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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

タバコが語る世界史

2017年01月15日 16時25分22秒 | ■読む
和田光弘著、山川出版社刊
タバコは世間からすっかり嫌われる存在になりました。私は幸いに禁煙に成功しましたが、愛煙家は高額な税金を払いながら、肩身の狭い状況に追い込まれています。20年前、ニューヨークで出会った風景にびっくりしました。冬の早朝に散歩していると、大きなビルの前に置かれた大きめの灰皿の周りで何人かのビジネスマンがタバコを吸っていたのです。????。  ビルの中で喫煙できないのでそのような状況が出現したのだと判断しました、当時の日本では、建物内禁煙は全く存在していなかったの驚きでした。私は喫煙していたのでショックを受け、日本も遠からずこのような状況に至ると思いました。
さて、そのタバコに関することが本書は大変コンパクトにまとめられています。タバコには本来の品種がいくつかあること。世界中に普及した後に新しい品種が開発されたとのこと。また、当初は薬として、更にファッションとして普及し、世界中にあっという間に広まった。近代には販売の覇権を巡る激しい鍔迫り合いの末、アメリカに巨大なたばこ会社が出現したものの、反トラスト法により解体された。昔の映画に、隠蔽されたタバコの人体への害の告発を扱った、実話に基づく「インサイダー」もありましたが、健康への害が明らかになると共に社会から嫌われる存在になりました。(アルコールまたは砂糖で死ぬ方が多いと聞いたこともありますが・・・)タバコについて知るには打って付けの書籍です。
先だって知人が電子タバコを吸っていました。すぐ隣で吸っていましたが、かなりにおいが薄れています。いっそのこと止めてしまえば、と意見したところ、全くその気はないとのことでした。人の知恵は無限大です。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/タバコ
     https://ja.wikipedia.org/wiki/電子たばこ#.E3.83.90.E3.83.83.E3.83.86.E3.83.AA.E3.83.BC
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評価は4です。

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