上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

秋の出羽路・大蔵村 四ケ村棚田

2022-10-19 12:18:29 | 旅行

国道458号からの寒河江への道が通行止なので、再び大蔵村の中心街に戻る途中で、「四カ村の棚田」←クリック との案内板があったので、寄り道を。

 

 

 棚田は新潟でも珍しくはないが、やはり見ておかなければと訪れてみたが、新潟の棚田の方が見応えがある。ここの棚田は区画されており、自然な曲線が取り払われているのが、欠点であろうか。棚田の美しさは大小複雑な曲線が大地に描かれているところが、面白いのであるが、ここの田のほとんどが区画されてしまっているのが残念である。

 

棚田の帰り道、13時を過ぎ、棚田近くの最上郡大蔵村「ふるさと味来館」← クリックという施設で昼食をとる

 

 私は板そば。カミさんはざるそば。付け合わせの「芋茎(ズイキ) ピンク色の物」も珍しい。

以前は自分で蕎麦を打つ程蕎麦好きだが、出先で食べる蕎麦で満足感(値段が高い。美味しくない。量が少ない等)を味わったことがないがここのそばは値段も量も、そしてそばも良く、久しぶりに美味しい蕎麦を喰った!!!と大満足でした。土地柄、この土地のそばは質が良いのだろうと思うが、打方、出汁もそれぞれ美味しくいただきました。オススメです!

 (どうやらこの施設は村営のようで、このクオリティ、値段、に納得した)

 国道13号への道すがら見た蕎麦屋。入ってみたかったが、食べたばかりでした。この辺りは蕎麦は名物なのだろう。

国道13号に出て下道を寒河江 山形 米沢 福島と南下し、福島ICから帰途につきました。3連休とあって栃木県内に入ってからは予想通り渋滞でしたが、間隙を縫って渋滞を避け家にたどり着きました。PM21:00

 


秋の出羽路・肘折温泉 月山逍遥アーカイブ

2022-10-18 12:25:18 | 旅行

 砂利道の国道(国道458号)← クリック脇の空きスペースにテントを張り、朝の円な月山と残月を寝転んで見る。(2012年8月5日)男鹿半島逍遥から

天気も悪く10日までの予定で来たのだが、9日の今日帰宅することにし、のんびりと帰ることにする。急にカミさんが「肘折温泉」に行きたいと言い出したので、周り道であるが、寒河江には出れるのでよってみることにする。言い出した原因はどうやら知人が最近行ってきたらしいのだ。私も久しぶりに国道(酷道と引くと、国道では唯一と言っていい、砂利道のある道がある)458号を10年ぶりに通るついでに、気になっていた懸崖堂・地蔵倉を見て行こうと目論んだのだが。

この地点から懸崖を登り堂に。バイクツーの10 年前は寄れなかった。

 危うい所にある地蔵倉

 R458の砂利道で、ブナ林をバックにBMW R1100GS 2012年8月

BMW R1100GSは何年か前に手放したが、長距離を走るのには最高のバイクだった。(61歳の時、1日で九州まで1600km、走ったことも)スタイルはオフだが、砂利道を走りたいバイクではなかった。

 


2022年10月9日 AM 10:00〜 肘折温泉 カルデラの湯

 

 生憎、建物は改装中で趣にかけたが安価で立派な共同温泉だった。残念だったのは露天風呂が工事のためか、使用できなかった。

 注)男湯は浴場窓は覆いはなかったが、女湯はしっかりと多いがしてあったとのこと。

肘折温泉街から歩いて10 分ほどにある黄金温泉・カルデラ温泉館  ←クリック

 入浴料500円なり(シャンプー、ソープあり)でも炭酸泉なので泡は立たないから、いらないんじゃない!とカミサンの弁。炭酸泉なので飲用もできる。そのせいか湯は黄色味がかかる。黄金温泉の由来はここからなのだろう。

建物内側からエントランス方面を見る(クラシカルな吹き抜けである)

ブレてしまったが男女浴室入口前には、炭酸泉が飲用できるよう水口があった

 

 脱衣所

男湯湯船です。

今回、国道458号は肘折温泉との分岐点から先が土砂崩れで通行止めとなっており、残念ながら念願の地蔵倉は見れませんでしたがが、またいつか走ってみたいと思います。


秋の出羽路・最上町東法田 日本一のオオアカマツ

2022-10-17 08:46:03 | 旅行

東法田(ほうでん)集落。何やら横文字で読むとニヤリです。(大アカマツのあった場所からのロケーション)

今回の旅の目的は山形県の巨樹を見ることだ。候補地は三カ所。そのうちの一つ、「幻想の森」は最初に終えた。山形には巨樹日本一が二つある。権現山の大カツラ東法田の大アカマツ ←クリック だ。双方ともここ白川渓流公園ダムの近辺にある。ネットで調べると権現山の大カツラは土砂崩れで、登山路がなくなり不通とあった。

10月8日の夜は満天の星が見えたかと思えば、鱗雲に隠れた月があったりと、気象はコロコロ変わった。9日は登山の予定だったが。朝こそ陽は見えたが次第に、山に雲がかかって来たので、キャンプ場近くの大アカマツを見に行くことにした。

  大アカマツがあった場所

東法田の日本一の大アカマツも令和1年に枯死と判断され、令和3年に伐採されたと、近くの農家の方に伺うことができたが、やはり事前にネットで調べていくべきであった。

 

案内板を見ると立派な巨樹であった。


秋の出羽路・最上白川渓流公園キャンプ場

2022-10-16 10:35:57 | 旅行

キャンプ場上部にある大堰堤上のプール  奥に神室山(1365m) ← クリック が見える。次の日に登る予定だったが、山麓には雲がかかり、雨模様なので登山は諦めた。堰堤上に至る長く困難そうな魚道には、50cmを超える遡上大岩魚が一匹。う〜ん近くだったらちょくちょく通いたい川である。

 

10月8日、午後15時。最上白川渓流公園キャンプ場 クリック についた。このキャンプ場は河川を挟んだ広大な敷地に作られ、無料でありながらウッドデッキがある立派なキャンプ場だ。管理人は常駐していなかったが、よく管理された綺麗な、トイレと炊事場があった。早朝には地元の方が掃除に来ていた。テントサイトには車は入れないが、すぐ近くには10台ほどの駐車スペースと立派なウッドデッキが12箇所ある。これだけのキャンプ場なら、関東近辺なら有料が当たり前であろう。

 この日のキャンプ場は3連休初日でありながら、キャンパーは4組、10人ほどだった。

テント背後には炊事棟(左) トイレ棟(右)身障者トイレあり

 


秋の出羽路・最上町 瀬見温泉

2022-10-15 16:43:30 | 旅行

      瀬見温泉共同浴場   瀬見温泉  ←クリック

 

さて今日の泊まりはどこにしよう。とりあえず候補のキャンプ場は2カ所だ。一カ所はゴルフ上脇に設えられた安価だが、レストラン、温泉などがしっかり設えられたフリーサイトの有料のファミリーキャンプ場。もう一カ所は熊出没注意の立て札がある、無料のキャンプ場だ。無料とは書いてあるが、先のキャンプ場よりロケーションも良く、なりより家族やキャンプ初心者が敬遠するようなキャンプ場なのが、気に入った。そういうキャンプは静かなのである。昨今ブームのアウトドアは、名ばかりの、道具を買わせ、金を使わせるべく企業戦略丸出しの遊びに成り下がり、にわかアウトドアキャンプ場は、ただ騒々しいだけの、日常が移動しただけの場所になったのである。

 

アウトドアとは、道具はなるべく使わず、身一つに近ずこうとする遊び。(個人の主観ですが)それが自然と一体になるアウトドアという行為なのであるが、まるで家財道具を丸ごと運んだような設えが、アウトドアだと言わんばかりの為体なのである。日常の地点が異地点に移動するだけ、まるで引越し騒ぎのような遊びならば、のんびり家でバーベキューやら豪華な調理をしたほうがどれほど、楽で楽しいかと私は思う。アウトドアフィルドでは、最小限度の道具立で、自然が語りかける言葉に耳を傾けるのが、本来の遊びではないだろうか。

(キャンプに出かける人の全ての人が、マタギやサンカ、源流釣りの先駆者ともいうべき瀬畑雄三氏のようなスタイルになれとは、私は言いませんが!)

 今日のキャンプ場がおそらくはキャンパーが少なく、静かであろう最上白川渓流公園キャンプ場に決めたところで、食料買い出しの前に、温泉ということになった。キャンプ場の道すがらあるのは瀬見温泉と大堀温泉である。瀬見温泉は源義経と弁慶に所縁があるということで、立ち寄ることにした。

 共同浴場入り口には足湯があり、無料で足湯が楽しめる。温泉料金は500円なり。シャンプー、ボディソープなしでした。

 

瀬見温泉共同風呂 浴室、露天風呂

 共同浴場下の河川敷にある弁慶が大岩割って出たという温泉、薬研の湯。(この温泉と同じ名前の湯が下北半島にもあった)手を入れるのを憚るほど熱かった。

瀬見温泉街

 歴史的建造物 斎藤茂吉が良く逗留した旅館らしいが、廃業したらしい