高麗橋桜花店主 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主森田龍彦の思ったことを綴る日記のようなものですので個人的感想にとどまるということご了承下さいね。

宝納酒店若松さんとこのはさん訪問

2007-10-05 | お酒について

先月の初旬にとても珍しい方から連絡を頂きました。それは宝納酒店の若松さんです。そう、約一年前に焼酎便りの第一回がスタートしたのですが、ご多忙のために休止していたのです。焼酎アドバイザーの講師として大阪に来れるということで、お会いすることになりました。もう、2年以上ぶりの再会です。

 場所は、肥後橋の「このは」さん。良質の素材をシンプルな調理法で食べさせてくれる和食のお店で、私の大好きなお店の一つです。今回は、どうしても和食の美味しい店に行きたかったのです。それは若松さんと和食と焼酎談義がしてみたかったから。

Photo   若松さん曰く、まだ完全に明らかになっていないが焼酎は味の成分はほとんど無く、実は香りのお酒だそうです。なので、味噌や醤油で焼いた香ばしさや四足の食材との相性は良いそうです。やはり、蒸留酒は調味酒にはなり辛いのですね。なので、出汁の風味を活かした料理よりは、和食では焼き物や煮つけなんとか合わせる方がよりお互いの良さを引き出せるのかもしれません。この日のさんまの柚庵漬の焼き物なんかにはピッタリですね。(柚庵地混ぜられたワタに苦味がちょうど良くて、とても美味しく頂けました。)

あと若松さんは地元の鹿児島で、芋や米を畑から生産して、実際にお酒になるまでの酒つくりをお店の会員の方たちと一緒に取り組んでおられます。自分が普段飲んでいるものがどのように作られているのか知ることは、大切なのですよね。また出来ることの感動を共有する、このこともとても大切な事です。

 それは私の活動でも同じ事です。食べる事の楽しさ・大切さを料理で表現したり、生産者酸との交流の場を作ったり。体験する事ほど、人の価値観が変わる切欠はないのです。若松さんも私のこのような活動を理解してくれて、今回こうやって会いに来てくれました。

 久しぶりの再会とこのはさんの美味しい料理。カウンターで食事を頂きながら、いろいろな料理談義でとても盛り上がりました。ほんと、とても楽しい一夜を過ごすことが出来ました。若松さん、また焼酎便り、お待ちしております。

 

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