読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

月のしずく

2015年01月15日 18時07分29秒 | ■読む
浅田次郎著、文春文庫刊 浅田さんの短編集です。七編の短編が収められています。私は特に一作目の「月のしずく」と最後の「ピエタ」が好きです。これでもかこれでもかという程の、あざとさと紙一重の描写は、読んでいて、辛く、切なく、そして、深く心に響きます。浅田さんは、心の襞を知悉していて、その襞のことごとくを繰り返し哀切な言葉で塗り固めていくように思います。 ------------------------ . . . 本文を読む
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