脇目も触れず新潟の上越に向かう沿線には、大中小の見所がある。
案内板には気がついても目的地にだけしか目が向かない
短慮な人間なので、そんな看板が目に入っても寄ることもなかった。
そんな場所の一つに渓谷美で有名な清洲峡がある。
その渓谷をを過ぎたところに「角間のねじり杉」という名所があるらしいのだ。
その場所に双体道祖神があるということがわかり、足を運んだ。
このねじり杉とは、通常は真っ直ぐ伸びるはずの杉の樹皮が、捻れて着装しているらしいのだ。
ねじり杉と石仏達。背後の観音堂。
国道を離れこんな場所に道路があったのかと不思議に思いながら、つづら折れの急な道をあがっていると
農作業の農婦が一人。家も一軒家。80は超えたと思われる老婆に、ねじり杉があるという観音堂の場所を聞いた。
いや〜この老婆, 雰囲気があって被写体に良い、と思ったが言い出せず、後ろを振り返りながら、車を走らせた。
石仏達の背後にある大杉は、なるほど樹皮が捻れてついていた。
目的の双体道祖神が参道沿いの杉木立の間に。すねたような、怒ったような男神。幼体顔の道祖神様でした。
秋の日差しを感じる一日だった。
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