上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

小林古径美術館にて

2020-10-22 23:36:10 | 美術館

 小林古径の家だそうです。

 

写真撮影OKとのことで一枚

 小林古径記念美術館がリニューアルオープンしたとのことで行ってきました。

上越には12年足を運んでいますが、小林古径美術館を訪れたことはありませんでした。なぜかと申せば、私が見たい画家ではないことと、複製画が多いとのことなので、縁がありませんでした。

時折開催される大きな企画展は、改装前は博物館で行われていましたので、池田敏章、斉藤コレクション展や、浜田浩の写真展は、博物館でみておりました。

 さてリニューアルされて、郷土作家さん達の作品も網羅されての展示と期待に胸を膨らませ、美術館に行きました。土曜日の祭日とあって、子供連れやら多くの来館者で、賑やかでした。小林古径はさておき、斎藤真一やら、横尾茂、牧野虎雄など、私が見たい作家さんの作品が、ずらりと並ぶでいるかと思えば、各者1展づつ、小林古径の常設展と思われるコーナを入れて、3ブースほど。斉藤真一の作品に至っては、陽光がさんさんんと当たる、ガラス張りのギャラリと称する回廊に、富岡惣一郎の作品共々、4、5点が眩しそうに展示されておりました。この場所で作品は問題ないのでしょうか?

 また、先にオープンしていた隣にある博物館にも足を運び、瞽女コーナーにある池田コレクションを見てきましたが、「二本木の雪」が展示されておりましたが、私の記憶に間違いなければ、池田敏章コレクションに「二本木の雪」はなかったと思いますので、確認して急ぎ訂正していただきたいと思います。

 私なりの感想をいえば、美術館というにはスペースが狭すぎて、常設展、企画展を行うには、申し訳程度の展示になってしまいかねないと感じました。美術館の体をなさず、公民館的コンセプトでのリニューアルになってしまったことは否めないのではないのでしょうか。