読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

ダック・コール

2009年06月27日 10時26分13秒 | ■読む
稲見一良著、ハヤカワ文庫刊。 稲見さんの作品は本書で二冊目です。一冊目は「セント・メリーのリボン」でした。短編集でした。本書も同じく短編集ですが、少し凝った作りになっています。そして、登場する6つの物語は、全く違った内容ですが、根底に流れるトーンは一定です。それは生きる上での悲しみと喜びをない交ぜにして、徒労とも思える人生に淡い光を投げ掛けることです。私達はなぜ生まれてきたのか、なぜ生きているのか . . . 本文を読む
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