我国で家づくりを行うには、かなり厳しい建築基準法遵守が伴います。
この建築基準法では、必要最低限の約束事を定めておりますが、この基準法の定めを守ったところで、住んで快適な家づくりを担保で出来るわけではありません。
また、たとえ基準法を守っていても、民法での責任を問われる場合もあります。
例えば軒先の出っ張りなどは、基準法の範囲内であったとしても、設計者、施工者、そしてお施主様が隣家の人などから、その責任を問われる場合があります。
建築基準法は、施工者、施主、周辺住民の心情まで考慮していている訳ではありません。
家づくりは、隣家や周辺住民等の関りある総ての人達との「心の触合いと信頼感」を重視するような心構えが要点となりそうです。
法律は、関わる人々との心や気持ちに配慮するようにはなっておりません。
むしろ、とても無機質で事務的な要素が羅列されているのが現実です。
法律を守る必要は当然ですが、建築基準法の順守と住み心地が比例する訳でありません。
むしろ建築基準法と住み心地は、開口部の大きさや換気量等で反比例する場合もあります。
換気量は0.5回/hとの建築基準法の規定があります。
これは住宅の体積、『断熱層の内側の気積で例えば40坪の家で約400㎥の半分以上の(400㎥÷0.5₌200㎥)で200㎥以上を機械的に換気せよ』との規則です。
換気量に上限はなく、換気とは外気と同等にしなさいとも同じ意味になります。
どんなに断熱性能を良くしても隙間が多ければ、暖房して暖かい空気は、冷たい外気と入れ替わってしまいます。
つまりは法令順守と省エネで暖かい家づくりは、とても難しい技術が伴います。
私達はファースシリカ(シリカゲルを#ファース用に処方)を用い、法令順守を確実に行い、VOC吸着させ、綺麗に調湿された空気を供給して、住む人の住み心地を確保しております。
写真は、ファースシリカの効能を表記する装置を載せました。
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