付きます。自然に対する包容力もこれまた充分と言えなかった気がします。

写真は青函トンネルを抜けて降りた木古内駅は咽ぶような霧雨に濡れていました。明日の土曜日も本社日程が埋まっていそうです。
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